『P頭文字(イニシャル)D』を打った感想と評価|なんか昭和臭するけどけっこう面白い

パチンコ新台「P頭文字(イニシャル)D」を実戦してきましたのでスペックの紹介や僕の感想と評価をお伝えします。本機はD-SPECと銘打った爽快感のあるラッシュが特徴で、継続率が約93%もあるという点です。スペック的に一番近いのはダンバインですね。個人的には高継続台が好きなのでけっこう期待していました。ちなみに遊タイム(天井)はありません。

原作のイニシャルDは有名な走り屋マンガで、1995年から2013年までヤンマガに連載され、累計5500万部を突破しています。

僕はちゃんと読んだことないのですが、主人公の藤原拓実にあこがれてハチロクに乗っていた友達も何人かいたくらい影響が大きかったですね。

同タイトルは過去スロットにもなっていますが、パチンコとしては初で、版権はSammyです。

本機の一番の特徴は、D-SPECと銘打った、高継続で爽快感のあるラッシュです。

P頭文字D,感想,評価
>>「P頭文字D」sammy公式HP

機種の概要としては、初当り1/256で、ラッシュ突入の仕組みが少し変わってますが、トータルの突入率は約52%です。

ラッシュの「最速夢現RUSH」は70回転のSTですが、継続率は約93%と源さんと同等で、平均15連が期待できます。

1回の出玉は控えめなので、出玉速度は時速1.5万発といったとこでしょうか。

一瞬の脳汁台というよりは爽快感を楽しむ感じで、とくに原作ファンには面白いと思います。

また、ボーダーラインは等価で約19回転と、少し辛めですね。

詳しいスペックや演出などは後述しますが、特徴を簡単にまとめます。

P頭文字Dの特徴
・初当り1/256の確変突入率52%
・ラッシュ継続率は約93%(平均15連)
・ラッシュは爽快(続かなかったけど)
・通常時はロゴ落ち待ち
・演出はなんか古くさいけど、バランスはいい

 
後述のとおり僕はラッシュを堪能することなくボロ負けしましたが、全体的にはそこそこ面白い台だと思いました。

ネットの評判ではクソ台とか結構辛口の評価が多そうでしたが、そこまで酷くないというのが僕の感想です。

基本スペック

PイニシャルD
まずは基本スペックを整理します。

P頭文字D
大当り確率 1/256
右打ち確率 1/27.2
ラッシュ突入率 トータル51.2%
ラッシュ継続率 約93%
RUSH回転数 70回転
天井(遊タイム) なし
等価ボーダーライン 約19.3回転

初当り1/256のスペックは珍しいですね。ライトミドルと呼んでいいんでしょうか。

ラッシュへのメインルートは僕の苦手な時短引き戻しですが、トータル突入率は約52%です。

一旦ラッシュに入れば1/27の70回転なので、終わる気がしないですね(前振り)。

また、遊タイム無しは評価が分かれるところでしょう。

振り分け

振り分けは以下のとおりです。

・へそ振り分け

振り分け 次回
3R
1% ST70回転
44% 時短100回転
42% 時短200回転
13% 時短65,536回転

へそからはオール3Rですが、ラッシュ直通は1%です。

時短回数に振り分けのある変速スペックで、引き戻し確率は以下のとおりです。

引き戻し確率
100回転 32.4%
200回転 54.3%
65,536回転 100%

 

