パチンコ新台「Pダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」を実戦してきましたのでスペックの紹介や僕の感想と評価をお伝えします。有名なラノベ「ダンまち」がついにパチンコになりました。本機の特徴はラッシュ突入率トータル約80%、継続率が約83%と、ボーダーラインが13回転台と激甘という点です。ただし当然回らないので、ホールの評価は分かれそうですが、個人的にはクソ台認定します。ちなみに遊タイム(天井)はありません。
ご存じのとおり「ダンまち」は有名なライトノベルで、アニメ化もされています。
最近のパチンコ界隈の傾向として、「とある」や「リゼロ」など、ラノベ版権が増えてますね。
「ダンまち」は現在も連載が続いていてアニメの新作も控えているようなので、今回のタイアップには宣伝の意味もあるのかもしれませんね。
同タイトルは2018年に北電子からスロットがでてますが、パチンコとしては初登場で、版権はSANKYOです。
個人的な総評としては、いろいろ間違ってしまったので、残念ですがクソ台と言わざるを得ないですね。
本機は初当り1/319のミドルタイプの確変機です。
最近はSTが主流なので確変タイプは珍しいですね。
また、トータルのラッシュ突入率は80%以上、継続率も約83%と高継続にもかかわらず振り分けの50%がMAXの1,500発とれるということで、甘すぎると評判です。
実際、ボーダーラインは破格の13回転台と言われています。
YouTubeでも激甘台みたいに紹介されてることが多いですね。
ただ、これって逆を言えば全然回らないってことです。
ホールは事前事業じゃないですからね。
本機にはいろいろ思うところがあるので、感想などは後述しますが、まずは特徴を簡単にまとめます。
・ラッシュ継続率83%、期待値7,000発以上
・ボーダーラインは破格の13回転
・ラッシュはよくできてて高評価
・通常時は何待ちかよく分からん
・レバブルは相変わらず強い
・クルーンが極悪
本機は映像や音楽もよく、ラッシュも面白いので、とてももったいない台というのが個人的な感想です。
とにかくクルーンが最悪で、これだけでクソ台認定するに十分です。
ここの文句を言い出すと止まらなくなるので、詳しくは後の感想で書きますので、まずはスペック面から見ていきます。
基本スペック
まずは基本スペックです。
PFダンまち | |
大当り確率 | 1/319.7 |
確変確率 | 75% |
確変時当選率 | 1/59 |
時短回数 | 100 or 120回転 |
ラッシュ継続率 | 82.8% |
天井(遊タイム) | なし |
等価ボーダーライン | 約13.5回転 |
振り分けは後述しますが、本機は確変+時短のスペックとなっています。
初当りからは100%「GOLD RUSH」に突入しますが、内部的には確変は75%です。
25%は時短100回転で、引戻しが約27%あるので、トータルのラッシュ突入率は約82%となります。
最近の台としては破格の突入率と言ってよいでしょう。
さらにRUSHの継続率は約83%と、ネットでも評判のとおりかなり甘いスペックです。
ボーダーライン13回転台なんてパチンコ機を僕は過去見たことないですね。
振り分け
・へそ振り分け
確変 | 通常 (時短100回) |
出玉 | |
10R | 45.0% | 5% | 1,500発 |
8R | 4.5% | 1.5% | 1,200発 |
6R | 4.0% | 2% | 900発 |
4R | 21.5% | 16.5% | 600発 |
トータル | 75% | 25% |
へそからの確変直行は合計75%で、時短の場合は100回転です。
上の表をよくみるとわかりますが、ラウンド数が多いほど確変の比率が高いということが分かります。
この辺の確率の作り込みは個人的には高評価です。
・電チュー振り分け
確変 | 通常 (時短120回) |
出玉 | |
10R | 45% | 5% | 1,500発 |
8R | 9% | 3% | 1,200発 |
6R | 8% | 4% | 900発 |
4R | 13% | 13% | 600発 |
トータル | 75% | 25% |
ラッシュもへそと同じく確変と時短があり、確変の合計は75%です。
時短の場合は120回なので、引き戻し込みでの継続率は約83%です。
ラウンド数が多いほど内部確変である割合が高くなっているのはへそと同じですね。
例えば10Rなら90%が確変、4Rなら50%ということです。
また、振り分けから計算すると、1回当たりの出玉平均は1,150発です。
83%継続は約6連なので、ラッシュ時の期待値は7,000発くらいですね。
ただ、振り分けのとおり、続く時は必然的に10Rが多いはずなので、上振れも下振れも多く、荒波な展開となりやすいのが特徴です。
ボーダー、止め打ち、遊タイム関連
本機のボーダーラインは等価で約13.5回転といわれています。
僕の知る限り、こんなボーダーの台は見たことありません。
ちゃんとは計算してませんが、確変突入率80%で、出玉期待値が7,000発なら、他の機種と比較して相当甘いのは間違いないですね。
