パチンコ新台「P物語シリーズ セカンドシーズン」を実戦してきましたのでスペックの紹介や僕の感想と評価をお伝えします。化物語シリーズはサミーの人気タイトルですね。本機の特徴は遊タイム付きの1種2種混合機という点です。演出面も強化されており、膨大な描き下ろし&収録音声はファンにはたまらないでしょう。通常時や右打ちも結構面白く、完成度が高いと思いました。
原作は有名なライトノベルでアニメ化もされた人気コンテンツですね。
過去にも、化物語、偽物語がパチンコ化されていますが、今作は初当り1/199のライトミドルかつ遊タイム付きのスペックです。
僕はファーストシーズンだけアニメで見たことあるのですが、撫子ちゃんがラスボスとか、いつの間にかえらいことになってたんですね。
演出も原作ベースなので、セカンドシーズン見たことある人の方が楽しめるでしょう。
本機の遊タイムは低確599回転ですが、1種2種混合機なのでスルーはありえず、実質天井です。
STのこよみドリームの継続率は約86%と大連チャンにも期待できます。
詳しいスペックや演出などの詳細は後述しますが、特徴を簡単にまとめます。
・ST継続率は約86%
・スペックはかなり甘い
・演出が豊富で完成度は高い
・キリン柄けっこう外れる
一言で言うと、天井付きのシンフォギア、ですね。
個人的には結構面白いと思いましたが、前作とはかなりスペックが違うので、ホールでの評価は分かれるでしょう。
また、かなり甘いスペックと評判ですが、その分、釘が辛いホールが多いので、店選びが重要になるでしょう。
P物語シリーズ セカンドシーズンの基本スペック
まずは基本スペックを整理します。
P物語シリーズ セカンドシーズン | |
大当り確率 | 1/199.8 |
右打ち中 | 1/7.68 |
確変突入率 | 約50% |
確変継続率 | 約86% |
時短 | 1 or 10 or255 (+残保留4回転) |
天井(遊タイム) | 599回転 |
1/199のライトミドルで50%ST突入の1種2種ということで、シンフォギアにそっくりですね。
STの継続率は約86%とかなり高く、波に乗ると止まらない感じは魅力ですね。
通常時599回転で遊タイム突入ですが、スルーすることはまず無いので実質天井かつ、ST突入確定はうれしいですね。
かなり甘いスペックといっていいでしょう。
大当たりの振り分け
大当たりの振り分け、出玉は以下のとおりです。
種別 | ラウンド数 | 振り分け | 出玉 |
へそ
|
10R | 1% | 1,100発 |
4R | 99% | 440発 | |
電チュー
|
10R | 35% | 1,000発 |
7R | 34% | 670発 | |
4R | 31% | 340発 |
振り分けは図の方が分かりやすいと思うので公式より引用します。
高継続率タイプなのでMAXの10Rでも約1,000発と控えめです。
4R,7R,10Rがざっくり1/3なので、この台で勝てるかどうかは振り分け次第ですね。
期待値としては約4,000発といったところでしょう。
遊タイムは低確599回転=天井
本機は遊タイム付きのスペックで通常時599回転で突入です。
電サポ599回転をスルーすることはありえ無いので実質天井です。
「こよみドリーム」直行と恩恵も大きいので、400回転超えたあたりからはむしろ当たらないで欲しいですね。
ちなみに599回ハマる確率は約5%です。
止め打ちのタイミング
本機の止め打ちのタイミングですが、右打ち中の大当り1R目のV入賞の前と大当りの最終ラウンド後はしっかり打ち止めましょう。
打ちっ放しにすると結構ロスするのでボーダーラインに影響が出そうです。
ラウンド中はアタッカーの間隔も割と長いのですが、おまけポケットに割と入るので、プロでもない限り止め打ちは不要かなと思います。
初当りの99%はこよみチャレンジ
へその初当りの99%は、ST突入をかけた「こよみチャレンジ」に突入します。
時短1回+残保留4回転の計5回転以内に1/7.68を引く確率は約50%です。
演出は次の「死闘ノ儀」と「指闘ノ儀」の2つから選べますが、どちらも1回転1演出です。
死闘ノ儀
「死闘ノ儀」は蛇神撫子とのシリアスバトルモードです。
保留をセットして対戦相手が決定します。
右打ちを続けることで、御神籤(おみくじ)がパワーアップして保留変化することがあります。
激御神籤になれば激アツですね。
バトルの勝率は、暦 < 忍 < 暦&忍 < 貝木 < 虹 の順ですが、貝木から信頼度がかなり高い印象です。
