パチンコ新台「P巨人の星 一球入魂3000」を実戦してきましたのでスペックの紹介や僕の感想と評価をお伝えします。本機は1/319の1種2種の遊タイム付きミドル台です。ラッシュの一球入魂MAXは「最大」77%継続しますが、リミット付きという特徴があり、仕組みが若干複雑です。1回の大当りで3,000発が確定する3Kボーナスは一撃の性能もかなり高く、ラッシュの演出も面白かったのでけっこう人気がでそうです。
「巨人の星」はSANSEIの人気シリーズで、定期的に新台が投入されていますね。
原作はご存知のとおり元祖野球漫画の金字塔で、連載は1966年と半世紀以上前の作品です。
僕でさえ漫画を読んだことがないので、若い世代は星飛雄馬とか花形満とか知ってるんですかね。
本機は1/319のミドルスペック機ですが若干仕組みが複雑です。
新基準では出せないはずの大当り1回で3,000発を実現していたり、RUSH継続率の、「最大」77%あたりですね。
最近の台ではあまり使われないリミット仕様によるもので、このあたりの解説もしていきたいと思います。
僕の実戦では一撃一万発でましたが、これにいたるまで単発地獄をくらったので結構負けてます。
一撃3,000発の3Kボーナスはかなり早いですが、ラッシュの演出がそこそこ長いので、時速2万発は届かないくらいですね。
また、本機のボーダーラインは等価で18.5回転と平均的ですが、しっかり止め打ちしないと右打ち中のロスが大きいので、厳しめに見た方がよいでしょう。
詳しいスペックや演出などは後述しますが、特徴を簡単にまとめます。
・右の大当り出玉は1,000 or 3,000発
・ラッシュ継続率は 77% or 69%
・ラッシュの一球入魂MAXの演出は面白い
・通常時の演出は「大リーグボール3号」待ち
本機はリミット付きというのが他の機種と違うところですね。ただ、リミットといっても出玉の上限が抑えられているわけではないので安心してください。
また、通常時がかなりだるいのが残念ですが、右はけっこう面白かったので、個人的には割と高評価です。
基本スペック
まずは基本スペックを整理します。
P巨人の星 一球入魂3000 | |
大当り確率 | 1/319 |
RUSH突入率 | 約55% |
RUSH継続率 | 77% or 69% |
右打ち中確率 | 1/3.92 |
天井(遊タイム) | 880回転 |
等価ボーダーライン | 18.5回転 |
初当り1/319で55%確変突入のここまでは普通のミドルタイプのスペックです。
RUSHの継続率はよく「最大」77%と表現されますが、正確には 69% or 77% が正しい表現です。ここは振り分けのところで説明します。
ちなみに、ラッシュ突入時の期待値は約7,000発程度、初回7揃いなら8,500発くらいですね。
また、本機の遊タイムは880回転ですが、1種2種なのでスルーはありえず、実質天井なのはうれしいですね。
振り分け、仕組み
続いて振り分けについて説明します。
当たり方で次回の継続率が変わるので、ここで仕組みを理解できると思います。
へその振り分け
へその振り分けは以下のとおりです。
振り分け | 次回 | ||
ラッキーセブン BONUS |
4R+10R+10R +RUSH |
10% | 残保留4 |
宿命の対決
BONUS |
8R+RUSH | 45% | 時短1+残保留4 |
8R | 45% | ー |
上の次回のところが時短1回転+残保留4回転の場合と、残保留4回転の場合があります。
ラッキーセブンBONUS時は次回69%継続
へその10%はラッキーセブンBONUSで、2,400発+ラッシュ突入と恩恵がかなりでかいです。
ボーナス後の昇格もありますが、7テンから当たるケースが多いですね。
ラッキーセブンBONUSには10R×2がついてくる代わりに、ラッシュの一球入魂MAXの時短リミットが発動します。
次回は時短0回転+残保留4回転となります。
右の確率が1/3.92なので、4回転の継続率は約69%となります。
宿命の対決BONUS後は77%継続
一方でへその90%は宿命の対決BONUSで、突破率は50%です。初当りはほとんどこのパターンです。
このチャレンジに成功して、一球入魂MAXに突入した場合、時短1回転+残保留4回転となります。
上と同じ計算で、1/3.92の計5回転なので、継続率が77%となります。
これが、「最大」77%となっている理由です。
右打ちの振り分け
続いてラッシュ中の振り分けです。
振り分け | 次回 | ||
時短1回 | 2K BONUS | 100% | 残保留4 |
残保留4回
|
3K BONUS | 50% | 残保留4 |
VICTORY BONUS | 50% | 時短1+残保留4 |
