甘デジ『まどマギ キュゥべえver』を打った感想と評価|アルティメットRUSHの爆発力は甘じゃない

パチンコ新台「P劇場版魔法少女まどか☆マギカ キュゥべえver」を実戦してきましたので、スペックの紹介や僕の感想と評価をお伝えします。まどマギは享楽の人気シリーズですが、本機の特徴は甘デジかつ遊タイム付きという点です。遊タイムの「バカンスモード」は大当たり後、300回転消化で突入し、99.9%当たりを引けるので実質天井です。

まどマギの4作目となる、キュゥべえverは、甘デジでの登場です。

初当り1/99.9かつ300Gで遊タイムということで、かなりゆるーい感じの甘デジかなと思ってましたが、実際はかなり尖ってました。

特に突入ハードルは高いですが、アルティメットRUSHのスピード感は抜群です。

アルティメットRUSH

上の画像で20分かかってないので、下手なライトミドルなんかより一瞬で出ますね。

詳しいスペックや演出などの詳細は後述しますが、特徴を簡単にまとめます。

P劇場版まどマギ キュゥべえverの特徴
・初当りの30%がRUSH突入
・時短8回転での引き戻し率は約30%
・RUSH継続率はトータル77%
・アルティメットRUSHは50%継続で一撃凄い

 

実戦した感想としては、これ本当に甘デジって言っていいの?というくらい荒波スペックです。

個人的には軽い初当りに一撃の期待もできるので面白いと思いましたが、引きに恵まれなければめちゃ負けるので、評価は分かれるでしょう。

本機の右打ちは、マギカ☆RUSHとアルティメットRUSHの2段階あり、若干システムが複雑なのでまずは基本スペックから説明します。

まどマギ,キュゥべえver

Pまどマギ キュゥべえver.の基本スペック

まずは基本スペックを整理します。

Pまどマギ キュゥべえver.
大当り確率 1/99.9
右打ち中 約1/23.4
RUSH突入率 53%(トータル)
確変継続率 トータル77%
時短回数 4 or 25 or 295回転
(+残保留4回転)
天井(遊タイム) 300回転
遊タイム回数 295回転
(実質大当り確定)

正直この表では全然システムを説明できてませんので、それぞれポイントを解説していきます。

細かいことに興味ない方は、初当り1/99.9の甘デジスペックかつ天井300Gという点だけ覚えておいてください。

マギカRUSH突入時の期待値は振り分け次第ですが、2,500発くらいありそうです。

へそ当たり時のRUSH突入期待値は約50%

へその振り分けは公式HPを引用します。

へそ振り分け

初当たりでRUSH直行は30%です。うち1%のアルティメットRUSHは実質次回も継続確定です。

残る70%はRUSHチャレンジで、時短4回転+残保留の4回転の計8回転で当たれば引き戻しでRUSH突入です。

これが20%あるので、トータルのRUSH突入率は約50%です。

引き戻し込みでの50%は最近のライトミドル台などに比べるとハードルが高く、ここは評価が分かれるところですね。

なお、公式HPにはRUSH突入率は53%とあり、これは天井からの直行分が含まれていますが、細かいことはいいでしょう。

マギカ☆RUSHの継続率は約77%

マギカ☆RUSH
右打ち中の継続率はトータル77%ですが、少し特殊です。

マギカ☆RUSHはSTタイプで、大当たりの振り分けは以下のとおりです。

振り分け
へそ
10R+アルティメットRUSH 1%
3R+マギカ☆RUSH 29%
3R+RUSHチャレンジ 70%
電チュー
10R+アルティメットRUSH 10.1%
10R+マギカ☆RUSH 40.2%
3R+マギカ☆RUSH 50%