ただ、本機はへその下にクルーンがあり、手前の白ポケットは回転しない(無抽選)仕組みになっています。
なので、へその通過は1K20回転くらいがボーダーとなります。
打ち方に関しては、大当り中のアタッカーの開閉も早く、ラッシュ中も削りは少なく演出テンポもいいので、止め打ちはそれほど気にしなくていいかなという感じですね。
とはいえ、電チュー上にあるおまけポケットの返しが1発なので増えることはないので、ケチな僕はチョロ打ちしますけど。
あと遊タイムは無いので、ここは評価が分かれるでしょう。
カスタム
カスタム機能もいろいろあります。
個人的にはゲーム性の「先読み熱」がおすすめですね。先読みしたときの信頼度は80%を超えます。
SANKYOの台はけっこうエグい外れ方しますからね。
個人的にはできればユニコーンのようにレバブル信頼度アップが欲しかったです。
あと、ポイント貯めて解放する必要がありますが、通常時のBGMを「RE-ILLUSION」、「HELLO TO DREAM」やメドレーに変更できるのは原作ファンにはうれしい機能ですね。
演出の流れ
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初当りは「冒険者BONUS」か「HYPER眷属BONUS」の2種類で、後者なら10R+確変が確定します。
「冒険者BONUS」後は「GOLD RUSH 100回転」に突入し、表面的には確変か時短かは分かりません。
ただし、振り分けのとおり、ラウンド数が多いほど内部確変の可能性が高まります。
100回転時の継続ジャッジで「GOLD RUSH神∞BOOST」に移行すれば確変だったということです。
ただ、内部確変だったら1/59で当たるため、100回転ハマる確率は20%以下なので、駆け抜けたら確変の望み薄ですね。
GOLD RUSH神∞BOOST
「HYPER眷属BONUS」後もしくは、継続ジャッジ後に内部確変だった場合は、「GOLD RUSH神∞BOOST」となります。
このゾーンは先読みが発生したり、リーチした時点で大当りが確定です。
BOOST中は次回大当りまで電サポは高速消化なので、ここでループすれば時速2万発はいくでしょう。
GOLD RUSH 120回
「GOLD RUSH 120回」は内部確変か時短かは表面上は分かりません。
僕の実戦では出ませんでしたが、ラッシュ中に「マジ神」演出が出れば確変確定です。
マジ神演出は、大当り中のキャラ選択したモードによって、告知タイミングが異なります。
選択したキャラによって告知タイミングは様々で、例えば「ヘスティア」なら大当り終了後の完全告知、「ロキ」なら告知なしです。
個人的にはいつ告知されるかわからない「突然告知」がおすすめで、確変なのか時短なのか煽りにドキドキします。
告知がなくても120回到達時に確変だった場合は、終了画面のボタン演出から「BOOST」に復帰します。
ただ、初回と同じく120回まで行く確率は13%しかないので厳しいですね。
GOLD RUSH中の演出
続いて「GOLD RUSH」中の演出です。
演出は豊富ですが、基本的にはバトル演出が中心で、上のようにタイトルが赤文字なら信頼度50%以上はあります。
全体的にラッシュ中の演出はスムーズで良いです。
ラッシュ中の王道は「巨蟲襲来」リーチですね。
「フィン」出撃ならほぼ当確ですが、ほかのキャラでも十分期待できます。
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先読みも割と強めで、赤までいけばほぼ当たりますね。
一方で、「魔石ATTACK」や、リーチ後に液晶右下にでる群の待機はあまり期待できない印象です。
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リーチ外れから画面がフリーズして「フレイヤ」が登場すれば復活大当りです。
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ほかにもありますが、ラッシュ中は演出はパターンも豊富で飽きがこない作りで個人的には高評価です。
僕の実戦結果と感想、評価
ここからは僕の実戦結果と感想や評価をお伝えします。
初打ちで上のとおり、一撃一万発オーバーをとることができ、多分30分もかかっていません。
出玉速度は時速2万発くらいと最近の台にしてはそれほど早くないですが、右打ちはかなり面白いと思いました。
ただ、全く回らないので打ってられない、というのが一番の感想です。
僕は「ダンまち」の原作を読んだこともアニメを見たことないですが、映像や音楽はいいと思いましたし、ラッシュは最近の新台の中でもかなりいい出来だと思いましたので、残念で仕方ないです。
とにかくクルーンが極悪
僕が本機をクソ台認定したのは他でもないこのクルーンのせいです。
冒頭のとおり、下の白ポケットに入っても回転数にカウントされません。
マジで意味不明ですねコレ。
初めて打ったときは、「はぁっ?」ってなりました。
へそ通過したのに回らんて何?