右の振り分けは図の方が見やすいので公式HPから引用しておきます。
ここも時短1回転と残保留4回転で継続率が変わってきます。
時短1回で当たった場合は2Kボーナス
時短1回転で当たった場合、「2K BONUS」となり、10R×2の2千発が確定します。
僕はこれを引けなかったので画像はないですが、前の大当りからボーナス昇格演出となるパターンが多そうですね。
この場合、次回時短はなしなので、残保留4回転の継続率は69%です。
残保留4回転の場合は半々
残保留4回転で当たった場合は振り分けのとおり、「VICTORY BONUS」と「3K BONUS」が半々です。
前者が時短1回+残保留4回転、後者は残保留4回転のみとなります。
出玉は1,000発と3,000発の差があるので、当然3Kボーナスの方が望ましいですが、出玉の少ない当たりの方が次回1回チャンスが多いと覚えておけばよいでしょう。
遊タイム
本機は低確880回転で遊タイムに突入しますが、1種2種なのでスルーはありえないので、実質天井です。
画面右下に残りゲーム数が表示されますが、朝一は非表示となっているので、宵越し狙いの人は注意してください。
なお、遊タイムでの大当りは「激怒BONUS」が確定しますが、これは2Kボーナスと同じ当たりです。
2,000発確定+RUSHは残保留4回(69%継続)となります。
止め打ち
本機は止め打ちのタイミングが難しいですね。
細かいところですが、3Kボーナスは演出上は一連のボーナスですが、10Rボーナスが3回なので、V入賞の前後はロスを気にした方がいいかもしれません。
情熱ポケットがあるので、ラウンド間の止め打ちは不要です。
あとバトル演出中は打ち出す必要はありません。
基本的には液晶の指示に従えばよいです。
P巨人の星 一球入魂3000の演出の流れ
続いて演出の流れなどをお伝えします。
個人的には大当り以降の演出は面白いので高評価です。
宿命の対決BONUSの突破率は50%
初当りの9割を占める「宿命の対決BONUS」後はライバルである花形満を打ち取ればラッシュ突入です。
ボタン連打でオーラを昇格させていき、最終的に一撃ボタン告知です。
正直大リーグボール1号の時の絶望感はひどいですね。5回連続これでスルーしました。
3号は確定なので、実質は期待値70%の2号に期待なのですが、僕の実戦上は2号も外れたのでちょっと次から怖くて連打できないです。
一球入魂MAXの流れ
続いてラッシュである一球入魂MAXの演出の流れなどをお伝えします。
個人的には演出バランスがよく面白いと思いましたが、演出が長く出玉速度はそれほど早くないので評価は分かれるところですね。
演出は「飛雄馬激闘BATTLEモード」と「日本代表BATTLEモード」に加え、「一徹告知」の3パターンですが、個人的には日本代表の9回裏バトルが演出パターンが豊富なのでおすすめですね。
飛雄馬激闘BATTLEモード
飛雄馬激闘BATTLEモードは期待値をパネルで示唆するシンフォギアタイプですね。
3回転分、3人の打者と対戦していくので、1回あたりの勝利期待値は1/3.92なので約25%です。
花形<左門<オズマ<伴の期待度ですが、どちらかというと対戦中のチャンスアップが重要です。
擬似連パターンや全球勝負パターンが大当りに絡みやすい印象です。
ただ、このモードは結局のところ最後にどのボールを投げるか次第、大リーグボール3号待ちです。
もちろん1号、2号でも当たりますが、個人的にはチャンスアップのしりすぼみ感が嫌いなので、次の日本代表バトルモードが好みですね。
日本代表BATTLEモード
日本代表バトルモードは、9回裏の攻防で、世界制覇を目指します。
アメリカ、韓国、ドミニカ、キューバの4ヵ国ですが、国による演出パターンは変化ないようです。
このモードは打者3人で3保留分を1回転ごとに演出します。
ちなみに3番左門、4番花形、5番伴は固定なので、キャラによる期待値に変化はありません。
このモードは演出が豊富で面白いですね。
過去打席の成績や、得点圏のランナーの有無などにもチャンスアップがあります。
ここも王道は全球勝負ですが、試合展開に応じて期待値が上がっていくのはいいですね。
最終的にサヨナラホームランを打てば勝利です。
外れる時はフライの連打演出にいくパターンが多いですね。
ラスト1回転はファイナルジャッジメント
残保留のラスト1回転は「ファイナルジャッジメント」で、タイトル赤文字だと50%はありそうです。
ここは一徹が乱入して勝負をひっくり返すというむちゃくちゃな演出ですね。
連打演出で青オーラのままだと大当り濃厚、赤オーラで60%あります。
ここも緑が弱く巨人の星は全体的に緑と赤の格差が大きいですね。
僕の実戦結果と感想、評価