 
90%は時短25回転+残保留4回転の29回転で、マギカ☆RUHSがループします。

大当り確率が1/23.4なので、29回転中に大当りを引く確率、継続率は約72%です。

右打ちの10%がアルティメットRUSHに突入し、実質次回確定です。

マギカ☆RUSHとアルティメットRUSHの期待値を総合して、トータル継続率は77%となります。

アルティメットRUSHの爆発力は凄い

アルティメットBONUS
マギカ☆RUSH中の大当たりの10%、金7が揃えばアルティメットRUSHに突入します。

そして一旦アルティメットRUSHに突入すれば、JACK POTと呼ばれ、50%で10R+次回確定がループします。

この間は保留が高速消化になるので、連チャンすれば冒頭のとおり20分で5,000発超えます

jackpot

いかにマギカ☆RUSHで10%を引いて、右側のループを継続させるかが勝敗を分けますね。

50%なので即転落もあり、ここが勝負どころです。

ループに漏れても29回転のSTは付いてくるのは救いですね。

出玉性能

続いて出玉性能です。

右打ち中のラウンド振り分けは以下のとおりです。

出玉性能
10R+アルティメットRUSH 10.1% 1,000発
10R+マギカ☆RUSH 40.2% 1,000発
3R+マギカ☆RUSH 50% 300発

右打ち中は50%がMAXの10Rです。

この台で勝てるかどうかは振り分け次第という感じですね。

宵越し天井狙いも有効

ラムクリアされない限りゲーム数がリセットされないため、朝一は狙い目となります。

天井のバカンスモードは300Gと浅く、かつ右打ちでの当たり=ST直行なので、100回転越えてれば積極的に狙いたいですね。

さらにSTの期待値2,500発くらいあるので、150回転越えてれる台が落ちてればボーダーラインを大きく割る1K14回転くらいでも打ってよしです。

まどマギ キュゥべえverの流れ

スペックは上のとおりですが、演出面で本機のポイントを簡単にまとめます。

振り分けのとおりですが、初当りの3割がマギカ☆RUSH直通で、7割が魔法少女BONUSからのRUSHチャレンジとなります。

魔法少女BONUS後はRUSHチャレンジ

魔法少女BONUS
初当りの7割が魔法少女BONUS(7図柄以外の当たり)です。

魔法少女BONUS後は時短4回転+残保留4回転の計8回転のRUSHチャレンジに突入します。

RUSHチャレンジでの引き戻し確率は約30%です。

RUSHチャレンジ中の演出

RUSHチャレンジ
RUSHチャレンジは、ワルプルギスの夜と新編チャレンジの2種類の演出が選択できます。

ワルプルギスの夜は保留をまとめて1つの演出で告知するタイプで、新編チャレンジはシンフォギアのような1回転毎のバトルタイプの演出です。

バトルの場合は、縦カットインが出れば確定ですし、なぎさとまどかは期待度高いです。

なぎさ

ワルプルギスの夜演出は赤文字とか普段と違うチャンスアップが出れば、どれも激アツと思ってよいですね。

ST中の演出

STのマギカ☆RUSHは時短25回転+残保留4回転の29回転ですが、3つの演出パートに分かれています。

簡単に流れを説明します。

保留連は巻き戻し演出


最初の4回転はおなじみの巻き戻し演出です。

画面がフリーズして、「繰り返す」で保留連確定です。

保留連

一番嬉しい瞬間の1つですね。

ちなみに、1/23.4が4回転以内で当たる確率は約16%です。

中盤21回転はバトルモードかストーリーモード

バトルモード ストーリーモード

マギカ☆RUSHのメインゾーンの中盤21回転での当選率は約60%です。

ここの演出はバトルモードとストーリーモードの2種類が選べます。

バトルモードは登場キャラがほむらかまどかなら高期待度です。

バトルモード まどか

味方が参戦するパターンはほぼ確定ですね。

参戦

一方のストーリーモードは劇場版らしく、ほむらがメインの演出となっています。

赤文字などのチャンスアップが絡むと信頼度は50%オーバーですね。

