先日1週間ほどロンドンに出張してきました。海外出張は何回かありますがロンドンは僕にとって初めての土地です。今日は僕と同じく初めてロンドンに出張される方にとって最低限知っておいた方が良いと思ったことをポイントを絞ってお伝えします。
今回のロンドン出張は急遽決まり、ほとんど何も下調べすることもなく現地へ向かったのですが、トラブルというほどでもありませんがいろいろ準備不足を感じました。
また、ロンドンの観光スポットなどは他の方が散々書かれていますので、出張という時間制限のある中で僕がおすすめするルートなどをあわせてお伝えしたいと思います。
ヒースロー空港から市内へのアクセス
ロンドンの玄関口であるヒースロー空港到着後は電車やタクシー、バスなどで市内へ移動します。
格安で移動したければバスや各駅停車のローカル線も良いですが、いずれも1時間以上要します。
3人以上であればタクシーも良いですが、僕のように1人出張の場合はヒースローエクスプレスの利用がおすすめです。
パディントン(Paddington)へは列車(ヒースローエクスプレス)がおすすめ
ロンドンから市街地にあるホテルへ公共交通機関で移動するならばまずパディントン駅を目指すことになります。
パディントンへの移動は上の通りヒースローエクスプレスの利用をおすすめします。
だいたい15分間隔で運行しており、ヒースロー空港からパディントン駅までだいたい15分で到着します。
以下の青い標識を目印に進めば乗り場につきます。
往復割引きであれば37ポンドです。片道19ポンドとバスやローカル線より高くつきますが、大幅に時間短縮できます。
タクシーの場合だいたい100ポンドなので1人ならば経費節約にもなります。
ちなみにJALはターミナル3、ANAはターミナル2と、となり同士でヒースローエクスプレスの駅は同じです。
なお、行きは問題ありませんが、帰りは乗り過ごしに注意しましょう。乗り過ごすとターミナル4、もしくは5に行ってしまいます。この場合、同じ電車に乗れば戻ってこれます(僕は思い切り乗り過ごしてかなり焦りました)。
パディントンからは地下鉄移動が基本|オイスターカードは必須アイテム
パディントンからホテルの最寄駅までは地下鉄の移動が便利です。地下鉄の乗り場はパディントン駅の改札出て真正面にあります。
また、地下鉄を利用するのであればオイスターカードを作っておいて損はないでしょう。地下鉄だけでなくバスなどでも利用できます。
オイスターカードは日本でいうSUICAやPASMOと同じようなものですが、ロンドンの公共機関を通常の半額以下で利用可能です。
オイスターカードの作成に5ポンドかかりますが、複数回利用するのであれば間違いなく割安になります。記念にもなりますしね。
SUICAなどと同じくどこの駅でも作れますし、係員が作り方を教えてくれます。観光客が多いためか英語が苦手でも丁寧に教えてくれます。
ロンドンの地下鉄は結構複雑
地下鉄はサークルライン(日本でいう山手線)が主要な駅を繋いでいたりと便利なのですが、ロンドンの地下鉄は路線が入り組んでいてそこそこ複雑です。
なんの準備もない僕は路線図を見て呆然とし、日本の路線図の前で固まる観光人客の気持ちがすごく分かりました。
目的地までの経路は事前にしっかり調べておくことをおすすめします。
ホテルの設備、チップなど
ようやくホテルに到着しましたが、ここでもいくつか日本と違うところがあります。
電源端子が合わない
これはよく知られていることですが、欧州は240Vが主流です。
最近の日本のACアダプタは240Vまで対応していますが、コンセントが違いますので変換器が必要です。
僕はネット用にイモトのwifiをレンタルしていて、それに変換器がついていたので問題ありませんでしたが、なければ変換器をもっていないとスマホの充電ができません。
歯ブラシ、髭剃りは置いてない
ホテルには歯ブラシ、髭剃りは置いていません。
最近は衛生面の観点や環境配慮による使い捨て製品の削減などあり、フロントにも置いていないホテルが多いようです。
近くのコンビニみたいなので売ってるので買いました。
すごい変な形(笑)。結構高いので持参することをおすすめします。
ベッドメークにチップは不要
アメリカでは枕元に1ドル置いておくのが普通ですが欧州は不要です。僕はチップは置きませんでした。
ロンドンでの服装
続いてロンドンでの服装についてです。
結構寒い
これもよく知られていますが、ロンドンは日本で北海道くらいの感覚で服装を準備するとよいでしょう。
ヒールは不向き
観光地は特にですが、ロンドンは石畳が多いです。
結構でこぼこしてますので、女性の方は高いヒールはやめておいた方が無難でしょう。
ロンドンの喫煙事情
僕が驚いたのはロンドンの喫煙事情です。ロンドンのタバコは1箱10ポンド(1,500円)くらいしますし、かなり禁煙が進んでいると思っていたのですが、全く違いました。
屋内は全面禁煙だが、屋外はどこでも吸える
ロンドンの屋内は基本全面禁煙となっています。
一方で屋外は、どこでも喫煙可能、といってよい状況です。
日本だとひんしゅくものの歩きタバコが当然という感じで、まわりもそれを許容しています。
そこかしこのゴミ箱には下の写真のように灰皿付きになっています。
ロンドン市内の交通事情
続いてロンドン市内の交通事情です。
横断歩道の信号は基本無視
ロンドンの人たちはよほど交通量の多い場所以外は横断歩道の信号を無視します。
かなり微妙なタイミングでもどうどうと歩いて渡るので見ているこっちが肝を冷やします。
ただこれを観光客が真似するのはおすすめしません。やはり地元の人には肌感があるのでしょう。人が動き始めたと思って安易についていくと僕のようにひかれそうになります。いやー怖かった。
