仕事ができないのになぜか出世する人の特徴|身の回りにこんな人いませんか?

 身の回りに仕事ができないのになぜか出世している人がいないでしょうか。基本的には仕事ができる人が出世していくのは間違いないのですが、中には「あれっ、なんでこの人が?」と思うことがあるのも事実です。今日は大手メーカーに勤める僕の周りにいる、仕事はできないのに出世する人の特徴をお伝えします。

 会社組織に勤める以上は「出世」は避けては通れない問題です。

 同期入社の10人に1人が課長になり、その中のさらに10人に1人が部長等に昇進していきます。

 出世なんか興味がないという若者が増えていますが、30代も半ばを過ぎると否応なしにこの問題に巻き込まれます。

 基本的には仕事で成果を出し続けた人が出世していきますが、中には必ずしもそうとは言い難い人もいます。

 誠に失礼ながら数名の方を思い浮かべながら、今まで僕がみてきた仕事ができないのに出世する人の特徴をお伝えします。
 
 ただし、ここでいう「出世」は中間管理職、課長級までの話です。さらにその上にはここで書くような人ではたどり着けません。

上司に対してはとことん「YESマン」

 まず最初に当たり前のことを書きますが、あなたが出世するかしないかを決めるのはあなたの上司です。例外はほぼありません。これだけは覚えておいて下さい。
 
 自分の上司と喧嘩ばかりしているという人は間違いなく、出世できません。

 仕事ができなくても出世する人は、上司の命令に対してNo.BecauseやYes.Butなどはありません。どんな時でもYes.Exactly Yes!です。

 ドラマの半沢直樹のように上に噛み付いてでも自分の正義を貫くというやり方は、それに相応しい実力があり、中野渡頭取というさらに上の上司に一目を置かれていて、渡真利という強力な支援者がいて初めて成立する話です。

 現実はそう甘くはありません。ドラマではモブ扱いされているような上司に従順な社員が出世するのです。

 上司からみれば仕事ができなくても従順な部下は引き上げようと思うのが人情ですし、良いか悪いかは置いておいて、日本の会社組織においては未だにその傾向が根強くあるのは事実です。大企業ほどその傾向が強い気がします。

 決して若手が尊敬することはないその姿ですが、上司からみれば手元に置いておきたい、そう思わせるのが上手いのだと思います。

声が大きい、態度もでかい

 声が大きく堂々としています。初対面の印象はかなり良く、仕事できそうな雰囲気満々です。身なりもきちんとしています。

 ただ、実際に仕事を一緒にするようになると、会議の席などで「何を言ってんだコイツは?」と思われるような言動をとることも多々あります。でも日本人は皆優しいので「黙れバカ」なんて言いません。

 でも本人はそんなこと全く気にしません。というか、気付いていません。これは言い換えると、鈍感力です。

 自分が仕事ができなくて口先だけの人間であることを本人は自覚してないのです。

 なんならロジカルかつ合理的な反対意見に対して「そういう考え方もあるよね〜、次いこ」くらいの感じで余裕で受け流してしまいます。

 この鈍感力は仕事ができない人に限らず出世する人は持っているように思います。

お酒の席やゴルフコンペには必ず出席する

 仕事ができない割に出世をする人はほぼ必ずお酒の席やゴルフコンペにはかかさず出席しています。

 店やコース選びのセンスはよく、盛り上げ上手で同席する上司や客先にも可愛がられたりします。

 仕事ができない人というと暗に実務能力、論理的思考力に劣る人ということを前提にしてしまい、この記事でもそのように扱っていますが、正攻法で取ってくる仕事も、寝技を使って取ってくる仕事も、会社にとっては同じです。法に触れなければグレーゾーンは平気で歩きます。

 また、僕を驚かせたのは、役員のゴルフに欠員が出たということで、この人は同席できないような席ですが、欠員となった人が車のドライバーだったのを知り、ドライバー役を買って出たというエピソードです。

 大切な休日に上司のゴルフの運転手をする、それも「ちょうど伊豆のアウトレットに行きたかったんでそのついでです」くらいの感じで軽い感じで買って出ていました。これは日本人特有の忖度というものです。

 ここまでくると畏怖さえ感じます。

 お酒とゴルフ、会社の外での付き合いが嫌いな人は多いですが、間違いなく大切です。部長級以上でゴルフをしない人に会ったことがありません。

管理業務に特化している

 会社組織において昇進し、出世するということは管理職になるということです。

 同期入社の営業職の友人が自分の上司のことを、「あの人は指示や管理ばかりで、仕事も取ってこないし全然すごいと思わないのになんで課長になれたんだろ?」と言っていました。

