パチンコ新台「P新鬼武者 DAWN OF DREAMS」を実戦してきましたのでスペックの紹介や僕の感想と評価をお伝えします。本機の特徴は1/319のミドルスペックの確変+小当りラッシュ台という点です。ベルセルクとよく似ていますが、より荒波にした感じですね。小当りラッシュまでのハードルは高いですが、出玉速度は現行機最速クラスです。ちなみに遊タイム(天井)はありません。
原作の「鬼武者」シリーズは2001年に発売されたPS2のゲームですね。
パチンコ・パチスロとしても長い歴史があり、2005年のスロットが大ヒットしましたし、継続的に続編がリリースされています。
パチンコとしては前作までOK!!(享楽)が作っていましたが、今作は平和に版権が変わっています。
本機は1/319のミドルスペックの小当りRUSHがメインの機種で、後述しますが、小当りRUSHへのトータル突入率は40%です。
僕の実戦では上のとおり1万6千発強でました。
時間表示が20分弱なので、時速5万発いくのかと思われるかもですが、バトル演出中はカウントされないので、実態としては、時速3万発弱といったところですね。
それでも現行機最速クラスなのは間違いなく、かなりの脳汁台です。
また、本機のボーダーラインは等価で16回転台後半と言われており、ネットでは甘すぎると評判です。
遊タイムなしでこれだけ甘いということはそれだけ一撃の性能が高いということです。
詳しいスペックや演出などは後述しますが、特徴を簡単にまとめます。
・小当りRUSHの突入率は40%
・スペックはベルセルクを小当りRUSHに寄せた感じ
・ボーダー約17回転とかなり甘い
・通常時は「覚醒」待ち
本機を実戦した印象としては、ベルセルクをさらに小当りRUSH重視にした感じという印象ですね。
継続率が80%あるので、いったんバトルモードに突入したら爽快感はハンパないです。
通常時の演出が少ない点は評価が分かれるでしょうが、個人的にはサクサク回って高評価です。
最近の平和の台はハズれが多い印象でしたが、本機はけっこう面白いというのが僕の評価です。
目次
基本スペック
まずは基本スペックを整理します。
P新鬼武者 DAWN OF DREAMS | |
大当り確率 | 1/319.6 |
右打ち中確率 | 1/31.9 |
確変突入率 | 80% |
確変→小当りRUSH移行率 | 50% |
小当りRUSH継続率 | 80% |
1回当り小当り期待値 | 1,259個 |
時短 | なし |
天井(遊タイム) | なし |
等価ボーダーライン | 16.8回転 |
本機は1/319のミドルタイプの小当りRUSH系の台ですが、少し仕組みが複雑です。
上の表だとよく分からないと思うのでシステムを後述しますが、初当りからの小当りRUSH突入率は40%です。
小当りRUSHは大当り間で1,259発の期待値があります。
継続率が80%の期待値は5連なので、RUSHに入れば小当りだけで7,000発くらい、大当りの出玉を含めると期待値は1万発を超えます。
イメージとしてはベルセルクに近いですが、さらに荒波なスペックなのでホールでの評価は分かれるでしょう。
演出の流れとともに本機の仕組みを説明します。
演出の流れと仕組み
初当りは図柄当りであれば全て確変です。
振り分けは以下のとおりです。
振り分け | 出玉 | ||
へそ
|
2R通常 | 20% |
300発
|
2R確変 | 60% | ||
10R確変 | 20% | 1,500発 |
偶数図柄は2Rの「鬼BONUS」、7揃いは10Rの「新鬼武者BONUS」です。
偶数図柄でも確変なのはうれしいですね。
20%の2R通常は「阿倫チャンス」です。
ロングリーチ外れからの復活で当たるパターンがほとんどですね。
阿倫チャンスは天海を見つければ確変昇格ですが、実戦上かなり厳しいですね。
僕の実戦ではレバー出てもダメだったので、ほぼ2R通常と思ってよいでしょう。
このスペックで2R通常は絶望しかないですが、当たり方を復活にしたのは気持ち的には救われるので、個人的にはこの演出は高評価です。
初回の確変は決戦準備中
初回確変をとれたら「決戦準備中」に移行します。
ここが勝負所で、振り分けは以下のとおりです。
振り分け | 出玉 | ||
決戦準備中
|
10R+小当りRUSH | 20% | 1,500発 |
2R確変 | 60% |
300発
|
|
2R通常 | 20% |
図の方が見やすいと思いますので公式HPから引用します。
