トイレの電球が切れるの異常に早い!と思われている方も多いのではないでしょうか。僕はここ1年で3回トイレの電球が切れて交換しました。最初は僕が引っ越してくる前から長い間交換されてなかったのかな?と思ってましたが、その間に玄関の電球も切れ、いい加減これはおかしいぞ、と原因を調査して対策しましたので、その解決法についてお伝えします。
僕が住んでいるのは普通の集合住宅のマンションなのですが、1年で3回トイレの電球が切れました。
その間に玄関も1度交換と、あまりにも多いんじゃないかと思い、対策しました。
結論を先に書くと、僕の場合はLED電球に変えることで解決しました。
今のところ問題は起きていませんし、多分これで大半のケースは治ると思いますが、他の原因も含めて僕が調査した内容をお伝えします。
目次
そもそもなぜ電球が切れるの?
僕の住む賃貸マンションは玄関とトイレには上の白熱電球が使われていました。
白熱電球について調べ、何が起こったのかを調査しました。
結論として、僕の場合は「フィラメント」という部分が切断されていました。
フィラメントは電球のちょうど真ん中くらいにあるので、外目では切れているかどうかは分かりません。
じゃあなんでそう特定できたのか、簡単です。
電球を割って確認したからです。
えぇ、僕は交換直後の電球が切れて苛立っていました。
本来なら真ん中の2つの線が「フィラメント」で繋がっています。
まぁ、電球が切れるということは99%このフィラメントが切れたということだとは分かっていたのですが、ソケットが黒ずんでいたりヒューズだけ切れていたら、電球ではなく取り付けの問題やマンションの電源そのものの問題の可能性があるため、念のため見てみました。
じゃあなぜ、フィラメントが切れるのか、が問題となります。
電球のフィラメント(ヒューズ)が切れやすい原因
フィラメントが切れる理由をyahoo知恵袋なども参考にしつつ調べましたので、僕のケースに照らしつつ考察をお伝えします。
電球の寿命
僕が一番に考えたのが、電球の寿命です。
フィラメントは使用するうちに劣化していくものですので、切れること自体はなんら異常ではありません。
ただ、2コ目、すなわち僕が引っ越してから交換した電球が数ヶ月で切れたので、これは無いと考えました。
一般に、白熱電球の寿命は最低1,000時間以上はあると言われます。
電球が切れるまでの3ヶ月、仮に100日として、1日10時間もトイレにこもっていた覚えはありません。
さらに同時期に玄関の同じタイプの電球が切れたことも踏まえると、個体差、では説明はつきません。
振動・衝撃による切断
ネットで調べると振動や衝撃による原因もありえるとのことです。
日常的に振動している家なんてありませので、扉を閉める時の衝撃らしいのですが、物を見る限り、正直そんなもんでフィラメントが切れるとは思えません。
そもそも、僕はどちらかというと両手を添えてそっと扉を閉めるタイプなので、これも無いでしょう。
突入電流による過電流
僕はこれが原因だと考えています。
電気を使用する器材は全て、スイッチをONした瞬間、突入電流と呼ばれる通常時の数倍の電流が流れます。
その時の一瞬の電流が電球の許容範囲を超えて、フィラメントが焼き切れた、可能性があります。
スイッチONですぐ切れてたら使い物にならないので、当然突入電流を考慮して設計されていますが、フィラメントは物凄く細いものですし、トイレはスイッチのON/OFFが最も多い場所ですので、度重なる突入電流で劣化が加速した、ということは全然ありえます。
特に冬場は注意です。
電流は低温時の方が流れやすいものですので、キンキンに冷えた朝に電気をつけた瞬間にバチっと切れるケースが多そうで、僕の3回目はこのパターンでした。
電源の電圧変動
当たり前ですが、マンションの電源はトイレの電球以外にも接続されています。
他の家電などの影響で電源の電圧が変動し、上のような過電流を引き起こす可能性があります。
ただ、同じ電源を使っている家電とかがあっても、通常運転時は定常電流が流れている状態なので、他の器材に影響を与えるような電圧変動は起きません。
あるとしたら、トイレの電気と同時にエアコンや換気扇にスイッチが入った、とかのケースが考えられます。
ただ、普通電圧変動はコンマ数秒で収まりますし、僕は一人暮らしなのでタイミングよく他のスイッチいれる人もおらず、これは原因ではなさそうです。
