パチンコ新台「Pデビルマン 疾風迅雷」を実戦してきましたのでスペックの紹介や僕の感想と評価をお伝えします。本機の特徴は初当り1/319、ラッシュ突入率60%のミドルスペックで、ラッシュ継続率が93%の最高継続率タイプという点です。すでにお気付きのとおり、源さんスペックです。遊タイムが付いている点以外は、違いを見つけるほうが難しいですね。
デビルマンはダークSF漫画の金字塔として有名ですね。
放映開始は実に1972年と、今から50年近く前の作品です。
パチンコとしての歴史も古く、初代のデビルマン倶楽部は2003年にリリースされていて、版権はニューギンが持っています。
そんなデビルマンの最新作となる本機は初当り確率1/319のラッシュ突入率60%、継続率は93%と一撃に期待できるスペックです。
ひとことで言うと、大工の源さんスペックです。
源さんと比較すると、違いは遊タイムの有無だけ、と言っても過言ではないでしょう。
僕は初打ちで上のとおり、ラッシュ即落ちをくらいました。
新台で周りにも人がいたので、「うわ〜、やっちまったな〜」という声が聞こえてきそうで、ショックよりも恥ずかしさの方が大きかったですね。
まぁ継続率93%なんで、100人に7人はこういう目にあいますからね。普通です。
その後、天井まで行きましたが、100人に5人はいきますからね。普通です。
本機の詳しいスペックや演出などは後述しますが、特徴を簡単にまとめます。
・遊タイム(実質天井)の存在は大きい
・右の出玉はかなり早い
・通常時の演出はかなり残念
本機の感想は、大工の源さんの丸パクり、ここまでくると潔ささえ感じます。
遊タイムがあるので、今まで源さんに手を出さなかったハイエナ勢には人気がでるでしょう。
ただ、通常時の演出がクソなんですよね。映像や音楽は悪くないというかむしろ良いのですが、発生バランスが悪すぎるとネットでも評判です。
基本スペック
まずは基本スペックを整理します。
Pデビルマン 疾風迅雷 | |
大当り確率 | 1/319.69 |
右打ち中 | 1/2.04 |
真悪魔RUSH突入率 | 60.2% |
真悪魔RUSH継続率 | 約93.2% (時短3回転+残保留1回転) |
通常時短 | なし |
遊タイム(天井) | 959回転 |
等価ボーダー | 19.5回転 |
RUSH期待値 | 約7,000発 |
源さんを知ってる方には説明不要ですが、ねんのため仕組みを解説します。
1/319のミドルタイプで、初当りの60%が「真悪魔RUSH」に突入します。
真悪魔RUSHは計4回転(時短3回+残保留1回)のSTです。
右打ち確率は1/2なので、4回スルーする確率は約7%、逆算で継続率は93%となります。
源さんとスペックを比較すると、ほぼ全く同じ、なのですが、通常時959回転の遊タイムの有無が違いです。
振り分け
振り分けは以下のとおりです。
振り分け | 出玉 | ||
へそ
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2R確変 | 10% | 220発 |
5R確変 | 50% |
550発
|
|
5R通常 | 40% | ||
電チュー
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3R | 70% | 330発 |
7R | 30% | 770発 |
図の方が見やすいので公式HPから引用しておきます。
〜へそ〜 |
〜電チュー〜 |
へそからのラッシュ突入率が50%を超えているのはうれしいですね。ただ、通常当りの場合は時短もないので絶望しかありません。
右打ちは現行機最高継続率93.2%なので、1回の出玉は控えめです。
継続させてなんぼの台ではありますが、30%のヒキに恵まれるかも大事ですね。
ちなみに源さんは20%がMAXで少し出玉が多いので、ここはちょっとだけ差別化してますね。
93%の平均継続回数は約15連なので、振り分けから計算すると真悪魔RUSHの期待値は約7,000発といったところですね。
遊タイム、ボーダーライン
本機は通常時959回転で、遊タイムの「デビルインパクト」に突入します。
右打ち250回転ですが、スルーすることはありえ無いので、実質天井です。
源さんには遊タイムが無かったので、このスペックを打ちたくても打てなかった方にはうれしいですね。
ちなみに、本機のボーダーラインは等価で約19.5回転と、それほど甘くないです。
へその賞球も1発なので、釘が悪い台はできるだけ避けたいですね。
演出の流れ
Pデビルマン〜疾風迅雷〜の演出の流れなどをお伝えします。
演出も基本的に源さんを踏襲しています。
踏襲というか、メーカーちがうので、パクっています。
まぁ良いものを真似するのは悪いことではなく、大当りからの一連の流れは面白いと思いました。
初当りのほとんどが「真悪魔チャレンジ」
初当りのほとんど、2R当たりと3,7図柄以外の大当たりが5R「真悪魔チャレンジ」ボーナスとなります。