タイトルが赤文字やバトルで味方が先制攻撃だったり、撫子が弱攻撃だったらチャンスなど、随所に期待が持たせる演出は結構面白いです。
貝木泥舟なら信頼度8割オーバーですね。
これに限らず前作と引き続き貝木絡みは基本全て熱いですね。
指闘ノ儀
もう一つのこよみチャレンジは「指闘ノ儀」で、あっちむいてほいで勝負するコミカルモードです。
上と同じく1保留1演出で、保留のランクアップもあり、赤保留ならかなり期待値高いです。
背景の看板に好機、セリフの選択などにチャンスアップがあります。
信頼度は、真宵 < 忍 < 撫子 < 余接 < 虹 ですが、こちらも余接から激アツです。
死闘ノ儀と同じく4人目とそれ以前で信頼度は雲泥の差ですね。
こよみチャレンジのシステムは正直、シンフォギアのぱくり感は否めませんが、どちらのモードもしっかり作り込まれていて面白いと思いました。
負けてもかわいいキャラがにくめないですね。
「千石撫子は神様になりました。以上です。」のセリフ聞けたら原作ファンなら負けても納得?ですね。
こよみドリーム(ST)中の演出
こよみドリームは時短10回転+残保留4回転の計14回転のSTです。
右打ち確率が1/7.68なので、STの継続率は約86%と、ライトミドルにしてはかなり高いですね。
ここは前作からモードが増えて、4種類から選択できます。
ST中の演出もよく出来ていて、かなり面白いと思いました。
それぞれ簡単にご紹介します。
ヒロインモード
ヒロインモードは原作のヒロイン達とのバトル(?)に勝てば大当たりです。
ガハラさんこと戦場ヶ原ひたぎをはじめ、千石撫子、忍野忍、羽川翼、神原駿河、八九寺真宵のオールキャストが登場します。
原作ファンならまずはこのモードでしょう。
前作からお馴染みのドリームマッチですね。
撫子の場合コスプレを着せれば勝利で、演出中も赤文字などのチャンスアップがあります。
撫子は特にオタクに人気ですね。
原作にあったシーンだとは思いますが、コスプレを強要する暦は完全に変態、、もといクセが強い性格ですね。
貝木モード(おすすめ)
貝木モードはリーチ中に違和感があれば大当たりという特殊なシステムです。
個人的にはこのモードがおすすめですね。
貝木の声や衣装が普段と違ったり、画面の文字サイズが違ったりなどがあります。
例えば下の場合は、キャラの役物が上下反転しています。
こんな感じでリーチ演出中の違和感を探します。
普通は赤文字などの規定のチャンスアップ待ちですが、このモードは自分から探しに行く感じが飽きさせません。
ST中の演出としては独創的で、これはかなり高評価です。
ヒロリンモード
もうひとつのモードはロリコンモード、失礼、ヒロリンモードです。
真宵と余接、忍のみの演出で、たまに幼年期の翼も登場します。
忍のルーレットでリーチ発展が一番多いパターンですね。
他のモードと同じくミッションクリアで大当たりですが、ここも赤エフェクトでチャンスアップです。
真宵の場合、集チュウすれば勝利です。
夢の中の設定とはいえ、見た目小学生の女の子を追い回す演出は、原作知ら無い人ならドン引きですね。
ファイヤーモード
ファイヤーモードは前作踏襲ですね。
暦の妹である、火憐と月火の歯闘演出で、5連目以降から選択可能になります。
残念ながら僕の実戦ではこのモードは選択直後にスルーしてしまったのでラストの演出しか見れませんでした。
裏コマンドで右打ち中の大当りラウンドで、十字キーの下ボタンを10回押すと、このファイヤーモードが解放されます。
シスコン、もとい、火憐ちゃんと月火ちゃんのファンはためしてみるのもよいでしょう。
ぱないのボーナスは保留連
僕は引けなかったのですが、連チャン中の特殊演出として「ぱないのボーナス」があります。
これは保留連の一部で発生すると思われます。
保留4個での大当たり確率は約43%ですので、このループを弾き続けている間は一回の大当たりのように演出される仕組みです。
おそらく残保留に10R当たりがあるなどが突入契機になっていると推測します。
僕の実戦結果と感想、評価
初当たりは単発回避も2連終了という無残な結果でした。
なんとか1/2を突破して86%が単発って、ひどくないですか?
後日リベンジにいったら3回連続で撫子にぼこぼこにされてSTに入ることさえせず。
たしかに撫子は悪くない。悪いのは50%を突破できない僕のヒキです。
心が折れそうになる中、ようやく引いたSTはまたしても2連。。
継続率86%だよね!
