10代,20代の若者を中心に人気のマッチングアプリ「Tinder」を使って、30代が出会えるのか、結論は「ほぼ無理」です。写真とかプロフとかの問題ではなく、システム上そういう仕組みになっています。なんでそう言い切れるのかというと、僕の持っているスマホ2台を男性と女性で別々に登録して検証してみたからです。今日は30代がTinderでマッチしない理由をお伝えします。
Tinderはご存知のとおりマッチングアプリで唯一、男性も無料でメッセージのやりとりができるアプリです。
10代と20代の利用者がもっとも多く、イケメンや美女、外国人の方にも出会えると評判ですが、これを30代が利用して本当にマッチするのかを検証してみました。
結論としては冒頭のとおり、絶望的とまでは言いませんが、ほとんどマッチしません。
いやいや自分はルックスもいいし清潔感もある、お金にも余裕があるから若いモンには負けないよ、と思われるハイスペックなイケオジの方もいるでしょうが、そういう問題ではないんです。
30代や40代がマッチしないのはシステムの問題です。
システムの問題といっても、バグとか不具合という話ではありません。
今日は僕が冒頭のとおり、スマホ2台を使って、ティンダーでマッチしない理由を分析してみた結果をお伝えします。
後半には課金アイテムの効果や業者やサクラについても書いていますので、若い方にも参考になると思いますのでぜひ最後までお付き合いください。
検証方法|スマホ2台使って男性と女性を登録
検証方法は次のとおりです。
普段使いのスマホで「僕」を登録し、実質無料で手に入れた楽天モバイルに「ゆうさん(仮称)22才」を登録します。
「僕」のプロフィールは本物なので一応隠しときます。
「ゆうさん」はフリー素材で雰囲気だけ、顔は識別できないレベルですが念のため。
なお、「ゆうさん」は検証後速やかに削除(退会)しています。
これで、それぞれの操作で、相手側の見え方などがどうなるかを確認しました。
さらに「僕」側はTinder Plusに課金し、課金アイテムでどう効果が出るのかも検証してみました。
Tinderで30代がマッチしない本当の理由
もともとこの検証は、会社の飲み会で後輩(20代前半)が「Tinder結構マッチしますよ!」という話になり、僕もノリでアプリをインストールしてみたのがきっかけです。
自分で言うのもなんですが、その後輩より僕の方が明らかにルックスが良いのですが、全然マッチしない日が続きました。
これはおかしいな、と思い(傲慢)、俄然興味が湧いてきました。
で、スマホ2台を数日いじくってて、ようやく理由が分かりました。
そもそも自分のTinderに若い女性が表示されない
いきなり結論ですが、これが30代がマッチしない一番大きな理由です。
いくらスワイプしても「僕」のTinder画面に「ゆうさん」が全然現れないことに気がつきました。
これは女性側の設定が原因です。
ご存知のとおり、Tinderは登録するときにいくつか興味のあるものをタグ付けするほか、マッチングを希望する「距離」と「年齢範囲」の2つのパラメータしか設定項目がありません。
「ゆうさん」は普通の20代女子を想定して、相手の年齢範囲を20才から30才と設定していました。
この女性側の年齢範囲の設定が原因です。
Tinderでは自分が設定した年齢範囲を超える場合、相手側に自分が表示されない仕組みになっています。
ちなみにタップルは、自分がマッチングを希望した年齢範囲の女性を、女性側の設定に関係なく表示するので、ここがTinderとタップルの大きな違いですね。
「ゆうさん」側に「僕」が出てこないのは設定上あたり前ですが、「僕」側にも「ゆうさん」は出てこない、
パラレルワールド状態ですので、永遠に出会うことはありません。
タップル他の国内アプリのように、ダメ元でいいね(LIKE)を送ることすらできません。
言うまでもなく、マッチしなければメッセージのやりとりもできないので、アプローチ自体が不可能です。
冒頭でいった、イケメン、スペック云々は関係ないというのはこういうことです。
後述しますが、Tinderにおいて女性側は選び放題なので、普通の若い女子があえて30代を入れるわけないですよね。