1種2種ですがラッシュの当落は大当たり時点で決まっていて、ラウンド中に告知するタイプです。
ちなみにへその振り分けの10%が2R+ラッシュ直行ですが、図柄当り以外の「コキュートスZONE」などを経由します。
真悪魔チャレンジは2つの演出モードがあり、それぞれ簡単に紹介します。
「襲撃バトル」モード
「襲撃バトル」は100体の敵を最終ラウンドでゼロにすればラッシュ突入です。
基本100体スタートですが、77体なら濃厚、50体ならチャンスアップです。
ラウンドごとに敵が減っていくお馴染みの演出です。
このモードは左上のプッシュボタンの種類に注目ですね。
天激ボタンは成功濃厚ですが、実戦上スパークボタンの有無がかなり重要ですね。
最終ラウンドにあれば期待値80%オーバー、それ以外だと60%といったところですね。
もちろん全てノーマルボタンでも成功しますが、かなり厳しい印象です。
途中でバイブしたら当確など、チャンスアップパターンは豊富で、最後まで期待が持ててけっこう面白いと思いました。
「悪魔降臨」モード
「悪魔降臨」は一発告知です。
大当りラウンド消化中にレインボーデビルマン出現でラッシュが確定します。
右打ち中にフラッシュの色が変わっていきますが、緑のままだと厳しい印象ですね。
このモードは好き嫌いが分かれるところですが、僕は一発告知が好きなので個人的にはこっちがおすすめですね。
まだあまり打ちこめてませんが、最終ラウンドに告知するパターンが多そうで、最後まで期待がもてます。
真悪魔RUSH中の演出
無事60%をとれれば、「真悪魔RUSH」に突入です。
時短3回転と残保留1回転の計4回転ですが、前半と後半で演出が異なります。
前半の3回転は演出を2つのモードから選択できます。
「カウントダウン」モードは文字通り3回転のカウントダウン演出で、「キュインパト」モードはパトランプが光れば大当りです。
いずれも1回転数秒なので、熱さが凝縮されていて、このヒリヒリ感は好きですね。
ちなみに前半3回転で大当りを引く確率は、86.7%です。
それぞれ簡単に演出を紹介します。
「カウントダウン」モード
カウントダウンモードは、キャラが表示されて3カウント以内に3回転分の大当りを告知します。
この区間は、最短1秒、平均でも3秒くらいで大当りするので、爽快感がすごいですね。
源さん打ったことない人は驚くでしょう。
短いですが動画をとりました(音がでます)。
保留連の場合、「デ・デ・デ、デビルマンだー」の告知が発生します。
これが基本パターンですが、数字が表示されなかったり、レインボーや「次回おめでとう!」など、演出パターンは豊富です。
源さんと同じくキャラの登場順に法則があるようですが、正直そんなこと考えている暇はないですね。
いろんな演出が楽しめるので、初打ちの方はまずはこっちのモードがおすすめですね。
「キュインパト」モード
キュインパトモードは女の子キャラが持っているパトが光れば大当りです。
カウントダウンよりも、さらにシンプルですね。
1回転、2回転と導火線が短くなりながらキャラが近づいてきます。
こちらも短い動画をとってきました。
開始画面で女の子が3人そろっていたり、導火線の火が大きかったりしたら1回転目での当選が濃厚です。
連チャンが続くとキャラのコスチュームが変化するそうなので、ある程度連チャンしたらこのモードに切り替えてみるのもいいでしょう。
いずれのモードも、何かしらチャンスアップや演出の違和感があればほぼ間違いなく当たります。
残保留1回転は「FINAL CHANCE」
時短3回転をスルーしてしまったら残保留1回転の「FINAL CHANCE」です。
ここも当然1/2で、本機で一番緊張する瞬間です。
右打ちを続けることでオーラ昇格しますが、源さんと同じく青以上になれば当確です。
オーラの期待値ぐらいはオリジナリティだしてもよいと思うのですが、ホント丸パクりですね。
獲得表示画面でのボタン復活演出の選択率は低そうです。
ラッシュ終了時のステージチェンジの壁紙が、デビルマンでなくサタンなら復活確定で、これがラストチャンスです。
僕の実戦結果と感想、評価
ここからは僕の実戦結果と感想や評価をお伝えします。
冒頭のとおり、まさかのラッシュ即落ちをくらいましたが、天井からなんとか1万発弱を回収しました。
上のとおり出玉スピードはかなり早く、時速4万発くらいいきそうですね。
本機の一番感想は、よくここまで潔く源さんをパクったな、という一言に尽きますが、その他の感想をお伝えします。
感想1.ラッシュは面白い
表示まで源さんのパクリとはいえ、やはり最高継続タイプのラッシュは面白いですね。
数秒で大当りが繰り返される出っ放し感は爽快です。
2つの演出モードもそれぞれ作り込まれているので、個人的には右打ちは高評価です。
感想2.映像、楽曲は良い
本機はCMでも広告しているくらいの力の入れようなので、実際、画像や映像はかなりいいと思いました。
