パチンコ新台「Pバキ」の319verと199verをそれぞれ実戦してきましたので、スペックの比較を中心に僕の感想と評価をお伝えします。ミドル、ライトミドルともにラッシュのバトルモードの出玉スピードがかなり早いのが特徴ですね。5回転の時短は前半3回転の即当たりゾーンと後半2回転のバトルで構成されていて、かなり面白かったです。ちなみにどちらも遊タイム(天井)はありません。
バキは過去スロットにはなっていましたが、パチンコとしては初ですね。
本機の版権は平和で、開発はアムテックスが担当しています。
個人的にはアムテックスといえば「ニュートキオ」とか羽根モノのイメージが強いです。
また、筐体が独特なのが特徴で、原色の色使いは昭和のおもちゃみたいな懐かしさを感じます。
Pバキは1/319のミドルスペックと1/199のライトミドルの2タイプが同時リリースされています。
どちらも出玉速度が早いと評判で、さっそく僕も実戦してきました。
上は319verですが、一撃2万5千発オーバーが45分と、時速4万発に近いですね。ちなみに僕の今年一番の出玉です。
一方の199verは時速3万発に届くかどうかですね。
どちらのスペックも時短の5回転は前半3回転が源さんタイプなので、ここでループした時の出っ放し感はすごいですね。
今日はPバキの319verと199verの比較を中心に、僕が実戦した感想は評価をお伝えします。
詳しいスペックや演出などは後述しますが、特徴を簡単にまとめます。
・ラッシュのバトルモードはかなり面白い
・継続率は319verが85%、199verは89%
・319verは80%がMAXの一撃タイプ
・199verは高継続の源さんタイプ
・通常時の演出はかなり残念
Pバキは319verと199verで全く違うタイプのスペックになっていて、個人的には高評価です。
また、バトルモードは出玉スピードだけでなく演出も面白いので、原作ファンでなくともかなり楽しめるでしょう。
ただ、通常時が残念すぎるのでおそらく人気はあまりでず、導入台数が増えたりとかはないでしょう。
目次
基本スペック
まずは基本スペックを比較します。
Pバキ | ||
319ver | 199ver | |
小当り確率 | 1/319.6 | 1/199.8 |
RUSH突入率 | 51.2% | 50.6% |
RUSH継続率 | 約85% | 約89.5% |
右打ち確率 | 1/3.2 | 1/2.7 |
時短回転数 | 5回転 (時短3+残保留2) |
5回転 (時短3+残保留2) |
平均連チャン数 | 6.5連 | 9.5連 |
通常時時短 | なし | なし |
遊タイム | なし | なし |
等価ボーダー | 約17.9回転 | 約18.2回転 |
319verも199verもラッシュ突入率は約50%とほぼ同じですね。
右は確率が少し違いますが、両者とも5回転で80%オーバーの高継続率タイプです、
ただ、体感としては85%と89%の差は意外と大きいですね。実戦した感想としても全く別物という感じでした。
平均連チャン数はミドルが6.5連で10Rが80%と、ガロとかユニコーンに近いです。
一方のライトミドルは9.5連で4Rが80%と、源さんのイメージに近いです。
初当たり確率だけでなく、台の特性も変えてきているのは工夫していて高評価です。
ただ、細部は後述しますが、本機は大当りと小当りがあり、仕組みが少し複雑です。
取説みて最初は頭が「?」になりましたが、シンプルに上のスペックと理解すればよいです。
振り分け
続いて振り分けの比較です。
・へそ
振り分け | 319ver | 199ver | 時短 |
10R | 51.2% | – | 100回転 |
6R | – | 50.60% | 100回転 |
失敗 | 48.8% | 49.30% | なし |
ラッシュ当選時は両者とも次回時短100回転なので、実質2回の大当りが確定します。
特にミドルは10Rなので嬉しいですね。
ただ、ラッシュ取れなかったら出玉も時短もないのは評価が分かれるところですね。
・電チュー
振り分け | 319ver | 199ver |
10R
|
80% | 20% |
1,360発 | 1,090発 | |
4R
|
ー
|
80% |
370発 | ||
3R
|
20% |
ー
|
310発 |
ラッシュ中は319verは10Rメイン、199verは4Rがメインと、かなり違いますね。
図の方が見やすいので、それぞれ公式HPより引用しておきます。
319ver
個人的にはこの319verがいいバランスですね。
MAXの振り分けを80%とし、出玉を1,360発にしたことで、継続率を最近の台より高めにしています。