100回転目の継続ジャッジ成功で200回転、200回転で「覚醒」すれば実質当確です。

継続

個人的には1/256を引き戻せる気がしないので、苦手なのですが、トータル突入率は51.8%あります。

・電チュー振り分け

振り分け 出玉
10R 25% 900発
6R 25% 540発
4R 25% 360発
2R 25% 180発

右は振り分けはシンプルに25%均等なので、1回の大当たりの平均出玉は500発弱です。

ボーナスの種別は「ダウンヒルBONUS」が2R〜6R、「LEGEND BONUS」は10Rですが、転落とか次回確定とかはない普通のSTです。

ダウンヒルBONUS

93%の平均連チャン数は約15連(初当り込み)なので、期待値は7,000発といったところでしょう。

この台で勝てるかどうかは振り分け次第ですね。

ボーダー、遊タイム、止め打ち

本機のボーダーラインは等価で約19回転くらいと言われています。

ただ、ちゃんと計算したわけじゃないですが、ラッシュの期待値から考えるともう少し低く1K18回転切るんじゃないかなと思いますね。

止め打ちに関しては、ST中は保留消化に合わせてちょろちょろ打ち出すのがいいと思います。

削りはひどくないですが、70回転の高継続なので、ちりつもで結構影響でてきます。

最近の流れのとおり遊タイム無しで、ここは評価が分かれるところでしょう。

闘走BONUS

闘走BONUS
初当りは3Rの「闘走BONUS」です。

ボーナス終了後は、1%のラッシュ直行を除き、「闘走MODE」へ移行します。

闘走MODE

ここは低確(1/256)の抽選で、時短回転数以内に大当りを引ければ「最速夢現RUSH」に突入です。

時短中は演出も長めなので、しっかり止め打ちしましょう。

ライバルとのバトル演出がメインですが、発生頻度は低めなので、発展すればそこそこ期待できますね。

バトル発展時のトータル信頼度は25%といったところでしょう。

VS高橋啓介

対戦相手より先読みが重要な印象で、赤の先読みは信頼度80%はありそうです。

保留変化に関しては、緑ならリーチ確定でワンチャンあるかな、くらいですね。

先読み 緑保留

ちなみに、3テンパイは激熱、7テンはいわずもがな確定です。

あと、「庄司慎吾」の乱入も確定ですね。

庄司慎吾

僕は原作知りませんが、本機ではアミバ的扱いなのかなと思います。

RUSH中の演出

最速夢現RUSH
「最速夢現RUSH」は70回転のSTです。

右の確率は1/27.2なので、継続率は約93%もあります。

最初にバトルの相手を決めますが、時短中とは異なりここは即当たりがメインです。

高橋啓介

カウントダウンの先読みやボタンプッシュの即当たりが多そうです。

カウントダウン ボタンプッシュ

いろいろ見たかったですが、後述のとおり全然続かず、唯一みれたのがこのプレミアだけです。

ちなみにRUSH中の「藤原ZONE」突入は、LEGEND BONUS(10R)濃厚です。

ラスト4回転

ラスト4回転
STのラスト4回転は専用演出で、ライバルの高橋涼介を振り切れば大当り=継続です。

4回転の当選確率は約14%なので、ちょっとしんどいですね。

僕は引き戻したことないですが、タイトルがいつもと違ったら勝利濃厚、画面シェイクでチャンスアップです。

僕の実戦結果と感想、評価

P頭文字D,実戦結果
ここからは僕の実戦結果と感想や評価をお伝えします。

僕は引き戻しタイプは相性が悪く、4回目にしてようやくラッシュ入ったと思ったらまさかのスルー

全然楽しめなかったですが、通常時が割とテンポもよかったので別の日に再戦しました。

単発スルー

スルーは回避したけど、単発終了。。93%だよね??

ムリ!もうムリ!!

ラッシュ中の爽快感が全く味わえてないけど、もう怖くて打てません。

まぁこれは台が悪いのではなく僕のヒキが悪いだけなので仕方ないですが、30連くらいしてる隣はめっちゃ楽しそうでした。

クソほど負けましたが、演出面やスペックはクセはあるもののバランスがいいと思ったので、全体的には高評価です。

その他感想などをお伝えします。

楽曲がなつかしくていい

僕はほとんど聞けませんでしたが、本機はRUSH中の音楽がいいですね。

以下の楽曲が選択できて、どれもかなりノリノリ(死語?)で良い感じです。

Shining Speed
小林竜之
Chase for Dream
リザレクション BACK-ON
Candle Flames
BACKDRAFT SMITHS
Carry on
around the world
m.o.v.e
Gamble Rumble
NIGHT OF FIRE NIKO
RUNNING IN THE 90’S MAX COVERI
BACK ON THE ROCKS MEGA NRG MAN
WINGS OF FIRE Jee Bee
CRAZY FOR LOVE DUSTY
DEJA VU DaveRodgers
SPEED LOVER SPEEDMAN
Truth of blue サミー
BURN INSIDE
TAKENOBU&KUNOICHI@SEGA

 