まぁ35才くらいまではありえそうですが、それ以上はかなり厳しいでしょう。
藤木直人や渡部篤郎、竹野内豊みたいなイケオジ好きの子が範囲を広げる場合もあるでしょう。
でもそれ、普通に考えたら、Tinderに期待するはずなく、ほとんどパパ活目的だと想像できますよね。
「ゆうさん」のフィルタ条件を30代まで広げて数回スワイプすると、あっ、出てきた。
やはりバグとか不具合ではなく、仕様ですね。
念のためお伝えしておきますが、Tinderも最近は年齢確認が必須になっているので、年齢詐称して登録した場合、マッチしたとしてもメッセージは送れません。
LIKEは相手に届いていない
これは10代、20代でも共通ですが、続く理由は、男性のLIKEは気付かれないという点です。
Tinderでは男性も女性も、無料ユーザーは相手からLIKEをもらうと上のようにLIKEの通知はきますが、誰からきたかは教えてくれません。
課金の最上位、Tinder Goldに加入するしか、誰からLIKEがきたのか確認する方法はありません。
そして言うまでもなく、女性のほとんどは課金していません。
次に示すように女性側は課金しなくても選び放題だからです。
Likeをしたらとりあえず自分のことを見てもらえる、というのは勘違いです。
男性のLIKEは全く女性に届いていません。
男性は選ばれる立場ですので、少ないチャンスをものにするためにGoldに課金するのも手です。
ただ、Tinder Goldは3,400円と、他の有料マッチングアプリと同じくらいしますので、真剣な出会い目的なら他のアプリをおすすめします。
女性側はイケメンを選び放題
女性は本当にLIKEがくる数が半端ないです。
「ゆうさん(仮称)」を登録した直後、プロフィールに何も書いてない、写真も顔が分からない状態にもかかわらず、平日の2時間足らずで上のとおりLIKEが99を超えました。
これは衝撃でしたね。
とりあえず誰かれ構わず右スワイプしている男性が多いというのも確認できました。
この状況で女性がわざわざ課金して誰がLIKEしたかなんか見る必要はないですよね。
普通に表示される男性の中で自分が好みのタイプを数人LIKEすればほぼ間違いなくマッチします。
それが良い出会いに繋がるかどうかは全く別の問題ですけどね。
問題ありの男性と思われる
30代の男性がマッチしないもう一つの理由は、何か問題があるんじゃないか、と思われるというのもあります。
実は既婚者だとか、ワケあり物件の疑いが強い、ということですね。
これは僕の会社にいるOLの人たちが言ってました。
万が一僕がアプリ入れてたのバレたら恥ずかしいので、アンインストールしたあとに聞いたものです。
たしかに普通に考えたらおかしいですよね。
友達探しとしても、結婚しててもおかしくない年齢の人がマッチングアプリにいるのは違和感ありますよね。
僕自身が未婚なので書いてて悲しくなりますが。
課金したらマッチするのか
続いて気になるのが、Tinderに課金したらマッチ率が上がるのか、という点です。
身を切ってやってみました。
結論から言うと、残念ながら、これもあまり効果はありません。
一番の理由は上で示したパラレルワールド問題がお金では解決しないからです。
ブーストも効果なし
Tinder PlusもしくはGOLDの有料ユーザーは月に1回、追加課金なしでブーストが使えます。
ブーストは使用してから30分間、他のユーザーより異性のスマホに優先的に表示される効果があるというのはご存知のとおりです。
ただ、これも上の年齢フィルタの壁を超えることができないことを検証済みです。
「僕」がブーストしている間、「ゆうさん」側でスワイプし続けても「僕」は出てきませんでした。
ブーストは追加購入したり、より上位のスーパーブーストなどもありますが、30代以上はここに課金してもあまり効果はないでしょう。
ただ、後述するとおり男性会員数がめちゃくちゃ多いので、若い男性でも競争は厳しいので、ブースト自体の効果はかなり高いと思います。
よく言われていますが、ブースト使うなら週末の夜22時前後がおすすめですね。
スーパーライクは効果あり?