継続率85%は平均6.5連なので、振り分け負けしなければバトルモード突入時の期待値は7,000発くらいです。
199ver
199verは源さんタイプですね。
継続率89%は平均9.5連なので、バトルモード突入時の期待値は5,000発くらいです。
こちらは20%の10Rをいかに多く取れるかですね。
遊タイム、止め打ち、ボーダー
遊タイムや止め打ちなどに簡単に触れておきましょう。
本機は遊タイムがありません。
後述しますが、通常時の出来はお世辞にも良いとは言えませんので、ここは評価が分かれるでしょう。
また、本機はアタッカーの下のおまけポケットがそこそこ拾ってくれるので、プロでもない限りはラッシュ中は止め打ち不要ですね。
ボーダーを比較すると319の方が少し甘めですが、およそ18回転と見ればよいでしょう。
Pバキの仕組み
本機は取説を見ると、特図1(へそ)に大当りと小当りがあります。
ラッシュに繋がるのは小当りで、上の確率のとおりです。
大当りはミドル、ライトミドル共通で1/319で、内訳の99%が2R通常の「バキチャージ」です。
地下闘技場の扉が開いて直当りするパターンが多いですね。
この大当り要らないですよね。
1%はオーガゾーンからのラッシュ直通ですが、正直、なぜこんな仕様にしたのか理解に苦しみますね。
ちなみに小当りからのラッシュ突入が約600回転に1回なのに対し、大当りが1/319なので、バキチャージばっかり引いて全然ラッシュ入らんという印象を持つ人が多いのはこのためです。
演出の流れ
続いてPバキの演出の流れを簡単にご紹介します。
ミドルとライトミドルとも演出はほぼ、というか全く同じです。
バトルチャレンジの勝率は50%
小当りを引いたらほとんどは「地上最強の親子喧嘩バトルチャレンジ」に発展します。
ここで勇次郎との対決の突破率は50%で、マジで手に汗握る瞬間ですね。
登場ムービーが最初のチャンスアップになっています。
3パターンありますが、「尖りすぎだっつーの、勇次郎!」のパターンは少し弱いですね。
・尖りすぎ |
・弱き民 |
「弱き民」と、僕は見た事ないですが、戦車と戦うパターンはチャンスアップです。
当落ボタンは連打より一撃が期待値が高く、赤ボタンなら勝利濃厚です。
ラッシュ当選時はここでプチュンからの鬼悦で、本機の一番興奮する瞬間ですね。
ちなみに小当りは「地上最強の親子喧嘩」のほかに、成功率80%の「役物チャレンジ」がありますが、選択率が5%未満なので、引けたらラッキーくらいですね。
RUSH中の演出
続いてラッシュ中の演出です。
バトルモードは、電サポ3回転+残保留2回転の計5回転です。
高継続台が好きなので、個人的には最近打ったラッシュではかなり面白いと思いました。
スペックも演出も右打ちに全振りしてますね。
まずは初回大当り中に「範馬刃牙」「花山薫」「烈海王」の3人からキャラ選択です。
普段はロックがかかっている「勇次郎」が選択できた時は保留連が濃厚です。
前半3回転は秒速決着ゾーン
前半3回転は秒速決着ゾーンです。
ここでの当選率は以下のとおりです。
時短3回転当選率 | |
1/319ver | 67.3% |
1/199ver | 74.1% |
このゾーンでループした時は箱の交換が全く追いつかないくらいの出玉スピードですね。
源さんと同じくカウントダウンから直当りします。
一応動画とってきました(音が出ます)。
刃牙の「歯、食い縛れー!」のセリフとともに当たるのがめちゃくちゃかっこいいですね。
V入賞時に鬼の貌がレインボーになれば10R確定です。
後半2回転はバトル決着
残保留2回転はライバル達とのバトル演出で、かなり面白いですね。
ここでの当選率は以下のとおりです。
残保留2回転当選率 | |
1/319ver | 53.0% |
1/199ver | 59.4% |
敵キャラは6人で、対戦相手で期待値が変わります。
「渋川剛気」<「愚地独歩」<「愚地克巳」<「ビスケット・オリバ」<「ジャック・ハンマー」<「紫千春」です。
原作ファンからするとこの順番はちょっと違和感があるでしょう。
ちなみに「ビスケット・オリバ」は勝利時保留連確定、「紫千春」は勝利+保留連確定です。
僕の実戦では20連以上してもこの2人と勇次郎は一度も出てこなかったので、ここはもう少し振り分け増やして欲しかったですね。
バトルは競り合いのボタン演出が3回発生します。
赤ボタンなら先制攻撃濃厚です。
また、ボタンプッシュで原作の名シーンの原画演出が発生すれば激アツです。
どれもめちゃくちゃかっこ良くて原作ファンなら痺れますね。
勝つ時はこのカットインから必殺技を出すパターンが多いですね。