STのメインとなるこのゾーンは演出が豊富です。

ソウルジェムが育っていったり、キャラが画面いっぱいに落ちてきたら確定など、前作の使い回しですが、面白いですね。

ラスト4回転(残保留)はバトル告知


ラストの4回転(残保留)はバトル演出です。

右打ち指示で保留をため、パネルで選択されたキャラがバトル勝利で引き戻しです。

FULL CHARGE マミ

上のように巴マミの単独はかなり厳しいですが、赤や金などのチャンスアップが絡めば高期待度、というかほぼ確定です。

ちなみにチャージのパネルにまどかがいれば大当たり濃厚です。

4回転なので、ここの引き戻し確率も約16%あります。

僕の実戦結果と感想


僕の実戦では冒頭のアルティメットRUSHが連チャンしてくれたこともあり一撃1万発近く出ました。

アルティメットRUSHの出玉スピードすごい、これ本当に甘デジ?というのが一番の感想です。

ただ、右打ちの半分は3Rなので、この台で勝てるかどうかは振り分け次第ですね。

個人的にはメリハリあるのは高評価ですが、展開悪かったらライトミドル並に負ける覚悟が必要です。

そのほか、実戦した感想をお伝えします。

止め打ち推奨

止め打ち
本機は止め打ち推奨ですね。

まずST中は割とゆっくり演出が進みますので、保留を貯めたらしっかり打ち出すのは止めましょう。

上の写真の真ん中あたりに、おまけポケットがあるので割と救われますが、大当たり中のラウンド間でも2球くらいはこぼれていきます。

1回の出玉が少ない台なので、ボーダーラインへの影響も大きいです。

ST中はチャンスアップあればだいたい当たる


まどマギは前作も同じですが、ST中はチャンスアップが絡むと期待値が跳ね上がります

上の役物が落ちてきたり、赤文字とかでも信頼度は50%を超えます。

逆にミキやマミさんが普通にバトルしてたらたいがい負けます。

通常時の演出バランスは良い


本機は甘デジということもあって当たりやすいのは当然ですが、演出バランスがよくなったように思います。

前作のミドルはだいたい赤保留以上かつ、金カットインとか、激アツ絡まないと当たらない印象でしたが、幅広くあたる感じになってます。

金カットイン

最後に体感レベルでの通常時の演出の特徴をご紹介します。

ソウルジェムは高期待度

ソウルジェム
ソウルジェムは緑スタートでも紫以上に昇格するのが濃厚で、この時点で50%以上の期待値があります。

前作のミドルでは紫だと厳しいなぁという印象でしたが、今作はタイトル予告やカットイン絡んだりしたら十分当たりますね。

タイトル予告 カットイン

キャラストックは強い

キャラストック
擬似連中にキャラストックされるとかなり強い印象です。

演出の途中で保留を格上げなどしてくれます。

保留変化

キャラストックは2人の場合もあり、このパターンは激アツです。

新編リーチはほぼ発展しない


劇場版の新編リーチは当たればRUSH濃厚なのですが、煽りが長い割にはリーチしません。

ベベ保留から発展するケースが多いです。

べべ保留

逆にリーチ濃厚の前兆演出が絡めば期待しましょう。

全てを台無しにする緑カットイン

緑カットイン
これは享楽の台共通の残念演出ですね。

最終カットインが緑だと、はい残念、という感じです。

ただ、一度だけゼブラ柄と絡んでその時は当たりました。

本機のゼブラは確定だったはずなので、演出選択のバランスが見直されてるのかもしれません。

まとめ

今日はパチンコ新台の「P劇場版魔法少女まどか☆マギカ キュゥべえver」を実戦した感想などをお伝えしました。

甘デジに一撃性をもたせたスペックは個人的には評価したいです。

演出面ははっきりいって前作の使い回しですが、まどマギのファンであれば十分楽しめると思います。

僕は原作は全く知らないのですが、劇場版の新編の演出も全体的によくできていて、見せ方はさすが老舗の享楽ですね。

遊タイムは実質天井かつ300回転と比較的浅いので、ハイエナ狙いもおすすめの台です。