ここで20%の「蒼天上ボーナス」を取れたら、スーパー小当りRUSHの「バトルモード」へ移行します。
おいおい20%なんか取れるわけないと思われるかもですが、実質は2R通常と10R確変の比率が1:1なので、RUSH突入率は50%です。
初当りの80%が確変で、そのうち50%が小当りRUSHにいくので、トータルのバトルモード突入率は40%となります。
2R確変は「鬼チャージ」
決戦準備中の2R確変は「鬼チャージ」として小当りのように演出されます。
これ何当たり?と思われる方も多いので、念のため補足しておきます。
ここは大当りなので、大したロスではないですが、前後はしっかり止め打ちすることをおすすめします。
鬼チャージの出玉は300発とほとんど増えませんが、割合が多いのでボーダーにも影響がでそうです。
バトルに発展すれば必ず決着
決戦準備中にリーチすれば「決戦の刻」に発展し、この時点で2R通常もしくは10R確変のどちらかを引いたということです。
繰り返しですが、ここは勝つも負けるも50%、一番の勝負所です。
ここでのバトルはだいたい「白い紳士」か「柳生宗矩」のどちらかですね。滅多に出ませんが他の敵キャラならほぼ確定です。
バトルは相手よりチャンスアップが重要で、リーチ前の張り紙が白黒だと「おいおい待ってくれよ」という感じです。
で、バトルの味方が茜だけとか、敵の攻撃が強攻撃だともう絶望的な気持ちになります。
これが負け(2R通常)の基本パターンです。
逆に張り紙が豪華だったり、味方が3人以上、特に天海がいるパターンは強いですね。
ここで勝利すれば「蒼天上ボーナス」で、10R+小当りRUSH突入となります。
バトルボーナス(小当りRUSH)中の演出
バトルモード(小当りRUSH)中は「総力戦BATTLE」と「一鬼当千RUSH」の2つの演出が選択できます。
個人的には総力戦BATTLEの方が面白いと思ったのでおすすめです。
ここでの振り分けは以下のとおりで、決戦準備中より10Rの比率が減っていますが、継続率は80%です。
いったんバトルモードに突入すれば、2R確変の場合も小当りRUSHからの転落が無いので、いかに早くこのモードにもっていけるかが勝負の分かれ目ですね。
小当りRUSHの出玉スピード
本機の小当りRUSHはアタッカーの賞球が15玉あるのでかなり早いです。
1回あたり、平均1,259発と言われています。
確変中は小当り確率が1/1で、大当り確率は1/31.9なので、1回転あたり平均40発くらい増える計算です。
出玉速度の参考に動画をとりました(音がでます)。
こんな感じで出玉速度がめちゃくちゃ早く、あり得ないですが、RUSHで1時間ハマり続ければ5万発出ますね。
大当りを引いたらバトル
小当りRUSH中に大当りを引くと、扉が閉じて獲得した出玉が表示されます。
バトルモード中は2R確変の場合でも決戦の刻に移行するので、この時点での継続率は80%あります。
演出は総力戦バトル、一鬼当千バトルともに決戦準備中の時よりもパターンが豊富になります。
総力戦バトルの場合
総力戦バトルは、体感敵には「白い紳士」さえ出なければ期待値50%は超えますね。
原作にちなんだ以下の対戦の組み合わせは確定パターンです。
バトル相手 | 確定キャラ |
VS柳生宗矩 | 茜 |
VSルイスフロイス | ロベルト |
VS淀君 | お初 |
VS石田三成 | 天海 |
上記以外に「豊富秀吉」は90%オーバーの激アツで、「刀足軽」は確定です。
また、敵キャラに関係なく共通で蒼鬼1人は確定パターンです。
これ以外にも味方選択が連打演出だったり、敵キャラ選択などチャンスアップが豊富で面白いです。
一鬼当千RUSHの場合
一鬼当千RUSHの場合はサシの勝負で、選んだキャラごとに特徴が異なります。
味方キャラ | 演出タイプ |
蒼鬼 | バランス |
茜 | 連打 |
ロベルト | 一撃 |
連打系より長引き系の演出の方が信頼度は高いですが、こっちはちょっと信頼度がよく分からない感じでしたね。
攻撃で敵を倒しきれなければファイナルジャッッジとなります。
ここは虎ボタンが出れば確定ですが、勝つ時はここまで引っ張らないパターンが多いですね。
ごくまれに終了画面を切り裂いて復活するケースもあります。
やっぱり個人的にはチャンスアップが分かりやすい「総力戦バトル」の方がおすすめですね。
僕の実戦結果と感想、評価
ここからは僕の実戦結果と感想や評価をお伝えします。
上のとおり一撃1万6千発出ましたが、これに至るまで単発地獄をくらったりと、実はけっこう負けています。