通常時はロゴ落ち(赤)待ち

赤ロゴ落ち
本機の注目演出は後述しますが、何待ちかと言われれば、変動開始時のロゴ落下(赤)待ちですね。

初当りの半分以上に絡んでいました。

ここから激アツ演出に発展していくパターンが多いです。

無意味な演出が多い


本機は通常時に無意味かつ同じ演出が多発しますね。

これが3回転連続ででてきた時は、もういいって、と思いましたね。

あとこれも多いです。

色ボケです

普通におとなしく外れてくれていいんですが、やたら出るので、この辺も台の作りに古くささを感じるポイントですね。

あと、擬似連の時の「ディ、ディ、ディ、ディ、ディーー!」というDJの声も昭和感が漂ってますね。

まぁこれは個性と思えば目を瞑れるレベルです。

眼中のあおりはいらん

アウトオブ眼中
「エンペラー襲来予告」のあおりで、眼中、眼中、言うのがうっとおしいですね。

アウトオブ眼中なんて言葉、平成生まれでも知らないんじゃないですかね。

発展しても大した信頼度もないので、ネットの評判でも、どこ切り取ってんのと言われてますね。

通常時の演出信頼度等

最後に通常時の演出信頼度などをお伝えします。

詳細は攻略サイトなどに出ていますので、僕の見た範囲の体感レベルでさらっといきます。

王道は4大注目演出

本機には4大注目演出があり、僕もひととおり見ました。

通常時はさんざん回しましたからね。

4大注目演出
・次回予告(50%以上)
・11000回転回せリーチ(50%)
・涼介バトル(64%)
・藤原ZONE(64%)

 
この中では、大当りのメインルートであるDバトルリーチ後半に発生する「藤原ZONE」が一番絡みやすいですね。

・次回予告
次回予告
・涼介バトル
涼介バトル
・11000回転回せリーチ
11000回転きっちり回せリーチ
・藤原ZONE
藤原ゾーン

本機最強の「涼介バトルリーチ」が頭ひとつ抜けてる印象で、チャンスアップが一切なくても信頼度が50%はありますね。

金文字だったり、終盤に文太のカットインが入れば90%以上です。

金文字 藤原文太

王道は複数DアイコンからのDバトルリーチ

Dアイコン
本機の王道は「Dアイコン」獲得からの「Dバトルリーチ」です。

「Dアイコン」はミッションリーチなどで獲得していきます。

ミッションリーチ

Dアイコンは2つ以上は必須で、どちらかに赤か金が欲しいところですね。

銀+赤で50%、金があれば70%オーバーの信頼度です。

また、エイリヤンレバーでDアイコンが増えたり、発動タイマー付きなら後半に激熱の「藤原ZONE」「地元SP」へ発展濃厚です。

エイリヤン タイマー

Dアイコン発動でチャンスアップが発動しますが、基本的には発動が遅いほどチャンスです。

Dバトルリーチ コンセントレーション

「溝落とし」や「やべー突っ込み」とか原作ファンなら興奮ものですね。

バトルリーチは演出の期待感の上げ方と実際の信頼度がバランスよくて、この辺はさすがサミーですね。

ちなみにたまに卵から「ジュラッキーズ」がでてくることありますが、こいつは確定ではないどころか激アツでさえありません。

ジュラッキーズ

Sammyはこのキャラをどうしていきたいんでしょうかね。

エピソードリーチはたまに当たる

エピソードリーチ
弱リーチはずれからたまに「エピソードリーチ」に発展しますが、これ結構あたりますね。

「破滅へのカウントダウン」「涙のパワー」の2種類で、どちらもトータル信頼度は40%くらいです。

キリン柄や金文字は大当り濃厚ですが、タイトル赤などのチャンスアップがあれば十分期待できます。

茂木なつき

ヒロインのなつきの告白シーンですね。

原作ちゃんと読んでないですが、かわいいけど割と問題のある子だった記憶がうっすらあります。

赤の先読みは強い

先読み
本機は先読みの緑と赤のギャップが大きいですね。

緑はノーチャンス、赤は最低でも信頼度が30%はありそうです。

図柄のオーラ以外にも保留下からエンジン音の先読みパターンもあります。

エンジン先読み

逆に青や緑の先読みだったら打ち出し止める必要もないですね。

保留変化はあまり関係ない

保留変化
本機は保留変化はあまり関係ない印象です。

キリン柄やデカ保留は激アツですが、全くと言っていいほど出ませんし、僕は赤保留さえ見たことありません。

プッシュ保留が緑に変化して、なんでやねん、って思ったらサクッと当たりました。

プッシュ保留

まとめ

今日はパチンコ新台「P頭文字(イニシャル)D」のスペックや実戦した感想、評価などをお伝えしました。

残念ながら僕の実戦ではスルーと単発で、ラッシュの爽快感を味わうことはできませんでしたが、全体的にバランスが良いと思ったので個人的には高評価です。

まぁトラウマになったので二度と打たないですけどね

導入台数も少ないですし、コンテンツが古いということとは別に、演出の昭和感というか、なんとなく古くさい印象もあり人気が出るかというと、そんなに出ないだろうとは思います。

ちなみに頭文字Dの続編の「MFゴースト」が2023年からTVアニメ化されるそうなので、パチンコ化したのは宣伝の意味も少しはあったのかもしれません。