最初の投資方針で書いたとおり、僕は投資信託の購入から投資をスタートすることにしました。
でも実際に投資信託を買おうと思ったら種類が多すぎて、何の知識もない僕にはどれを選んでよいか全く分からないという状況でした。
最初に買ったのは、友人に教えてもらったパッケージ型のバランスファンドでした。
パッケージ型投資信託とは
僕が購入したのはメイン口座のマネックス証券が取り扱っているマネックス資産設計ファンド・育成型という商品でした。ほとんどのネット証券で同様の商品を扱っており、「資産設計」「資産育成」「バランス」などがキーワードとして商品名についていることが多く、それぞれの証券会社がメインに据えている商品ですので、投資信託の購入を検討された方の多くの方が目にしたことがあると思います。
これらは株式や債券、リートなどの投資対象に対し、ファンドが独自の資産配分で運用するものです。また、積極運用型という派生商品があるものが多く、この場合ざっくりですが、先進国と新興国株式・債券の割合が高くなっていると思って頂ければよいかと思います。
例えば僕が最初に買ったバランスファンドのポートフォリオは下のような構成となっています。
国内株と債券、先進国株がそれぞれ1/4ずつ、あとの1/4がその他、という感じです。
また、同商品の積極型の場合です。
エマージングとは新興国のことですので、先進国株と新興国株の比率が大きい投資信託です。
こうして見ると当たり前ですがまったくの別物ですね。
ここでこうして振り返って初めて気が付きましたが、当時はこんなことも認識せずに購入してました。
これらは目論見書と呼ばれるものに記載があります。
僕も最初は目論見書なんて読んでらんないって感じで目を通すようになったのは最近ですが、バランスファンドはだいたいどれも似たような感じですので、お手持ちの証券口座で手数料が安いものを選べばよいと思います。
僕は以下のデメリットからもうバランスファンドを買うことはもうありませんが、最近だと、eMAXISバランスという三菱UFJ国際投信が運用する投資信託が手数料が従来の商品に比べかなり安くて良さそうです。最近設定された商品のため実績が出てきていないのが若干不安材料ですが、基本的には従来のeMAXISシリーズの手数料改訂版と捉えればよいかと思います。
バランス型投資信託のメリット
バランスファンドのメリットは以下です。
・最も手間がかからず、リスクを抑えた分散投資ができる。
うーん、これだけかな。
バランス型投資信託のデメリット
・手数料が割高
国内株式型とか先進国債券型といったような投資対象が明確な投資信託に比較して手数料が割高です。
購入時手数料は無料(ノーロード)のものが増えましたが、信託報酬がだいたい1%弱くらいです。分散投資してくれる手間賃分として妥当と考えられるかどうかです。
例えば国内型のインデックス型の投資信託の場合0.5%以下がほとんどです。
自分で投資信託を組み合わせてバランス型投信と同じようなポートフォリオを組めば、ほぼ同じ運用成績の期待ができ、かつ0.5%くらいお得です。これは100万円分投資したとして、年間5千円の差となります。
・資産運用の中身が見えない
僕たちが投資信託の運用成績を判断するのは、ネット口座のトップ画面の残高表示です。
例えば100万円分の投資信託が数ヶ月後に101万もしくは99万になった時、バランスファンドの場合、何が損益の要因となったのかがわかりません。
例えば国内株インデックスファンドであれば、日経平均の動きに対して自分の投資信託の運用成績はどうだろうかといった見方ができ、自分の資産配分であるとか投資方針にフィードバックして考えることができます。
こんな人向け
・投資は始めたいと思っているが、とにかく仕事が忙しくて、真剣に検討する時間がない人。
・投資について勉強する気はないが、ローリスク・ローリターンで資産運用したい人。
未来の自分からのアドバイス
バランス型の投資信託を早めに解約してしまったのは良かったと思う。
今は投資信託自体追加購入する予定はないけど、もし今自分が投資信託で資産運用するならどうやるかを投資信託の選び方に書いておきます。