スマホ見ながら周りにあわせて歩くのは本当に危険です。
自転車は車扱い
ロンドンでは自転車は完全に車扱いとなります。
歩道を走ってはいけませんし、実際に走っていませんでした。
上のように通勤時間は自転車が車に混じっています。
ロンドンではレンタルサイクルのサービスもあり、僕もこれの利用を考えたのですが、ちょっとこの交通事情では危ないなと思い利用を控えました。
特に子供を自転車のせるのは絶対にやめた方がよいです。
タクシーのぼったくりに注意
ロンドンではブラックキャブというタクシーが有名でこれに乗ってみたいとカジノ帰りに流しのタクシーを捕まえたのですが、まさかのぼったくりに会いました。
あきらかに遠回りをして混んだ道を選んで走っているのがわかりました。google地図を手元でみていたからです。
途中で違和感を感じて車内を見渡すと下の注意書きがありました。
手ぶれしてますが、「もしお好みのルートがあれば、出発時に伝えて下さい」とあります。
ロンドンでぼったくりタクシーはあまり聞かなかったので注意してませんでした。まぁこれくらいの運の悪さはいつものことなので気にしませんが。
できればタクシーは下のようなタクシー乗り場で乗車されることをおすすめします。
ロンドンの有名なブラックキャブがぼったくりの思い出になって残念です。
しかも支払い時にカードは使えないときました。損したのは5ポンドくらいですけど当然チップは払いませんでした。
多分あまり多くはないケースですが、行き先を伝える際にgoogleマップを見せて、ルートも分かってんだぞ、と見せつけた方がよいでしょう。
飲食店でのチップの払い方
ロンドンのレストランでのチップの相場は10%程度と言われています。ファーストフード店は不要です。
チップの払い方はいろいろありますが、料金をカードで支払い、チップを現金でテーブルに置いて店を出るのがスマートです。ロンドンはコンビニ含めてカード払いが日本より一般的になっています。
料金支払い時にチップ入ってる?と聞いて、入ってなければ10%を目安にキャッシュで置いていきましょう。
僕が初めてロンドンに出張して感じた注意点はこんなところですね。以降はロンドンの観光スポットを少しお伝えしたいと思います。
ロンドン出張の際のおすすめ観光スポット
僕と同じようにロンドンへ出張でいかれる場合、自由時間はそれほど多くないでしょう。
朝から夕方まで仕事ですので日中は観光できません。ロンドンの観光名所は比較的早く閉まってしまいますので仕事が終わってから十分な観光はできません。
夜間も観光可能なレスタースクエア周辺
レスタースクエア駅は日本でいうところの渋谷を彷彿とさせます。
ロンドンの中心地に位置しており、地下鉄のアクセスもよく、タクシーも常にいます。
ここはカジノもありますし、中華街もあります。夜10時をすぎても下の写真のとおり賑わっています。
僕はこのブログのタイトルのとおりギャンブル好きですので、ヒッポドロームカジノとエンパイアカジノにいってきました。
・【ヒッポドロームカジノ】ロンドンでカジノ体験|ギャンブルしなくても観光にも使えるスポット
レスタースクエア駅近辺にはバーや劇場もたくさんあります。僕が観光したのは木曜でしたが、夜10時をまわっても街は賑やかです。
ホームレスの方が寝ている横に賑やかなバー、こういう光景もありました。
下の写真のバーで踊っている男性、パンツ一丁です。
ロンドンの濃い一面も見れます。
出張最終日に王道の観光ルート
ロンドンから羽田への便は夜出発のものを選び、最終日だけ王道の観光をしました。
僕が実際に行ったおすすめの観光ルートをご紹介します。
まずはバッキンガム宮殿
バッキンガム宮殿では衛兵の交代式が有名です。ですが、シーズンと時間が決まっていますので調べてから行きましょう。
僕は時間を調べずに行って、終わった直後でした。仕方ないのでポケモンGOでジム占拠してきました。
やっぱりここ、大英博物館
ロンドンといえば大英博物館ははずせないでしょう。しかも入館料が無料です。
入館の際にカバンを持っているとチェックで時間がかかるので、もしも観光の中日などであれば、カバンなしで来館されることをおすすめします。
また、入館の際に寄付のラインに自然に誘導されますが、ここは無視して先に進んでもOKです。周りの人を見ていればなんとなく分かります。中に募金箱もあります。
案内の人に聞いたところ写真は全ての場所でオールオッケーとのことでかなり太っ腹です。
館内はかなり広く歴史好きであれば1日楽しめるでしょう。
お土産はハロッズ(Harrods)で決まり
ハロッズ(Harrods)はロンドンで一番有名な百貨店です。日本でいえば伊勢丹や三越といったイメージですね。
地下鉄のナイトブリッジ(Knightsbridge)駅の出口を出ればすぐに入り口ですので迷うこともありません。
ここは高級ブランドもたくさんありますが、1Fにチョコレートや紅茶など、お土産に向いたものが置いています。
特にイギリスといえば紅茶が有名ですので、お世話になっている人や家族へのお土産には最適です。5ポンドくらいから選べて値段も手頃なものも多いです。
まとめ
今日は僕が初めてロンドンへ海外出張した際に気がついた注意点と、時間制限のある中で厳選した観光スポットをお伝えしました。
出張の場合、観光時間がかなり制限されるので効率的な時間の使い方が重要なポイントです。
僕は最終日の観光にバッキンガム宮殿と大英博物館、ハロッズを選びましたが、もう一箇所くらいは回れそうでした。
ロンドンへ海外出張される方の参考になれば幸いです。