米国株、ETFの購入までの流れを説明|マネックス証券の場合

 前回は米国ETFについてご紹介しました。今日は米国株、ETFを実際に買うまでの流れについて書きたいと思います。僕はマネックス証券で口座を開設しましたので、その例で書きたいと思いますが、SBI証券と、後発ですが楽天証券も米国株を取り扱っているようです。なお、手数料の観点ではSBIとマネックスが現状最安となっています。

 具体的に先日紹介した米国ETFであるVTIを購入するまでの流れで説明します。米国株取引を始めるまでには様々な手続きを踏む必要があり、その度にどこクリックすれば先に進むんだよー、と結構イライラした記憶があるため、同じようなジレンマに遭遇した人の参考になればと思いました。
 マネックスの例で書きますが、他の証券口座であっても、手順自体は同じです。

米国株、ETFを買うまでの流れ

 大きく以下の流れとなります。
 1.外国株取引口座の開設
 2.外国株取引口座への資金振替
 3.円からドルへの振替え
 4.外国株取引口座へのログイン
 5.米国株、ETFの購入

1.外国株取引口座の開設

 米国株、ETFを購入するためには、普段お使いの口座の他に外国株取引口座を開設する必要があります。トップ画面から「米国株・中国株」をクリックします。

 そして、右下の方にある「外国株取引 口座開設」から開設を進めます。これを見つけるのに苦労しました。今改めて調べたらグーグル検索から直接その先に飛べたんですけどね。。
 

 ここから先はリンク先の指示に従って口座開設を済ますだけです。

2.外国株取引口座への資金振替

 外国株取引口座を開設できたら、そこに資金を振替えます。この時点ではまだ「円」のままです。上の「米国株・中国株」のページの以下から進みます。

 

 この後に次の画面が出てきますので、上のチェックを入れて次に進み、ご指定の金額を入力します。

3.円からドルへの振替え

 次に外国株取引口座の円をドルに替えます。この操作を完了すると、あなたの円はドルへと変わります。証券口座におけるドル・円変換レートを決めるのは1日1回のようで、実際に米国株を購入できるのは翌日以降となります。以下の操作から進めます。

 この後に次の場所で円をドルに替えるのですがこれを見つけるのに意外と苦労しました。思いっきり書いてあるんですけどね。。

 次に出てくる以下の画面からドル転を行います。

 為替は読めませんが、このタイミングが今後の運用成績のひとつの大きな岐路となります。できれば、一度にではなく、時期を分散させた方がよいように思います。僕は114円の時に僕の貯金にとっては決して少なくない額をドル転しました。正直トランプラリーでもう二度と円高にはならないのではないか?と、焦ってしまいました。結局その後1ドル108円くらいまでなって、この記事を書いている現在112円です。僕は114円であれば5年見れば為替での損を回避できるタイミングはあるだろうくらいに気楽に考えていますが、素人の焦りは裏をかかれるということを改めて肝に銘じました。

4.外国株取引口座へのログイン

 さあ準備は整いました。米国株への旅立ちです。

 この後でてくる画面の右上をクリックすると、「trade station」という米国株取引専用の画面が開きます。このtrade stationというツールはかなり秀逸だと思います。米国株取引に標準装備されているのはマネックスだけです。使いこなすとかなり高度なこともできるらしいですが、単純に僕のような素人にも操作性、視認性が非常によいです。これについては別の機会で触れますが、とりあえずトップ画面です。

 上画面には保有する銘柄、下画面にチャート画面を表示させるのがデフォルト設定でした。見やすいです。

5.米国株、ETFの購入

 さあ、実際にETFを購入してみましょう。上の画面の「注文」を押すと以下の画面がでてきます。

 ここに買いたい銘柄のティッカーシンボルを入れて、(VTIを例にしています)上の「買い」を押せば、完了です。成行きの他に指値もできます(使ったことないですが)。

まとめ

 今日は僕の持っているマネックス口座を例に米国株取引までの一連の流れを書きました。これから米国株投資を始めようとされている方の参考になれば幸いです。
 たったこれだけの手間でコカコーラやGOOGLEといった世界的企業の株主になれるというのはすごいことだと思います。こんな時代を作ったのがIT業界なんですね。米国株のここ10年の牽引約であるFANGやMANTと呼ばれる銘柄の株価の急騰もうなずけます。

 次の時代を作るのは宇宙開発とエネルギー革命かなぁ、その前にロボットか、なんて考えにふけりながら世界の未来と投資についてこれからも考えたいなと思います。

 ちなみにNISAを使用する場合は少し手順が加わりますので、マネックスのオフィシャルページにある下図のNISA資金割当方法のところを参照して進めてください。