待機画面からこれが連続した時の打ち手のストレスを想像できないんでしょうか。
ボーダーが13回転と破格なので、「よし、へその下にクルーンつけてバランスとろう」
ってとこですかね、バカじゃないの?
さらに最近珍しい8保留にしてますが、そもそも保留たまらんので滑稽の極みで、煽ってるとしか思えません。
僕はパチンコ打つ時は割とへそをよく見てるので余計にそう思うだけかもしれませんが、さすがにちょっと酷いですね。
開発がSANKYOなのかBistyなのか知らないですが、いい加減、パチンコ打ったことない人に設計させるの止めてくれませんかね。
イライラがとまらなくて、レバブルくるまで液晶見ないときめて、スマホで漫画読みながら打ってました。
僕がここまで心を閉ざして打った台は初めてです。
ラッシュの仕組みは面白い
本機のラッシュについては100%STと勘違いすると悪評もききますが、個人的にはかなり面白いと思いました。
演出パターンも豊富でいいですね。一番驚いたのは上のヘスティアの抱きつきからの7テンです。
ラウンド数が多いほど内部確変の確率が高い仕組みとかも高評価です。
また、カスタムで確変か時短かの告知パターンを変えられるなども好みに合わせられるのでいいですね。
演出に無駄な煽りが多い
通常時の演出に無駄な煽りが多いのが気になりました。
次の保留がないと無駄に擬似連したり、全体的にハズれるの分かってるリーチが引っ張られる感じがあります。
緑保留とかほぼノーチャンスでSPリーチ後半まで発展とかも割と多く、間伸び感が否めないですね。
レバブルが強い
これはSANKYOおなじみですね。
レバブルはノーマルでも80%以上、先読みカスタムなら90%以上あります。
僕は今のところSANKYOの台でレバブルがハズれたのは1回だけです。
映像、音楽はよい
僕は原作を全く知りませんが、映像と音楽がよいですね。
通常時のBGMも変えれますし、ラッシュ中は以下から選べます。
楽曲名 |
Hey World! |
RIGHT LIGHT RISE |
RE-ILLUSION |
HELLO to DREAM |
おなじ空の下で |
REALIZE ~始まりのとき~ |
役物落ちがレバブルと勘違いする
役物落ちのあと、上に戻る時のモーターの振動がハンドルに伝わってレバブルと勘違いしますね。
とくに「女神チャレンジ」がハズれたあとにハンドルが震えるので復活を期待してしまいました。
これはしょうがないっちゃあしょうがないですが、イラッとはします。
リラックスタイムを復活と勘違いする
「リラックスタイム」はラッシュ終了後と、強めのリーチがハズれた時に移行する専用ステージです。
最近こういう台よくありますね。
ただ本機に関しては、一瞬復活を期待させるんですよね。
画面変化のタイミングと音の関係でしょうが、これもイラッとしました。
激熱が激アツじゃない
この台は「激熱」が全然激アツじゃないです。
せいぜいちょい熱ですね。
たまたまかもしれませんが、3回連続スルーしてますし、下の金も外れました。
他のメーカーの台の「激アツ」と同じ期待感もってるとガッカリするので、あまり信用しない方がよいです。
これらに限らず、けっこうエグいハズれ方するので、多分プログラムのベースが「マクロスF」な気がしますね。
通常時の演出信頼度等
最後に通常時の演出信頼度などをお伝えします。
詳細は攻略サイトなどに出ていますので、僕の見た範囲の体感レベルでさらっといきます。
本機の大当りに絡みやすい注目演出は公式HPにもあるとおり以下の4つですね。
・リアリス・モード : 22%
・フレイヤ予告 : 60%
・ヘスティア女神降臨予告 : 75%
この中でも「リアリス・モード」と「英雄の一撃」が大当りに占める割合が多く、後ろ2つはほぼ出ないです。
王道はリアリス・モードからのストーリーリーチ
本機の王道は「リアリス・モード」からのバトルSPですね。
リアリス・モードへは「剣姫ゾーン」や「キャラSPリーチ」から発展するパターンが多いです。
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アリアのヒステリアモードのように、演出が格上げされていきます。