ここからは僕の実戦結果と感想や評価をお伝えします。
冒頭のとおり、一撃一万発とれましたが、これまでに単発地獄で相当負けています。
一回しかラッシュ入りませんでしたが、やっぱり3,000発のループは魅力ですね。
ゴルゴが好きだった人にはハマると思います。
出玉スピードはそれほどでもないですが、右打ち中の演出も面白く人気が出るかもしれません。
ただ、通常時がちょっと微妙というのが僕の感想ですね。
通常時の演出信頼度等
最後に通常時の演出信頼度などをお伝えします。
詳細は攻略サイトなどに出ていますので、僕の見た範囲の体感レベルでさらっといきます。
また、演出云々まえに本機は通常時の回転が遅いのが個人的には一番の低評価ポイントです
無意味な煽りとかが多いので、遊タイム付きの台はもうちょっとサクサク回って欲しいですね。
3大スター演出の期待値は50%
本機には3大スター演出があり、いずれも50%を超える信頼度です。
・星家背景予告
・群予告
僕もひととおり見ましたが、星家の背景予告だけは単体ではちょっと弱い印象ですね。
星家背景予告 |
・群予告 |
とにかく最強の3号待ち
本機は間違いなく「最強の3号」待ちの台ですね。期待値70%はあります。
基本的に野球対決SPが大当りに繋がるパターンが多いですが、最後の決め球が1号2号と3号で信頼度に雲泥の差があります。
3号出る時はだいたい予告の段階で金が絡みますね。
|
逆に予告がいくら強くても、1号か2号の場合、その時点で信頼度30%切ります。
野球対決で3号以外で当たるときは「ファイナルちゃぶ台ジャッジ」とか強引に別ルートにいく場合くらいです。
1号2号がプレミア絡まずさくっと当たるのを見たことがありません。
日米野球チャンスはほぼ当たらない
本機はロングリーチはずれから「日米野球チャンス」によくいきますね。
ほとんど期待できないので、もうちょっと発生頻度を低くして欲しかったです。
ただ、上のように文字が炎に包まれていればワンチャンありです。
花形だけ期待値が別格の40%、それ以外は10%以下の信頼度です。
ストーリーSPリーチは信頼度40%
「父一徹の想い」と「友情のファインプレー」がストーリーSPリーチです。
両者とも発展時点で40%くらいの信頼度がある激アツ演出ですね。
後半のカットインが金なら期待値70%を超えます。
惑星野球対決SPリーチ
惑星野球対決SPリーチは、ストーリーリーチのさらに上位で、60%程度の信頼度があります。
巨人の星の世界観を無視した演出で、この派手さはハズれたらダメだろってレベルですが、チャンスアップがないと平気でハズれるので、期待しすぎは禁物です。
ばかもんPUSHからの特訓演出が王道
激アツ演出は上のとおりですが、その入り口は基本この「ばかもんプッシュ」ですね。
擬似連みたいなもので、2回目以降は一徹がデビル化します。
打っていれば、これでやっと土俵に乗るという感じがわかると思います。
明子STOPで一徹がますます怒るチャンスアップです。
ここから「激特訓」に行くのが王道パターンです。
特訓は3回のプッシュ演出で、ここで信頼度をためて、野球対決SPへ発展します。
上の「図柄」と「星1」が基本ですが、ここは金カットインまでは出て欲しいところです。
とはいえ、対決で大リーグボール3号投げるか投げないか次第なのは変わりません。
サンセイ柄は激アツ
サンセイなので当然ですが、「サンセイ柄」は激アツです。どこで発生しても80%オーバーの信頼度を誇ります。
上のようにW激怒の中でこそっと出たりするので見落とし厳禁です。
個人的にはガロとかよりサンセイ柄の信頼度が高い気がしますね。
3テン、7テンが強い
本機は3テンで33%、7テンで77%の信頼度があります。
7図柄はラッキーセブンBONUSの恩恵が大きすぎるので、7テンハズれたら絶望でしばらくご飯がのどを通らないレベルです。
ネットでけっこう外れると評判なので、ここは当確にして欲しかったですね。
筐体稼働は必須
最近のSANKYOの筐体はこれが多いです。
ジューシーハニーとかもそうでしたが、この筐体役物が稼働して「激チャンス」がほぼ必須になっているのは評価が分かれるところですね。
まとめ
今日はパチンコ新台「P巨人の星 一球入魂3000」のスペックや実戦した感想、評価などをお伝えしました。
リミットを取り入れた少し複雑な仕組みですが、右はゴルゴのように3,000発のループで一撃が期待できるスペックですし、演出も面白いので個人的には高評価です。
ただ、けっこう長い間通常時を打ったのですが、大リーグボール3号待ちなのは少し信頼度の偏りが大きいかなと思いました。
あとは通常時の種無し演出がわりと長いので、もうすこしサクサク回ってくれたらもうちょっと人気が出そうな気がします。