出世しそうな20代の特徴とは?|会社の研修やセミナーでは絶対に教えてくれないこと

出世しそうな20代の特徴というのはネットや雑誌の記事でよく取り扱われています。そこにあるのはコミュニケーション能力が高いとか、上昇志向がある、自己研鑽しているなど、それなりに納得できる内容ですが、具体的でないと感じることが多いです。今日は僕が実際のサラリーマン生活で感じている出世しそうな20代の特徴などをお伝えします。

出世する人の特徴というのは年代やポジションによって異なるため、ひとくくりに論じるとどうしても抽象的な表現となってしまいます。

今日は40代も近づいた僕自身が会社生活の中で接する、概ね入社3〜5年目の20代の若手を対象に、出世しそうな人の特徴や、逆に出世しなさそうな人の特徴を可能な限り具体的にお伝えしたいと思います。

過去に書いたこいつは出世するなと思う若手(1〜2年目)の具体的な特徴と重複する内容はできるだけ避けますので、興味があればそちらも合わせて読んでみてください。

概ね20代のうちに、将来出世する可能性がある人と、出世しないことがほぼ決まった人、のどちらかに会社の評価が下されます。

終わりの無い出世競争という階段の最初の1段目で、上半分と下半分のふるいにかけられるのが20代です。

コミュニケーション能力が高い


コミュニケーション能力が高いというのは出世する人の特徴としてよく言われることですが、何をもってコミュニケーション能力が高いというのか曖昧ですよね。

僕がコミュニケーション能力が高いと感じた若手の特徴を具体的にあげていきます。

社内の会議で組織の立場を意識している

20代前半のうちは学生気分や見習い気分が抜けなかったりするものです。僕もそうでした。

そんな若手のうちから自分の意見と自分が所属する部なり課なりの組織の意見を分けて発言できる人は社会人としての意識が高く、将来有望だと感じます。

仕事のやり方もひととおり覚えて自分の力に自信がつくと、自分の意見を言いたくなるものです。

ただ、社内の会議ではあなたの個人的な意見や見解を聞きたいわけではありません。

あなたの所属する部署として責任を持った発言が聞きたいのです。

もちろん専門性に基づく個人的な見識は有用ですし、責任が取れない立場なら会議に参加するなということではありません。

少し極端な表現をしましたが、会社組織において個人でいられる場所はないということを意識しているということです。

上司への報・連・相が的確

報連相が大事だというのはよく言われることです。

若手のうちは特に自分で判断がつかない時などに上司へ相談する機会も多いでしょう。

この時、事実と意見や見解をしっかり分けて話が出来るかどうか、相手の立場に立って話せているか、この2つが大事です。

出世しそうな子はまず事実を端的に報告し、その後自分の見解を述べるという話し方をします。

また、上司との会話で、
「ちがうちがう、俺が聞きたいのはそうじゃなくて、こういうことなんだけど」
というような返しをよく受けるようであれば、相手の立場に立てていないということです。

完全に相手の立場に立つというのは不可能ですが、「この人は何が聞きたいんだろう?」ということを常に意識するだけでも大分違います。

これらは一例ですが、こういうところであなたのコミュニケーション能力が見られています。

メールを上手に使っている


現代社会においてもはやメールなしで仕事は出来ません。

メールは便利なツールですが、気をつけないと顔も知らない相手にメール1つで、「こいつダメだな」と思われかねません。

メールの扱いは本当に気をつけた方がよいです。

出世しそうな若手と出世しなさそうな若手のメールの特徴を具体的にお伝えします。

安易な全員返信はやったらダメ

来たメール全てに全員返信するのがクセになっている人は出世しないだろう、と感じます。

例えばメールの発信者が課長の場合、下の担当と上である部長の両方が宛先に入っていることがあります。

組織の大きさや風土にもよりますが、明らかに反応を求めている時以外は、担当者が部長を宛先に入れて返信してはいけません

メールが次第に細かい内容になってきているにも関わらず、宛先が元のまま飛び交っているのを見かけますが、これも相手の立場に立てていないという一例です。

逆に出世しそうな若手のメールは返信の場合でも一度宛先が見直されています。

こんな些細なこと、と思われるかもしれませんが、こういうところでセンスが見られています。

メールで感情を発信しない

出世しそうな若手はメールにあまり感情を乗せません。

たまにネガティブな感情をメールに乗せて発信する人や、メールで喧嘩をしだす人たちがいますが、これは愚行なので絶対真似しないようにして下さい。

「あなたの考えは間違っている!」みたいなのも同じことです。

こういうメールは時間をかけて練られているのが分かりますが、宛先に入っている関係ない多くの人たちは、そんなメール書いてる暇があったら仕事しろ、と思っています。

目的が明確で簡潔な内容

メールを書くのに時間をかけて本来の仕事が遅れては意味がありません。

出世しそうな若手のメールは基本コンパクトで読みやすいです。

情報共有が目的の場合長文となるケースがありますので、これが絶対ではありませんが、上の報連相と同じく、事実と意見を分けて簡潔に書くことを心がけたほうがよいでしょう。

仕事ができる


当たり前ですが、基本的には仕事ができる人が出世していく可能性が高いです。

じゃあ仕事が出来るってどういうこと?ということについてお伝えします。

30代までは社内政治に巻き込まれることも少ないですし、まずは目の前の仕事を頑張るというのが出世への一番の近道です。

念のため勘違いしないで欲しいのですが、僕は若いうちは仕事頑張れと言うつもりはありません。あくまで出世しそうな若手をこのように感じている、ということをお伝えする記事です。

