投資で最初に考えたことと株式取引と投資信託に感じたこと

 一言で投資と言っても投資対象は数多くあります。僕と同じく、投資と言えばまず「株」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

 僕は現在日本と米国の個別株式と投資信託へ保有しています。下のキャプチャ画像は僕が開設したマネックスのトップページからの引用です。株、投資信託の他に債券、FX、先物、金等への投資ができますが、僕は今のところこれらに手を出すつもりはありません。
 

 投資を始めるにあたって最初に考えたのは、投資といえばやっぱり株をしてみたい。でも株は初心者には難しいらしいから、半分は安全な投資信託にしよう。これが僕の最初の投資方針です。

 今日は投資を実際に始めてみて今まで感じた市場の特徴などをざっくりと書きたいと思います。もっと細かいところは別の記事でおいおい詳しく触れていきます。

株式取引(日本株)|ギャンブル好き向き

 僕が最初に興味を持ったのはやはり日本の株式ですが、日本で個人投資家と呼ばれる人はほとんどこの市場に生息しているそうです。僕と同じく株式投資を始めようとされる方に最低限お伝えしておきたいことを書きます。
(僕の拙い取引については日本株カテゴリに更新しています)

値動きが荒い

 1年で数倍になったり、半分になったり平気でします。ここ数年よく耳にする億り人(投資で1億稼いだ人)みたいな人は間違いなく株で稼いだんだと思います。

・1日で数万円の値動きは当たり前
 感覚的ですが、だいたい50万くらいで購入した株であれば、1日で1万円くらいは平気で値動きします。2016年1年間で見ると、日経平均は下がって上がってで最初と最後はほぼ同じ値でしたので、いかに上下動が激しいかが分かります。

・小型株ほど値動きが大きい
 企業が上場している証券取引所の代表的なものにに東証1部、東証2部、マザーズ、JASDAQがあります。前者ほど大企業が多く、後者ほど新興企業が多いです。新興企業は会社の規模が小さいため、株価もよく動きます。よく言われるテンバガー株なども後者に多くあり、また数ヶ月で半額以下などもざらにあります。

・決算前後の値動きは特に激しい
 日本の企業は一般的に四半期決算であり、年に4回企業の経営状況を発表します。この時期は特に株価が大きく動くので注意が必要です。

 僕は日本の個別株式投資はやっぱり一番面白いと思います。自分が良いと思った会社の株を購入して、その株価が上がって利益が出るというのは、競馬の感覚に似ているんじゃないでしょうか。
 日々の値動きにビクビクするようなら、それは投資金額がその人にとって大きすぎるか、株に向いてないタイプということなので、止められた方がよいと思います。投資はギャンブルか論争がありますが、日本株はギャンブルだと思います。

為替と米国株(ダウ)の影響を大きく受ける

 日本企業の株価は為替の影響と世界経済(主に米国)、世界情勢の影響を強く受けます。個別の企業の決算が良いとか悪いとか関係なく、円安になれば株価全体が底上げされ、ダウが上がれば日経平均も上がる傾向があります。逆もしかりです。
 2016年よくあったのが次のケースです。北朝鮮のミサイル試験やシリア攻撃などの世界情勢の緊迫から、米国で株が売られ安全資産とされる円が買われた結果、日本の株価はダブルパンチで米国株の倍下げる、というような場面がよくありました。一方逆に円安が進んでダウも上がればお祭り騒ぎのように一気に上がったりもします。
 日本株を始められる場合、売買のタイミングを見るためにも、個別の銘柄の値動きだけに目を向けるのではなく、市場全体と世界情勢にも目を向けた方がよいと思います。僕はいつも裏目に出ますが。。。

株式取引(米国株)|実は一番安定した投資先

 米国株はハードルが高いように思われますが、ネット環境の充実により今は日本の株と同じくらいに簡単に取引ができます。最初に円をドルに変える手間が入るだけです。(僕の保有銘柄等は米国株カテゴリに更新していきます)

比較的安定した値動き

 海外の株価は日本以上に値動き荒いように紹介されることが多いですが、米国株に限ってはそんなことはありません。日本株に比べても日々の変動幅は小さく、また過去を見る限り米国株の平均であるダウやナスダック(日経平均の米国版みたいなもの)は右肩上がりです。

ETFが凄く優秀

 ETFとは株の集合体を小売りしたようなものと思えばよいです。日本の株に比べ米国株のほうが安定的とはいえ、個別銘柄はやはりそこそこ大きく値動きします。これに対しETFは広く薄まった形になりますので、リスクを分散した投資が可能です。
 VTIやVOOといった有名所を買っておけばまず間違いなく、ダウやナスダックと全く同じと言ってよい値動きをしてくれます。これらは手数料も0.1%以下で、日本の投資環境に比べていかに米国が進んでいるかが分かります。

配当金が魅力

 米国の企業は、企業は株主のものという意識が強く、株主還元に力を入れる企業が多いのが特徴です。コカ・コーラやP&Gといった超大企業でも3%くらいの配当を出します。上記のETFも配当金を出してくれます。これは日本のあやしい投資信託のようなタコ足配当ではなく、ちゃんと企業の配当金から支払われます。
 
 米国株は非常に魅力的な投資先だと思います。ただ、一度ドルに替えてしまう以上、頻繁に円に戻すと手数料や為替の影響を大きく受けるため、しばらく手をつける予定のない余裕資金で、長期保有するスタイルがおすすめです。

投資信託|安定した資産運用向き

 投資信託は日本や米国の株の取引は面倒だしリスクが大きいと思っている方に良い商品だと思います。例えば日本株を対象とした投資信託は多くの企業に資金を分散しているため個別銘柄の値動きを薄めてくれます。

債券や新興国株など個人で買えないものを組み込める

 個人では替えない国が発行する債券や、一部を除き新興国の株式を自分のポートフォリオに組み込むことができます。債権は株式と反対の値動きをするとされており、リスク分散になりますし、新興国はこれからの成長が期待できる国々であり、特に人口増加を続けるインドなどの企業の株を組み込めるのは有難いです。投資信託なのでリスク分散もきいています。ただ、現状でいえば、新興国株よりも米国株の方が安定かつ上昇率も良いかなという印象です。新興国の株価は日本と同じく世界情勢に相対的に敏感であり、下げる時も早いです。

いっぱいありすぎてどれ選べばいいか分らない

 日本では投資信託だけで6千種類以上あると言われています。僕は友人にアドバイスを貰いながら投資信託を選びましたが、正直何の知識もなく始めろと言われても困ると思います。僕が投資信託購入の際に一番気にするところは信託報酬と運用実績です。これらについては別で取り上げたいと思います。

—–2018年1月追記—–
 もし僕が今500万円を投資信託だけで資産運用するなら
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 投資信託は株とかはリスクが高くて怖いけど投資は始めたいという人にはぴったりです。積立てNISAなどを活用して保有するのが良いと思います。

まとめ

 今日は僕が投資を始めたころを振り返って(まだ1年程度ですが)、最低限自分が知っておきたかったことを書きました。これから投資を始める方に少しでも参考になればうれしいです。