原作にいたっけなと思いましたが、ゴールドデビルマンもかっこいいです。
楽曲も全25曲、公式HPにもあるとおり、HiroさんとPABLOさんのコラボによる「狂騒」と「BAD COMMUNICATION」は必聴ですね。
感想3.遊タイムの存在は大きい
本機は実質天井の遊タイムがついているのがうれしいですね。
源さんでラッシュ入らなくてトラウマ、なんて人は本機の方が手を出しやすいのではないでしょうか。
また、次のとおり通常時が正直クソなので、無心で打つ人も多そうで、遊タイムがなかったら多分人気は出なかったでしょう。
感想4.通常時の点滅保留がうざすぎる
個人的には、この台の一番の残念ポイントが、この「点滅保留」ですね。
ネットでも評判のとおり本機は保留変化が強く、「青保留」でもかなり期待がもてます。
一方で、期待値がほぼゼロの「点滅保留」が出過ぎですね。
10回転に1回くらいでてくるんじゃないでしょうか。
しかもこの保留、期待値ゼロなのに、ほぼリーチ確定で擬似連とかまでいくので、正直うざすぎます。
演出自体はかっこいいものも多く、これひとつで台無しにした感さえあります。
開発スタッフは自分で試打したんでしょうか。
ちょっと回せば「これ出過ぎじゃね?」って気付くと思うんですよね。
せめてカスタムつけるくらいの配慮は欲しかったですね。
通常時の演出信頼度等
最後に通常時の演出信頼度などをお伝えします。
詳細は攻略サイトなどに出ていますので、僕の見た範囲の体感レベルでさらっといきます。
正直、通常時は低評価をくださざるを得ないですね。
上の点滅保留もそうですが、種無し演出の出現頻度のバランスが悪すぎます。
王道は5大注目演出
本機は5大注目演出があり、基本これが大当りに絡むことが多いです。
・ゴールデンゾーン
・神が身の荒争火
・次回予告
・群演出
とくに「神が身の荒争火(あそび)」はVSダンテの最強ストーリーリーチなので、ほかの演出と複合したら激アツです。
緑保留でも全然当たることがあります。
あとは、周りの台をみていると「次回予告」がかなり強い印象でしたね。
「ゴールデンゾーン」は「疾風ゾーン」「暴風ゾーン」が呼び水となって発展するパターンが多いですが、ガセが多い印象です。
これに限らず強いゾーン演出(夢現ZONEや鎖ZONE)には滅多に入らない印象です。
バトルリーチが弱い
本機はバトルリーチが弱いですね。
VSザン < VSレイコック < VSガイゴウ の順ですが、基本どれもノーチャンスと思ってよいレベルです。
リーチ後半でゴールドデビルマン化しても、期待値30%もないでしょう。
赤保留でも外れたので、バトルリーチはむしろ発展してほしくないリーチですね。
演出がかなり派手で、期待感をあおりまくる割に信頼度はないので、天激ボタンの出現を祈りましょう。
上位にストーリーリーチがあるので、信頼度が抑えられるのはわかるのですが、ちょっとバランスが悪いという印象です。
保留変化が強い
本機は保留変化が強く、特に「青保留」が強いですね。最終的には緑以上に変化しますが、青のままだと多分確定です。
上のとおり、青保留でストーリーリーチとしては「神が身のあそび(VSダンテ)」の次に期待値の高い「罪と罰(VS悪魔王)」に発展して当たりました。
ニューギンおなじみのPUSH保留変化も、本機は多分青以上なのでけっこう熱いです(点滅保留変化あったらごめんなさい)。
特殊保留の「黙示録」は上位リーチに期待がもてますが、もう一段階うえの「悪魔聖戦」保留があるので、信頼度は20%もないでしょう。
ただ、ここもバトルリーチにさえ発展しなければワンチャンありますね。
本機の通常時は、保留変化を待ちつつバトルリーチ以外への発展を祈る、というのが基本スタンスですね。
特殊リーチ当たりが多い
本機は発展さえすれば、特殊リーチ系が強いですね。
ガセも多いですが、上の「ゼノンチャンス」や下の「金塊リーチ」などは激アツです。
「えっ、ここで当たりでいいの?」みたいなパターンが多く、うれしい反面、これ当たるならバトルリーチいらんやんって思っちゃいます。
ただし、コキュートスゾーンは上位の「狂」にいかなければ、ノーチャンスです。
コキュートスゾーンでの当たりは、10%のラッシュ直通なので、滅多に当たらないんですが、その割に出現頻度が高くてうっとおしいです。
まとめ
今日はパチンコ新台「Pデビルマン 疾風迅雷」のスペックや実戦した感想、評価などをお伝えしました。
くどくてすみませんが、スペックは大工の源さんに遊タイムをつけただけです。
個人的には良いものを真似ることは悪くないと思っているので、これは全然いいんですが、通常時の演出バランスが悪いのが残念ですね。
大々的にCMまでうってるので、美麗な映像などを見せたい気持ちは分からないでもないですが、種無し煽りが多すぎますし、白点滅保留が苛立ちを増加させます。
演出や楽曲はかなり良いと思うので、通常時はよほど強い入りでなければ無心で打つくらいの気持ちで臨むのが良いでしょう。