僕のiPhoneは少し古い型なのですが、購入して1年くらいで電池の減りが早いなと感じました。1日持たない日も多く、充電器が手放せない状況です。ちょっと早いけどバッテリーの寿命かな、と思い交換しようと修理屋さんに持ち込みました。今日はiPhoneのバッテリー交換を検討されている方に参考になりそうなことをお伝えします。
僕のiPhoneは6sと、かなり古い型を使っています。
セール品ではあったものの、中古品では無かったので、バッテリーが傷んでいるとかはありません。
バッテリーの寿命は2、3年と言われており、少し早いなぁと思いましたが、充電器持ち歩くの面倒だから交換してしまおう、と修理屋さんに持ち込みました。
結果としては、僕はバッテリーの交換はしなかったのですが、それに至るまでにいろいろ調べたことなど、同じような境遇の方の参考になりそうな情報をお伝えします。
この記事にはおおむね以下のような内容をまとめています。
・交換時の準備、交換方法など
・バッテリーの節約方法
目次
バッテリーの最大容量の確認方法
バッテリーの交換前にどれだけ劣化しているか確認しましょう。
当たり前だろ、と思われるかもしれませんが、僕のように、
「iPhoneの電池の減りが早いぞ、1日もたないしこれは寿命だ、よしバッテリーの交換だ」
と、いきなり修理屋さんに持ち込むせっかちさんもいるかもしれません。
iPhoneのバッテリーの容量確認の方法は簡単で、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」と進むと以下の画面が表示されます。
上のとおり僕のバッテリーの最大容量は新品の90%以上あり、店員さんに、
「えっ、バッテリー全然大丈夫ですけど、使い方の問題と思いますよ、本当に交換されますか?」
「あの、その、すみません、ちょっともう一度考えます。。」
と、恥ずかしい思いをしました。
最大容量80%以下が交換の目安
店員さんにバッテリー交換時期についてたずねたところ、最大容量の80%以下がひとつの目安とのことでした。
アップルの公式サポートにも以下のようにありました。
フル充電サイクルを500回繰り返した後も本来の蓄電容量の最大80%を維持するよう設計されています。
support.apple.com
やはり1日1回充電するような通常の使い方ならば2年くらいは持ちそうですね。
何回充電されたかはiPhone単体では確認できませんが、専用ソフトをPCにインストールして確認することもできます(やり方は割愛)。
バッテリー交換の準備は2つだけ
僕は結局バッテリー交換しなかったのですが、交換する気まんまんだったので、必要な準備について調べた内容をお伝えします。
iPhoneのバッテリー修理の準備としては大きく以下の2つです。
・データのバックアップ
・”iPhoneを探す機能”のオフ
基本的にこれだけですが、それぞれ壁になりそうなところをお伝えします。
データのバックアップ
iPhoneはバッテリー交換をはじめとする各種修理時にはデータのバックアップが必須です。
iCloudというサーバーを利用するのが一般的です。
ただ、長く使っている人だと、クラウドストレージがいっぱいです、と警告がでて、バックアップが取れない状況になっていないでしょうか。
iCloudを拡張すればいいのですが、月額がかかるので、僕はこれは無視し続けていました。
修理やバックアップのためにiCloudに課金するのは嫌ですよね。
対策として、容量の多いアプリのバックアップをやめれば解消する可能性が高いです。
僕の場合は、「写真」のバックアップをやめると、5Gいっぱいだったクラウドの空き容量が余裕になりました。
クラウドを圧迫しているのは、だいたい、画像か動画です。
初期設定ではこれらもバックアップの対象となっているので、ここを「オフ」にしてからバックアップをとればクラウドの容量を使い切ることはまずないでしょう。
写真などのデータはグーグルフォトと同期させて、無料のグーグルクラウドに保存すればいいので、iCloudを拡張する必要はありません。
“iphoneを探す”機能のオフ
iPhoneの修理やバッテリー交換時には“iphoneを探す”機能をオフにして渡す必要があります。
アップルが規定する情報セキュリティ対策のためです。
これは設定の場所に迷ったので、どこから設定するのかをお伝えします。
「設定」→「Apple ID」→「デバイス情報」からたどりつけます。
上画面でiPhoneを探す機能をオフにします。
この際、Apple IDのパスワードを求められますので、忘れないように注意しましょう。
ちなみにデータのバックアップを今すぐとる場合も上のデバイス情報から操作できます。
本体側の準備としてはデータのバックアップとこれの2つだけです。
バッテリー交換は正規サービスプロバイダに持ち込みがおすすめ
バッテリー交換には持ち込み修理と配送修理があります。
配送修理は1週間くらいかかるので、できれば持ち込み修理でぱっと終わらせたいですよね。
ただ、都会にあるアップルの店舗は激混みですし、そもそも近くにアップルの店舗なんか無い、という人も多いでしょう。