Tinderに課金するのであれば、スーパーライクは活用した方がよいです。
購入もできますが、Tinder PlusかGoldの有料会員は1日無料で5個もらえます。
使った分は次の日に5個を上限に回復するので、使い切った方がお得です。
スーパーライクをすると相手画面に青い星付きで表示されます。
スーパーライクも普通のライクと同じく、誰から来たのかを直接教えてはくれず、スワイプを続ける中で、上のように星マーク付きで現れます。
また、詳しいアルゴリズムは分かりませんが、スーパーライクをくれた人が必ずしも優先的に表示される訳ではなさそうです。
とはいえ、女性としてもライクよりスーパーライクが嬉しいのは間違いないはずです。
有料会員であればLIKEとNOPEのスワイプ無制限なので、LIKEは次の人を表示させるためと割り切り、ちょっとでもいいと思ったらスーパーライク、という使い方の方がおすすめです。
一度ライクした人はマッチしなければ二度と現れないので、少しでも確率をあげましょう。
スーパーライクでマッチしたら下のように青枠で表示されます。
自分で自分にスーパーライクって、何してるんでしょうね僕は。
女性側でTinderを覗いて分かったこと
ここまで30代がTinderでマッチしない理由をお伝えしました。
これでこの記事の目的は終わりなのですが、せっかくなので、「ゆうさん」を通じてTinderを女性側で触ってみた感想です。
これは20代の方にも参考になると思います。
イケメンは確かに多い
写真が本物であれば、Tinderにイケメンが多いというのは事実ですね。
ただ、最近のスマホはきれいに取れるので、会ってみたら別人ということがとても多いそうです。
逆に、写真がすごく適当だったり、1枚しかないとか、アピールする気があるんかな?というユーザーも多いです。
男性は顔がはっきりわかる写真を最低2枚以上用意した方が差別化できてマッチ率があがるでしょう。
女性はLIKEしたらかなりの確率でマッチする
上で書いたとおり、男性はだれかれ構わず右スワイプしている人が多そうです。
「ゆうさん」のLIKE数は一瞬で99を越えたので、ためしに少し右スワイプしてみたら、ほぼマッチしました。
さすがに気持ち悪くなってこの検証はすぐに止めましたが、女性側は慎重に選べる立場、女性優位のアプリなのは間違いないですね。
男性会員数がめちゃくちゃ多い
僕は大阪、梅田近辺に住んでいます。
「ゆうさん」の退会前にどれくらい男性ユーザーがいるのかを調べてみました。
まず検索条件は梅田周辺5kmの20-25才としました。
左スワイプ(NOPE)連打でカウントです。
周りにメンバーがいなくなると、上のように表示がなくなります。
その結果なんと、4,923人でした。
親指が腱鞘炎なるわ!って感じで、何度途中でやめようと思ったことか。
半径5kmで年齢幅5才ですよ?梅田にいる男全員Tinderインストールしてんのか?
条件をもっと細かく分けてユーザー数などを検証してみたかったのですが、多すぎて無理です。
これだけライバルが多ければ男性のマッチ率が低いというのも納得です。
逆に女性の立場からすると、いい出会いに当たる確率が低いとも言えますね。
失礼ですが、バカも多そうなので、頭がいい人と出会いたいなら、Tinderより
Tinderに業者やサクラはいる?