下のように「魔導書ストック」を3つに、右下のベルの「アビリティ」が赤まで行けばかなり期待できます。
割とよく発展するので、トータル信頼度は20%強ですが、大当り全体に占める割合がけっこう高いので一番期待が持てる演出ですね。
エピソードリーチ
本機はエピソードリーチが強く、基本信頼度が50%近くありますね。
リーチ後半発展時に上から女神役物が落ちてきたらエピソードリーチへの発展です。
「漆黒のゴライアス」と「戦争遊戯」の2種類ありますが、どちらも期待値は同じです。
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当落告知で下の「英雄の一撃」がくれば80%以上の信頼度です。
意外と赤カットインだけとかでも当たったので、エピソードリーチはかなり期待できる演出です。
逆に普通のバトルリーチはガッチガチのガチくらいじゃないと当たりません。
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バトルリーチは「シルバーバック」「ミノタウロス」「アイシャ」で信頼度は同じです。
赤タイトルと後半の赤カットインは最低ラインという感じですね。
女神チャレンジ
女神チャレンジはワンチャンありますね。
トータルの信頼度は10%くらいですが、赤タイトルは期待できます。
僕はリラックスタイム中のチャンス予告から発展しました。
どうせ当たるわけないと思って連打。
「ペシペシペシペシペシ、パカッ!」
「エッ?」
後半発展かと思ったら大当り確定だったのでかなり驚きました。
ここしかこのギミックの見せ場がないのでそれなりに期待値持たせたのでしょう。
特殊系リーチはクソ
本機の特殊系リーチは「楽曲SPリーチ」と「魔導書ミッション」「冒険者ミッション」がありますが、全部信頼度皆無ですね。
トータル5%もありません。
たまにならいいですが、割としょっちゅう出るのでいい加減にしろって感じです。
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これに限らず、期待値ない演出が多く、リーチ中もずっとへそ打ち続けるので投資スピードが半端ないです。
この辺の作りに悪意を感じずにはいられないですね。
イベント系演出もクソ
ミッション系の演出も上に同じです。
こちらは直当たりではなく、バトル演出までのチャンスアップですが、変動開始時点で発展しないの分かるのに、無駄に第2、第3段階までいくんですよね。
神の恩恵チャンスもクソ
「神の恩恵チャンス」は弱リーチハズれからの復活演出です。
これも100回転に1回以上でますが、基本ノーチャンスです。
多分原作の名シーンなんでしょうが、はやく終わってくんねーかな、という感じです。
赤タイトル+赤文字でようやく20%といったところですが、通常パターンは1%以下の信頼度です。
まとめ
今日はパチンコ新台「Pダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のスペックや実戦した感想、評価などをお伝えしました。
あくまで個人的な評価ですが、いろいろ間違っていると思ったのでクソ台認定します。
低いボーダーの代償につけたクルーンが酷すぎるのと、回らないのも相まって通常時の演出がイラつくからです。
ラッシュの仕組みや右打ち時の演出はかなり良い方だと思ったので残念で仕方ありませんね。
ボーダーライン13回転台なんて回るわけがなく、回らないパチンコが人気でる訳がありません。
ボーダーが低いと分かって打つ人はいいですが、普通はあまり気にしないので、なんだコレ?といって、面白さを感じる前に去っていくでしょう。
この辺の感じ方は個人差があるので程度問題とは思いますが、明らかに一線を越えてると思います。
この台は優良なホールほど扱いに困ると思いますね。
ラッシュ突入時の出玉の獲得期待値は、他の1/319の台とほぼ同じなので、へその突入を50〜60%にすればバランスがとれたでしょうに、なぜこうなった、というのが感想です。