これで終わる訳には行かないので、また別の日にようやく連チャンしてくれました。
なんとか3千発でましたが、まったく納得いく内容ではありません。
出玉スピードは結構早く、一瞬で終わってしまいました。
サンプルが少なすぎてよくわから無いのが正直なとこですが、1種2種で演出もスムーズですので、平均すると時速1.5万発といったところでしょう。
全然いいとこ見せれませんでしたが、実戦した感想などをお伝えします。
キリン柄が弱い
サミーの台でキリン柄が強いのはお馴染みですが、この台に関しては若干弱いです。
演出がかなり増えているので、他の高信頼度演出とのバランスで期待値が薄まっている感じがします。
特に最終カットインは、他も良くないと厳しい、という印象ですね。
釘の締め方が、ぱない
これは台のせいではないですが、この台ホント回らないですね。
最近の新台でこの台ほど待機画面を眺めさせられた台はありません。
各ホールとも、本機の釘はかなり厳しく締めている印象です。
本機はかなり甘いと評判です。ボーダーラインは1K18回転くらいでしょうか。
プロでもない僕は普段ボーダーラインなんか気にしませんが、そんな僕ですらスペックみた瞬間、これ甘いよね、と直感したくらいです。
パチンコ屋は慈善事業じゃないので、そりゃホール側は釘を閉めるしかありません。
釘は台のせいではない、といいたいところですが、この辺の作り込みに甘さが見えます。
演出とかはかなり面白い台だと思うので、残念なポイントですね。
カスタムが豊富
本機はカスタムも豊富です。
後述するとおり、演出の期待度が分散されている感じなので、キリンフラッシュや、右パネル消灯などの一発告知の設定もおすすめです。
押しキャラカスタマイズもできます。僕は忍一択です。
隠しコマンドが豊富
サミーの台は裏コマンドがたくさんあるのは有名ですね。
そんな中でも個人的におすすめのコマンドを2つだけ紹介します。
・ラウンド抽選演出中にボタン10回押下で楽曲が全解放
ファイヤーモード解放は上でも触れましたが、右打ちのラウンド選択の楽曲解放もおすすめです。
収録楽曲は以下のとおりで、原作ファンやバンドのClariSが好きな方にはたまらないでしょう。
収録楽曲 |
Brave |
chocolate insomnia |
happy bite |
もうそう♡えくすぷれす |
木枯らしセンティメント |
the last day of my adolesscence |
アイヲウタエ |
Surely |
通常時の演出の信頼度等
最後に通常時の演出信頼度などをお伝えします。
演出面は前作からパワーアップしている感じで、かなり力を入れているのがわかります。
ただその分、期待値が分散されている印象で、ここは評価が分かれるところでしょう。
基本は注目演出待ち
本機の注目演出は以下があり、基本的にはこれ待ちな印象です。
・貝木現象
・金急警報予告
・次怪予告
・怪異SPリーチ
特に参血予告が本機最強です。
鉄血にして熱血にして冷血、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの登場はしびれますね。
貝木系の演出が強い
注目演出の中でも、貝木現象は特に高信頼度ですね。
信頼度演出は保留を貯めると99%とかが選べますが、意外と外れます。というか外れました。
貝木演出ではリーチ選択の方が激アツです。
特に怪異SPリーチで貝木編は滅多に発展しないので必見です。
撫子とのやりとりはセカンドシーズンのクライマックスで思わず見入ってしまします。
本機は7テンでも結構外れますが、さすがにこのルートはほぼ当確ですね。
先読みは臥煙ノ集怪所が強い
本機は先読み予告も豊富で、しのぶオンステージや、扇動中、臥煙ノ集怪所があります。
・扇動中 |
・臥煙ノ集怪所 |
先読みの中では臥煙ノ集会所が圧倒的に強いですね。
他の演出次第ではありますが、突入時点で30%くらいの期待値がありそうです。
このほかにも臥煙伊豆湖からみは割と熱めで、会話演出も最終まで行けば激アツです。
一撃投銭チャンスは微妙
一撃投銭チャンスは弱系リーチ外れからたまに発展しますが、まぁあまり期待度は高くないですね。
北斗無双でも似たような演出がありましたね。あれと同じような信頼度です。
チャンスアップあれば熱いし、なければ外れ濃厚です。
僕は上のクレイジーギアで外れたので、さすがにマジかって焦りました。今作は復活演出も少なめですね。
まとめ
今日はパチンコ新台「P物語シリーズ セカンドシーズン」のスペックや実戦した感想、評価などをお伝えしました。
個人的にはかなり負けたのにまた打ちたいと思っているので、評価は高めです。
演出も豊富なので原作ファンの評判は悪くないですね。一方で、演出が多いがゆえに期待度が分散されている感は否めません。
参血予告からの怪異SP、キリン柄カットインで外れた時は、本当にこの台何待ち?とキレそうになりました。
スペック面ではシンフォギアのパクリではありますが、全体的な完成度はかなり高いと思います。