僕は今まで既製品のワイシャツを買うことが多かったのですが、今後はオーダーシャツを着ると決めました。今日は僕が過去オーダースーツを作ったことがあるグローバルスタイルで最安オーダーシャツを作ってみた感想や既製品との比較などをお伝えします。
目次
僕が既製品のワイシャツを買わないと決めた理由
なぜこうなった。。
現在20着以上のワイシャツを持っていますが、決して潔癖性だからではありません。
僕はスーツには人並み以上のこだわりを持っていますがワイシャツはスーツ量販店の3着1万円などの格安の既製品を中心に着ていました。
ところが僕には着心地が悪かったり自分でダサいと思った服はすぐに着なくなるという習性があります。
ワイシャツも数着に1着は着なくなるということを繰り返しているうちに上のような状態になってしまいました。
例えば下の左の写真は首回りや胴回り、腕の長さは良いのですが、僕にとっては腕回りがたるみ過ぎでした。右のものは好みの色合いだったのですが、腕の長さが1cm合っていません。既製品は2cm刻みだからです。






既製品のワイシャツは自分の好みぴったりはまるものを探すのが難しいです。
同じサイズであっても作ってるデザイナーが違うと若干着心地が違います。ワイシャツは試着できないものが多いですので、着てみてアレっ?てなることが多々あります。
さらに気に入ったデザインがあっても自分に合うサイズのものがなかったり、どこかで妥協して選んでいました。
ということでオーダーシャツを作ることにしました。
僕は過去に1着だけ麻布テーラーでオーダーシャツを作ったことがありますが、今回は比較もかねて最近オーダースーツを作ったグローバルスタイルでオーダーしてみました。
グローバルスタイルのオーダーシャツ
グローバルスタイルはオーダースーツの専門店で、ライバルとしては麻布テーラーや花菱などがあげられます。
ここはオーダースーツもそうですが、複数買う場合の割引き率がすごいです。
オーダーシャツ公式ページでは5着28,000円〜とありましたが、実際には3着でも同じ割引き率となります。このセールは年中やってます。
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グローバルスタイルのオーダーシャツの生地と価格
グローバルスタイルのオーダーシャツの価格帯は概ね3段階にわかれています。
下の縫製メーカーによって多少はことなりますが、概ね以下の感覚です(感覚で分かるよう、あくまでざっくりです)。
1着購入時 | 2着割 | 3着割 | 備考 | |
高級インポート生地 | 18,000 | 15,000 | 13,000 | コットン100% |
インポート生地 | 13,000 | 10,000 | 9,000 | コットン100% |
国産生地 | 12,000 | 9,000 | 6,000 | 混紡のものもあり |
上の段にはエジプト綿などの高い生地が陳列されていて、下に行くほど安くなります。
もはや3着買えといっているようなものですね。
僕はコスパ重視の人間ですのでここは当然3着買います。
同じメーカーのものであれば、種類の違う生地でも割引きは有効だそうです。
僕は今回一番上1着と一番下2着をオーダーしました。
選べる生地は豊富です。スーツ量販店にはあまり置いてないストライプやチェック柄などもありますので、色や柄で少し遊んでみるのも良いでしょう。
またオーダーシャツというとコットン100%でアイロンがけが必要というイメージでしたが、最近はコットン100%でも形態安定加工が可能になっているらしく、グローバルスタイルの最安ラインは全て形態安定素材でした。
縫製メーカーの種類と特徴
グローバルスタイルではMEGURO、芦屋シャツ、phenixの3種類のメーカが選べ、それぞれ扱っている生地が異なります。
価格帯もメーカーによってちょっと違いますが、概ね上で示したとおりです。
特徴としてはMEGUROは中国縫製、その他は国内縫製です。
納期は3週間から一ヶ月でphenixが一番納期が短いです。
これは僕の感覚ですが、同じ価格帯であればMEGUROで選べる生地が若干良いような気がしました。
—追記—
MEGUROのオーダーシャツを後日作成しました。
MEGUROはタイトめだとの店員さんの説明で、実際そのとおりでした。胸回りがPhenixに比べが少し窮屈です。
ただこれは、おそらくMEGUROの加工が立体加工になっていないということです。店員さんに確認はしてませんので、あくまで僕が現物を比較してみた見解です。
オーダーシャツのメリットは立体加工ですので、僕はPhenixをお勧めします。
———-
オーダーの流れ
グローバルスタイルのオーダーの流れです。
生地選び
まずは生地選びです。いっぱいあって悩みますが、これが一番楽しい時間です。
メーカーと価格帯を決めれば選べる生地を絞り込めますので、まずはその2つを決めましょう。