このほか赤文字や開始時「激闘!!」など、随所にチャンスアップがあって期待感の持たせ方がいいですね。
逆に「DANGER」表示で敵キャラが必殺技を出すとピンチです。
負ける時はだいたいこのパターンですね。
ラストチャンスは復活演出ですが、体感として振り分けは多くなさそうです。
このバトル演出はよくできていて高評価です。
全キャラ試しましたが、やっぱり個人的には花山薫一択ですね。
「まだ、やるかい?」のセリフが(多分)入ってなかったのが残念です。
話がそれますが、漢ならスピンオフのバキ外伝「スカーフェイス」は必読ですね。
僕の実戦結果と感想、評価
ここからは僕の実戦結果と感想や評価をお伝えします。
上のとおり僕の実戦では一撃2万7千発と完全に事故りましたが、それを差し引いてもラッシュは面白いと思います。
また、ミドルとライトミドルで右の性能が全く違うのも高評価ですね。
ネットで評判のとおり出玉スピードがかなり早く、夜から勝負もできる台です。
オーガZONE引いちゃった
これは感想というより自慢になってしまいますが、オーガZONEを引きました。
これ大当りの1%なので、1/31900の確率なはずです。
なんか勇次郎出てきたと思ったら即当りしてケツが浮きました。
小当り経由のラッシュの一部がこの演出になるのかなと思いましたが、10Rじゃなく9Rだったので、やっぱり1%引いたみたいです。
保留連告知が多い
本機は大当り中の保留連告知が多いですね。
うれしい反面、これこなかったらバトルモード前半の期待値がかなり低くなるので、ここは評価が分かれるところでしょう。
ちなみに上の画面が「オリバ」か「勇次郎」なら2個以上のストックが濃厚です。
通常時は面白くない
本機は開発費をラッシュの作り込みに全振りしたのでしょう。
通常時は残念と言わざるを得ませんね。
演出も少なく、海物語かってくらいに変動がガシャン、ガシャンと進みます。
遊タイムも無いので、引きが悪いとクソ台認定する人もいるでしょう。
通常時の演出信頼度等
最後に通常時の演出信頼度などをお伝えします。
詳細は攻略サイトなどに出ていますので、僕の見た範囲の体感レベルでさらっといきます。
4大注目演出
本機はとにかく小当りの「地上最強の親子喧嘩」を目指すわけですが、4大注目演出が絡みやすいと言われています。
言われている、としたのは、僕はこれらで当たったことはないからです。
実戦した体感上はあんまり関係ない、というか何待ちかよく分からんかったですね。
・背景変化予告(金)
・片平巡査予告
・地下闘技士チャンス予告(原画)
僕は片平巡査と地下闘技士の煽りだけでました。
リーチ外れ後の片平巡査の語りは発展すれば「最強の親子喧嘩」濃厚です。
・片平巡査予告 |
・地下闘技士チャンス |
上2つの金系は出なかったですが、出現時点で小当り濃厚だそうです。
バキ覚醒ZONEが熱い
注目予告には入ってませんが、「バキ覚醒ZONE」はかなり強いですね。
むしろこっちの方が注目予告じゃないでしょうか。
実戦上は外れなしなので期待値50%以上はありますね。
ストーリーリーチが本機最強
おそらくストーリーリーチが本機最強リーチですね。
ストーリーリーチには「SAGA」と「範馬刃牙復活」の2種類ありますが、どちらも信頼度80%オーバーですね。
僕は上の覚醒予告から復活演出で当たりました。
ストーリーリーチ外れたら台パンものですね。
凶敵バトルは赤文字でチャンス
体感上一番小当りに絡むのはこの「凶敵バトル」ですね。
たまに発展するので、外れることも多いですが、チャンスアップで赤か金が絡めば激アツです。
当落告知が赤ボタンなら小当り濃厚ですが、通常ボタンでも30%はありそうです。
先読み、保留変化はどうでもいい
本機は先読み、保留変化はあまり信頼度に関係ない印象です。
赤保留は90%の信頼度ですが、まぁ出ませんね。
先読みの「強さ比較べ」も紫は期待薄ですし、瓦保留からの名言も白いセリフばかりです。
正直、通常時はスマホいじりながら、「親子喧嘩」が揃うのをただ待つって感じです。
まとめ
今日はパチンコ新台「Pバキ」のミドルとライトミドルのスペックの比較や実戦した感想、評価などをお伝えしました。
両者とも高継続ですが、ミドルは現行機MAXタイプ、ライトミドルは源さんタイプと、実戦した感覚としても違うタイプになっているのは高評価です。
また、ラッシュのバトルモードはかなり作りこまれていて面白かったというのが僕の感想です。
ただ、今回は引きにめぐまれましたが、通常時はクソなのでホールで人気がでるかというと、ちょっと厳しいかなとは思いますね。
あと右のスペックを実現するためとはいえ、大当りと小当りを搭載するとか仕組みが複雑なので、もうちょっとシンプルにして欲しかったですね。