最後になりますが、Tinderに業者やサクラはいるのか、という点について言及します。
結局僕はTinderで誰とも会うことはなかったですが、間違いなく業者、サクラはいます。
ただ、結構バレバレなので、注意すれば引っかかることはないでしょう。
業者の特徴
大きくは投資系(間違いなく詐欺)と、夜の街系の業者が生息してますね。
特徴は以下のとおりです。
・プロフィールにLINEのIDのせてる
・割り切った関係を強調している
こういうのには注意してください。
上の2つは投資系ですね。こんなプロフィール文章が多いです。
LINEは個人情報なので、こんな感じでのせてるのは業者確定です。
業者でなければ、メンヘラとおりこしてただのバカです。
メッセージですぐにLINE聞いてくるタイプも要注意です。
夜の街系もいます。
まぁここまで露骨なら騙されることもないでしょうが、こっちは結構巧みな業者も混じってます。
普通の女性の写真を使って、割り切った関係、など素人風のメッセージを重ねて、会ったら実はデ○ヘル業者、という手口をネットでみたことがあります。
P活も結構いる
もういっこ、業者ではないもののパパ活も結構いますね。
こんな感じでモロに書いてる人も多いです。
まぁ、こちらはお互いメリットがあるならば好きに出会えばよろしいかと思いますが、男女ともにリスクがあるのでTinderでこういったのはおすすめしませんね。
パパ活がしたいなら男女とも
女性ははっきりした顔写真を要求されたり審査もあるようですし、運営側がしっかりしています。
Tinderでマッチしない人はどうすればいいか
ここまででTinderでは30代や、残念ながらブサイク寄りだという方はマッチしないことが分かったと思います。
残酷ですが、Tinderは若いイケメンが無双する世界というのは、疑いようのない事実です。
じゃあPairsやTappleに行けばいいか。答えはNoで、同じ結果になることが見えています。
これらマッチングアプリはTinderと同じく非モテに夢を見させて月会費を取り続けるというビジネスモデルです。
これらの養分になりたくなければ、まずは自分が求める出会いの目的を明確にしましょう。
・ワンナイト狙いなども含めた気軽な関係性
あなたはどっちですか?
あえて極端な二択表現にしましたが、中途半端な立ち位置でいること、それこそがお金と時間の浪費に繋がります。
気軽に出会って、相手がよければ付き合うことも考える、とか都合のいいこと考えてませんか?
一般的な考え方であると同時にカモの考え方です。
けっして安くはない月会費を払い続け、たまに追加課金し、家に帰ったら日課のようにスワイプし、翌朝アプリを開いてマッチしてなくてガッカリ、そんな生活いつまで続ける気ですか?
前者が目的なら街コンや婚活サービスに行くべきですし、後者であれば、戦うフィールドを変えるべきです。
出会い系は複数登録がおすすめ
最後に、若くなくとも、イケメンでなくとも、気軽な出会いを求めているという方におすすめのサービスをご紹介します。
下記が老舗の有名どころで、僕が紹介するまでもなく皆さんご存知でしょう。
比較サイトなどでまとめられていて、どれがいいだろうと悩まれると思いますが、個人的には大手はひととおり登録しておく、ことをおすすめします。
理由は2つあって、どのサービスも初回のメール無料などの優遇があることがひとつ。
もうひとつは、あなたが実際に一度に会う人は1人で、その相手が好みかどうかは、ほとんど運次第だからです。
どこそこは美人が多いみたいな、噂を探すより、まず会ってみましょう。
非モテほど慎重になりがちですが、そういう考えを吹っ切るのが第一歩だと思います。
ちなみに上にはあげてませんが、最近の出会い系で会員数が伸びているのは、実は
野呂佳代さんを起用した広告などで知名度が上がってきていて、会員数が伸びているイコール若くて可愛い子が多いです。
真剣な出会いなら結婚相談所
真剣な出会いが目的なら、マッチングアプリより結婚相談所なのは当たり前ですね。
ゼクシィやオーネットが定番ですが、専任のコンシェルジュがつく
あまり有名ではないかもですが、実は業界成婚率No.1なので、短期勝負に向いています。
ただ、大都市にしか無いのが唯一ネックですね。
まとめ
今日は30代がTinderでマッチしない理由を、スマホ2台で実験して分析した内容をお伝えしました。
冒頭のとおり、一番大きな理由は、Tinderでは相手側の表示を制限できるためパラレルワールド状態になるからです。
この機能はユーザーにとってメリットも大きいと思いますが、年齢が上がるほど不利になるシステムですね。
上で検証したとおりイケメンも多くいますので、業者としかマッチしない、という状況もありえます。
30代以上がネットで出会いたいなら、まずは自分の目的を明確にし、その目的にあったサービスを使うのが大切です。