そういう方は、正規サービスプロバイダでのバッテリー交換がおすすめです。
カメラのキタムラなどが正規の代理店になっていますね。
アップル公式サイトから、近くのサービスプロバイダを検索できるので、やり方をお伝えします。
まずアップルのHPにいきます。修理に必要な料金ものっていて、型によりますがバッテリー交換なら5,000円〜8,000円くらいです。
ここからiPhoneを選んで、「バッテリーと充電」→「バッテリー交換を申し込む」→「持ち込み修理」と選択していきます。
で、ご自身のiPhoneでログインして、位置情報の提供にOKすれば、以下のように近くのショップが出てきます。
しかも対応可能な日時も乗ってるので、これかなり便利です。
これを参考にお店に直で電話予約するのが一番手っ取り早いやり方かなと思います。
正規サービスプロバイダなら、バッテリー交換のみであれば1時間程度です。
バッテリーの節約方法
ここまでiPhoneのバッテリー交換の方法をお伝えしましたが、冒頭のとおり僕はバッテリーの容量は十分だったので、結局交換しませんでした。
でもバッテリーは減るので、節電が必要と考えました。
電池の消費を抑えるには、バッテリー自体の劣化を抑えることと、日々の消費電力を抑えることの両方を考える必要があります。
それぞれ分けてお伝えします。
バッテリーの劣化を抑える方法
iPhone、というか最近のほとんどの電子機器のバッテリーにはリチウムイオン電池が使われています。
リチウムイオン電池は昔のニッケル電池と違い繰り返し充電が可能なメリットがありますが、デメリットもあります。
過充電はダメ(最重要)
リチウムイオン電池は長時間、充電満タンの状態にしておくと劣化する特性があります。
充電器さしっぱなしは、実はスマホにとってよくありません。
1日中家にいる日でも、日中は電源ケーブルを抜いておく方がよいでしょう。
また、iPhoneにはバッテリーを最適化する機能があり、ここは絶対に「オン」にしておきましょう。
この機能で、翌朝までに満タンにします、というiPhoneの提案画面をみたことないでしょうか。これはバッテリーの劣化を抑えるための機能です。
今すぐ充電したいんだ、とこの機能をオフにする人も多いと思いますが、バッテリーの寿命を急速に早めますのでやめた方がよいです。
これ、最重要です。
iPhoneではないですが、MACの電源を1年間さしっぱなしにした結果、フル充電でも数分でシャットダウンしてしまうようになりました。
完全放電も危険
過充電と同様に、完全放電もリチウムイオン電池の大敵です。
充電0%の状態で長期間放置すると、寿命が短くなります。
まぁ普段使いのスマホであれば、こちらは問題ないでしょう。
ただ、中古のジャンク品などはこの場合が結構あるので、これが理由で僕は中古品のスマホはおすすめできないですね。
消費電力を抑える方法
ここからは日々の消費電力を抑える方法です。
ググればいくらでも出てきますので、僕が試した中で効果が高かったものなどをお伝えします。
バックグラウンドのアプリ更新の停止
「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」で上のようにアプリが一覧されます。
これがオンのものはアプリ起動時以外(バックグラウンド)で通信していることがあります。
もちろん、通信するということは電池を消耗します。
これらのアプリを起動時以外に更新するのを停止することで、節電になります。
長く利用している間にインストールしたアプリが増えまくっている人も多いと思いますので、普段使わないものは一気にオフにすることをおすすめします。
画面の輝度を下げる
画面を発光させるのに電池が消耗するというのは分かりやすいですね。
「設定」→「画面表示と明るさ」で、明るさを落とすとバッテリーが長持ちします。
とくに、ポケモンGoなどの位置ゲーしてる時はディスプレイ付きっぱなしなので効果が大きいです。
使ってないアプリは都度落とす
アプリを落とさずにiphoneを使っている人も多いと思いますが、都度落とした方がよいです。
画面を閉じていても、アプリは起動したままなので、操作中ほどではないにしろ、CPUの負荷になっているので、しばらく触らない時は上スワイプでアプリを一度落とした方が電池が長持ちします。
Webブラウザを変更する
普段の利用でもっとも電池を消費するのはwebブラウザを利用したネット閲覧でしょう。
iPhoneのデフォルトのwebブラウザはご存知のとおりsafariです。
これをグーグルchromeに変えてみました。軽い=電池の消費が少ないと考えたからです。
ただ、これは現状使っている実感としては、効果はなさそうな感じです。
apple製品の標準はsafariですので、最適化されていることを考えるとsafariが優位かもしれません。
まとめ
今日はiPhoneの電池がすぐ切れるようになったので、バッテリー交換の準備や手順、おすすめの交換方法などをお伝えしました。
また、冒頭のとおり僕はバッテリー容量は十分だったので、対策として試してみた節電方法も合わせてご紹介しました。
僕と同じくiPhoneの電池切れ問題に悩んでいる方の参考になれば幸いです。