それでも個人的にはけっこう面白いというのが僕の感想ですね。
ただ、ネットでも評判になっているとおり、本当に荒波スペックなので、好みは分かれると思います。
その他いくつか感想をお伝えします。
小当りRUSHいかなかった時の絶望感ハンパない
小当りRUSHに入れば一撃が期待できますが、なんだかんだいってトータル突入率は40%なので、ハードルが高いです。
上のように、やっと確変はいったと思ったら即落ち、というパターンも多く、心が折れそうになります。
負けすぎてネットでクソ台認定する人が多いのも納得です。
2Rの鬼チャージばかり引いてバトルモードいかずに終わりとかも何回もくらいました。
決戦準備中からの1/2が引けないと本当にボロ負けします。
通常時は演出が少ない
本機は通常時の演出が少ないと評判です。
実際そのとおりで、クラシックモードにカスタムしようものなら100回転くらい何も起きないなんてザラにあります。
ただ、その分回転も早く、釘がよければ1時間に300回転くらい回ります。
僕は無駄なリーチを引っ張られるのが嫌いなので、個人的には高評価ですね。
擬似連でレバブルして風が吹いたりはやりすぎだし、河村隆一さんの曲の入れ方がダサかったりと、イマイチな点もけっこうありますが、そういうもんだ、と思えば目を瞑れるレベルです。
通常時の演出信頼度等
最後に通常時の演出信頼度などをお伝えします。
詳細は攻略サイトなどに出ていますので、僕の見た範囲の体感レベルでさらっといきます。
本機の注目演出は以下のとおりですが、基本は「覚醒待ち」ですね。
・魔空空間予告
・三成金言予告
・桜を見たら予告
・群予告
・クライマックス予告
三成金言以外は全て見ましたが、いずれも「覚醒リーチ」が確定する激アツ演出です。
この中でも「桜を見たら予告」は、本機最強であるVS白い紳士の「極限覚醒リーチ」に繋がるので頭一つ信頼度が高い印象です。
王道は覚醒リーチ
本機の王道はvs幻魔の「覚醒リーチ」です。
基本これでしか当たらないと思ってよいですね。
・柳生宗矩(★2.5) |
・ルイスフロイス(★3) |
・淀君(★3.5) |
・石田三成(★4) |
信頼度はうえのとおりですが、覚醒リーチにいけば、割とどれでも当たる印象で、バランスがいいと思いました。
プレミアアップのカスタムをしていた時に、全く期待していなかったvsルイスフロイスでレインボーでた時はケツが浮きました。
柳生宗矩はちょっと厳しい印象ですが、僕の実戦では群と桜文字が絡んできました。
とりあえず覚醒までいけばワンチャンある感じはいいですね。
魔空空間が強い
注目演出の中でも大当りに絡みやすいのが「魔空空間」ですね。
これも、茜、蒼鬼、天海の3種類ありますが、特に天海の演出は激アツです。
実戦上「覚醒」が確定のうえ、チャンスアップを複数ストックします。
上のように「タイトル変化」「保留変化」「群予告」「テロップ変化」とチャンスアップもりもりです。
ただし、ここで金系が入ってなければハズれへの布石な感じがしますね。
当落告知のブラストギアは必須レベル
覚醒リーチの当落告知のブラストギアは必須レベルですね。
最終カットインで画面切り裂きから、「山河慟哭を、引き抜け」のレバー演出です。
まぁこれが出ても全然ハズれますが、無いと当たらないと思った方がいいでしょう。
蒼鬼リーチはまれに当たる
蒼鬼リーチは覚醒リーチの1つ下で、「VS島左近リーチ」と「鬼無双リーチ」があります。
僕の実戦では一度だけ、鬼無双リーチで当たりましたが、周りを見ていてもほぼノーチャンスですね。
島左近リーチは本機で多分唯一の2D演出なのでもう少し期待値あげてもよかったかなと思います。
先読みは弱い
本機は先読み演出が弱いですね。
唯一期待できるのが、入賞直後に発生する「桜吹雪」ですね。上位の桜花乱舞は激アツです。
流れ星(妖星)もわりと出ますが、空気です。
まとめ
今日は平和のパチンコ新台「P新鬼武者 DAWN OF DREAMS」のスペックや実戦した感想、評価などをお伝えしました。
小当りRUSH系の台としてはベルセルクとよく比較されますが、さらに荒波にした感じですね。
天国か地獄かというスペックは評価が分かれるところですが、個人的にはけっこう面白かったです。
演出はたしかに少ないですが、期待値の足し算はバランスが良い印象ですね。
鬼武者はパチンコよりスロットという印象がありますが、この台は割と人気が出そうな気がします。
ただ、ボーダーが低すぎるので、ホール側は釘の調整が難しそうですね。