 気持ちは分かりますが、30過ぎてこんなことを言っているこの友人は残念ながら出世しないだろう、と思います。

 仕事ができる、という評価尺度、基準は年齢やポジションによって変わってきます。上でも書いたとおり実務能力に優れることが優秀な人材ということではないのです。

 管理職は人を締め付ける仕事という側面があります。自分ができないことでも部下に対して平然と要求する、自分を棚上げした発言は部下の印象は極めて悪いですが、それを実践します。ここでも鈍感力は力を発揮します。

 たとえ自分自信は仕事ができなくとも、部下の成果が自分の成果となるのが会社組織というものですから、管理だけは手を抜きません。

八方美人で部下には厳しい

 仕事ができないのに出世する人の多くは八方美人で、聞く人によって評判がものすごく違います。

 総じて、身内からの評判は悪く、社内の別部門からの評判は良いです。
 
 なぜなら会社組織で八方美人ということは、別部門からの仕事を引き受けてそれを部下に丸投げするからです。

 仕事を依頼した人はありがとう、仕事を押し付けられた部下はコノヤロウとなる訳です。

 部下の評価は上司の出世に影響をほとんど与えない一方で、他部門の評判は大切だと知っているからです。特に人事には貸しを作ろうとさえします。

筋の悪い案件には関わらない

 残念ながら大きな企業になるほど昇進はプラスポイント制よりも、マイナスポイント制が強くなります。

 難しい案件を成功させてプラスポイントを得るより、マイナスポイントを避ける方が簡単です。

 案件の筋が悪いと分かると途端に責任者になることを避けます。大切な会議をすっぽかして部下に押し付けたり、決断して欲しい場面で決断しなかったり、あまつさえ部下の失敗を叱責する立場に回ろうとさえします。

 これが仕事が出来ない人の処世術なのです。

 僕の尊敬するある人は、責任感が強く仕事の出来る人でしたが、無理ゲーではないかと思われる難しい案件に果敢に挑んだ結果、失敗し、今は仕事の出来ない人の下にいます。ドラマは起きませんでした。

学歴が極めて良い

 これは僕自身は感じたことはありませんが、あるとは思います。
 
 中間管理職くらいまでは関係ないように思いますが、例えば僕の会社の社長は歴代東大、京大が多数を占めます。

 客観的にみて学歴は関係ない、とは言えませんよね。。まぁ影響があっても役員レベルからでしょう。

番外編|運が良い

 基本的には仕事ができる人が出世するのは間違いなく、仕事ができない人には「運」が必要です。というか、これが一番大きい要素です。ただ、最初っから「運」です。って書いたら、なんだそりゃ、ってなると思い最後にもってきました。

 出世や昇進に特に影響が大きいと思う「運」について2つだけ書きます。

事業環境に恵まれる運

 市場が広がっていて、イケイケどんどんな業種なり部署にいると出世が近づきます。

 人柄だったり有能さというのは身近な人にしか見えません。評価は成果、数字で判断されるのです。

 売り手市場であれば能力以上の成果が得られるのは当然です。

部下に恵まれる運

 日本企業の多くは未だ年功序列です。大分変わってきたとは思いますが、一回り上の人を飛び越した人事というのはほとんどなく、これは新興企業に限られるかなりのレアケースでしょう。

 上にも書きましたが、上司の成果は部下の成果の集合体です。

 出世の階段を飛び越えられる心配のないくらいの部下、一般的には5歳くらい以上離れた優秀な部下を持った上司はこのうえなく幸運です。

 優秀な部下は成果を上げ、それを吸い上げることで自分の出世の道が開けるということです。
 

まとめ

 今日は仕事ができないのに出世する人の特徴を僕の実体験からまとめてみました。

 全く意図していなかったのですが、この特徴を全部合わせたらドラマの半沢直樹に出てくる主人公を引き立てるためのモブの小悪党の特徴にかなり似ているなと思いました。

 これらの特徴は典型的な「かっこ悪い」サラリーマンに見えるかもしれませんが、会社組織にはこういう側面もあるんだな、程度に受け取っていただき、若手や新人の方は出世や昇進はあまり意識せず、地道に成果、結果を積み上げることだけ考えて欲しいです。

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