僕はワイシャツの定番の白シャツを1つと、カジュアルな場面でも使えそうなストライプ、最後の1着は僕の好きなブルー系にしました。白はヘリンボーン柄を選んでいます。
オプション決め
オーダーシャツにもオプションがあります。
襟だけ色を切り替えるクレリックシャツにしたり、ボタンを変えたりするのは有料となります。
僕は有料オプションはつけませんでしたが、以下は予め考えていかれるとよいかなと思った点を2点だけお伝えします。
1つは、襟の形です。大きくはレギュラー、ワイド、ボタンダウン、超ワイド(ホリゾンタル)から選べます。
銀行などのお堅い職種であればレギュラーが良いと思いますが、特に若い方には首回りがすっきりするワイドかホリゾンタルがおすすめです。
僕の好きな海外ドラマのsuitsでも若いマイクがワイドでハーヴィーがレギュラーかセミワイドで登場するシーンがよくあります。



ただし、あまりに太った人だと、「肉におされて襟がすごい外向いちゃってるよ!」と思われかねないので注意が必要です。
ノーネクタイの場合、カジュアルなボタンダウンもアクセントになるのでおすすめします。
まぁこれは好みですが、お店に行く前に考えておいた方が良いポイントです。
2つ目は、表前立てにするか裏前立てにするかです。身の回りをみてもらって分かる通り、9割方が表前立てです。






ビジネスシーンでは表前立ての方がかっちりした印象を与えます。
一方で裏前立ては少しカジュアル感がまし、生地によってはスーツ以外の着こなしにも使えることがあります。
後これも上と同じく、太ると裏前立てはパンパンに見えて恥ずかしいので体重の増減が激しい人は避けた方が良いでしょう。
この2つが僕がお店で悩んだポイントです。
採寸、試着
次に採寸です。僕はオーダースーツを作っているので採寸は不要かと思いましたが測るところがまた違うようです。
採寸後、グローバルスタイルではそのサイズ感に近いものをフィッティングルームで試します。
ここで最終の微調整を行って注文は完了となります。
仕上がりを確認
出来上がりました。
着心地抜群、納得の出来です。
オーダーシャツと既製品との比較
じろじろと見比べました。そして気付きました。一番の差はオーダーシャツの立体的な加工です。
下の写真のように腕を横に伸ばして裾を引っ張ってみた時に、既製品はツルン、ペタンとなるのに対し、オーダーシャツは立体的な構造となっています。






これがフィット感の差に繋がっています。
生地の質感としては最安のものについては既製品より若干良い気はするが明確な差は感じないです。
ただ色、柄を変えられるのが大きなポイントです。
一方で一番高い生地のほうは言うまでもなく圧倒的に質感が良いです。
このシャツをオーダースーツに合わせる日はなんか気合いが入ります。
globalstyleと麻布テーラーのオーダーシャツ比較
僕が昔作った麻布テーラーのオーダーシャツと比べてみると、麻布テーラーの方が若干生地の質が良いですね。
写真では伝わらないと思いますが、生地が厚く高級感に勝ります。
ただしこれはグローバルスタイルの最安(3着割で5,600円)のものと、麻布テーラーは8,000円のものの比較です。
グローバルスタイルの最安の生地の場合1着だけだと10,000円以上しますので、オーダーシャツを1枚だけ作るのであれば麻布テーラーが有利かなと思いました。
結論、オーダーシャツはコスパが良い
僕はオーダーシャツはコスパが良いと思います。
3着1万の既製品のシャツと3着1万8千のグローバルスタイルのオーダーシャツ、価格の差は2倍くらいですが、お蔵行き分を考えると僕にとっては圧倒的にコスパが良いです。
近くに店舗がない人はネット販売のメーカーがおすすめ
僕がオーダーシャツを作ったグローバルスタイルは現状地方には出店がありませんしネット販売もしていません。
少し調べてみたところ、最近はオーダーシャツをネットで注文できるお店も増えてきています。
オーダースーツも作っているSADAやSuit-Ya
Suit-Yaは初回クーポンや無料でお直し対応(オーダースーツの場合、1回のみ)するようで、コスパ良さそうです。
まとめ
今日はグローバルスタイルでオーダーシャツを作った感想などを書きました。
最安のものでも十分着心地がよく僕は今後はワイシャツはオーダーシャツだけにしようと考えています。
特に夏場はスーツのジャケットを着ないので、ワイシャツがスーツ姿の印象を大きく左右します。
いろいろとカスタムできるオーダーシャツはスーツでオシャレを楽しみたい人にはぴったりだと思います。
おまけ
実は僕は今回のグローバルスタイルのオーダーシャツに10,000円しか払っていません。
僕は会員限定のシークレットセールでオーダーシャツお仕立券というのを持っていました。
1着無料ということで、一番高いものを無料にし、しかもそれを1着にカウントして残り2着分を3着割の代金で良いという太っ腹です。
ただし、シークレットセールの内容は毎年変わるようですし、発動条件はかなり厳しめです(僕はグローバルスタイルだけで10万以上は使ってます)。
グローバルスタイルはこれ以外にもオーダースーツ屋さんにはめずらしくポイント還元してますのでポイントで小物をゲットするなどしてよりコスパを上げていくのがおすすめです。