マンションの施工の問題(配線が長すぎたり短すぎたり)などで電圧が安定しないこともあるそうですが、これだと多分トイレの電球だけの問題では済んでいないはずです。
トイレの電球への対策
僕の対策は冒頭のとおりLED電球に交換するというものですが、その他検討したことを参考までにお伝えします。
110V対応形にする
一般的に電球は100V対応ですが、これを110V対応のものにすることで寿命が伸びると言われています。
これは上に示した電圧変動に効果がありそうです。
ただし、W(電力)=V(電圧)×電流(I)なので、110Vにあげると電流が減ることになり、明るさは多少落ちます。
ただ、僕は突入電流が原因だと思っていて、これは10%とかの差ではないので、この案は止めにしました。
電気を付けっぱなしにする
スイッチのON/OFFの過電流が原因ならば、そもそもスイッチを付けっ放しにすればよいのでは、と考えました。
もちろんそんなことしたら電気代が高くなるので、人感センサ、明暗センサ付きのものを考えました。
ただ、物が少し高いし、そもそも取り付けスペースが合わなかったため、断念しました。
LED電球に変更で解決
僕はトイレの電球をLEDタイプに交換することで、少なくともこの1年、電球は切れていません。
寿命は、白熱球<蛍光灯<LED電球で、白熱電球の寿命が1,000時間程度と言われるのに対し、LEDは数万時間です。
これはやはりフィラメントという劣化部品が無いためです。
白熱球は数百円と価格が安いので、1,000時間持つならそれで十分と、切れてはコンビニで買って、みたいなのを繰り返してました。
実際は上のとおり、すぐ切れる場合があるので、スイッチのON/OFFが多いトイレの電球に関しては、寿命という観点より、LEDの構造が適しています。
次に示すとおり、LEDは白熱球より若干高いのですが、消費電力が低いので節電になりますし、何より僕は電球を交換する手間がストレスなので、LEDに変更して満足しています。
ちなみに、(ミニ)クリプトン電球は白熱球の一種ですのでご注意ください。
今コンビニなどで一般的に売っている白熱球はほとんどクリプトン電球ですね。
LED電球の選び方|口金直径に気をつけて
次に一応参考まで、LED電球の選び方をお伝えします。
マンションや家のタイプによりますが、「W数」と「口金直径」の2つだけ注意すればよいです。
下のように、白熱球の場合、電球の根元に型番が書いてあるので、それをググればすぐ分かります。
電球のW数
トイレや玄関タイプは一般的に60Wか40Wかの2種類です。
明るさで選びましょう。
玄関は60W、トイレは40Wとか、基本どっちでも問題ありません。
あっ、一応電球のサイズは気にしましょう。へっこんだ取り付け場所だと大きさが合わない可能性があります。
口金直径|E26とE17がある
電球を選ぶもうひとつのポイントである「口金直径」は気をつけましょう。
口金とは取り付け部のソケットの大きさのことで、一般に26mmと17mmがあります。
E26、E17と型名に書いてあったりする場合もありますが、ここ間違えると取り付かないので、今の電球をよくよく確認してください。
僕も一度適当に買ってゴミにしたことがあります。もったいない。
おすすめのLED電球
最後に参考までに僕が買ったLED電球をご紹介します。
パナソニックのLED電球(100V54Wタイプ:60W相当)です。
正直LEDタイプだったらどこのでもいいと思いますが、これは5年保証が付いているのがおすすめのポイントです。
まぁ千円やそこらのものに保証なんか当てにしてませんが、これはそれだけ信頼性に自信があるということで、僕はそこを評価しました。
とにかく交換の手間に時間を取られることが嫌なんです。
まとめ
今日はトイレの電球が切れやすいという問題に対して調査、対策した内容をお伝えしました。
僕のケースは過電流によるフィラメントの断線と考え、白熱球をLEDに変えるという対処で解決しました。
近年はマンションの備え付けの電球はほとんどLED電球が主流となっているので、このようなケースは減っていると思います。
とはいえ白熱電球もまだまだ使われていて、特に玄関やトイレなどにはミニ電球と呼ばれる小型の白熱電球が使われている場合が結構あります。
また、田舎ではまだ白熱球を使っているところも多いと思います。
やたら特定の場所の電球が切れる、という人の対策の参考になれば幸いです。