仕事が早い

出世しそうな20代は仕事が早いです。

この記事で対象としている社会人3〜5年目であれば、基本的にはまだ上からの指示を受けて作業するでしょう。

この時上司なり先輩は自分の経験から、自分ならこれくらいの時間でできる、ということを特に意識してなくてもイメージします。

これに対し、予想より早く仕事を仕上げると「おっ、こいつやるな」と思われます。これの繰り返しが出来る若手という評価に繋がります。

仕事ができるということは、仕事が早いということとほぼイコールと思っていいでしょう。

さらに次の仕事を先回りしている若手は一目置かれることでしょう。「次は見積もりをお願いね。」「できてます。」こういう先回りができる若手は将来有望です。

仕事のスピードが大切なのは業務が明確なルーチンワークであっても、クリエイティブな仕事であっても変わりません。仕事の期限を守るのが社会人としての最低限のルールです。

もちろんいくら仕事が早くても中身が雑すぎると周りに迷惑をかけるのでダメですけどね。

自分勝手に仕事の優先順位を決めない

20代のすごい企業家たちは、仕事に限らず人生における様々のことを自分で優先順位をつけて取捨選択する、などと評されることがあります。

それはそれで結構なことですが、会社組織に勤めることとなった人たちが経験の浅いうちから自分勝手に動いてもらっては困ります。

一例ですが、週報や月報などを無駄作業と考えられる人も多いのではないでしょうか。

僕も昔は、週報書いてる時間あったら実務を進めた方がいいから時間の無駄だと考えていました。

ところが、僕自身が新人や若手とチームを組んで仕事をするようになってからは、お前ら週報出せや!と思うようになりました。

プロジェクトなりの意思決定に各担当者の進捗や情報が必要だからです。

これは一例ですが、自分にとって無駄、ということが会社にとって無駄とは限りません

ただただ指示に従うのが良いとは思いませんが、出世しそうな子は素直な人が多いです。

僕は若いころ自分中心(今も色濃く残ってますが)、自分が正しいと信じて疑わない性格でしたが、今思えば間違いだらけです。

当時の上司や周りはとても扱いずらかったでしょう。今になって反省しています。

早く帰ることを心がけている

これは働き方改革のよるところが大きいですが、出世しそうな20代は早く帰ることを心がけています。

未だに残業をたくさんしていることが頑張っていると評価されると考えている人は多いですし、バブル世代の管理職などはそう思うかもしれません。

ただ、これは多くの企業で今後間違いなく変わってきています。

難しい問題ですが、今の世の中残業しすぎると周りはがんばっていると評価しても、人事にバツをつけられる可能性が極めて高いです。

言うまでもなく人事にバツをつけられたら出世することはありません。

自己研鑽している


朝活など、自己研鑽をしています。

今は働き方改革も進み、自由な時間が増えつつあります。オフ時間を活用して自己研鑽している若手は偉いなぁと素直に感心します。

昔はスペシャリストのI字型とか、専門性に幅広い知識を加えたT字型という表現が使われていました。

I字型|研修や社外のセミナー等で専門性をさらに磨いている

会社生活で全てのベースになるのは20代で培った専門的なスキルです。

極端な言い方をすると、30代以降はこれを消耗しながら会社から給料をもらうのです。

もちろん30代以降も勉強は続くのですが、土台の大きさがその伸びシロを決定付けます。

また、転職するにしても専門性がないとどこにももらってもらえません。

あたまが柔らかい20代のうちに社外のセミナー等を活用し、人脈を広げつつスキルを更に高めている若手は出世しそうです。

ただし、あくまで実務的なセミナーです。スピリチュアルだったり自己啓発系のセミナーは違いますよ。

T字型|仕事の幅を広げるスキル

専門性が大切なのと同様に、スキルを横に広げると仕事の幅が広がります

例えば英語のしゃべれるエンジニアは希少性が高くニーズがありますし、経理が分かる営業は重宝されるでしょう。

明確な用途が定まってなくても英会話などの習い事してる人は上昇志向が高く、出世する可能性は高いです。

社内に味方を作っている


会社組織において嫌われ者は出世しないだろうというのは想像できると思います。

逆の言い方をすると、社内に味方が多い人は出世に近付きます

貸し借りを意識している

会社はお友達の集いではありませんので、嫌な言い方をしますが、人間関係は貸し借りです

情けは人のためならず、ではありませんが、親切な人は出世しそうです。

当人に腹黒い思いはないでしょうが、貸しは30代以降、相手のポジションが上がってから回収するのが良いでしょう。

上司と良好な関係を築いている

あなたが出世するかしないかを決めるのは直属の上司です。例外はありません

課長以上はローテーションになってきますので、若手のあなたの上司は数年おきにころころ変わります。

それぞれでタイプが異なりますし、怒るポイントも違います。

上司は自分に似たタイプの部下を出世させたくなるものですので、仕事ができなくても、上司に合わせて自分を変えることができる調子がいいタイプは出世しそうだなと思います。

基本的にポジティブな性格

これはいろんなところに書かれているとおりです。ポジティブな人は出世しやすいです。

前向きな人には自然と周囲に人が集まり目立ちますし、出世して欲しいと周りが思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今日は僕が実際に接する入社3〜5年目くらいの若手で、出世しそうな人の特徴をできるだけ具体的にお伝えしました。

冒頭にも書きましたが、20代では概ね上半分と下半分くらいの選別がされます。

出世したくないという人が増えていると言われますし、出世を目指せという思いで書いたものではありません。

今日書いた内容は出世云々以前のところが大半ですので、会社内での立ち回りの参考になれば幸いです。

なお、僕自身サラリーマンですので、今日お伝えした内容はあくまで会社組織に限った話で、個人で事業を起こすような人たちには全くあてはまらないだろうと思います。