新車バイクは値引きできるのか?|僕の体験談と値切る際の交渉のポイント

バイクを買うなら1円でも安い方がいいですよね。車と違ってバイクの場合、とくに新車の値引き交渉は難しいと言われています。今日は僕が実際にバイクを買った時に交渉してみた結果と、交渉を進める過程で気がついたポイントになりそうな内容をお伝えします。結論として値引きの可能性はあるので、ダメもとでも値切ってみた方がいいと思います。

僕は先日バイクを購入しました。ホンダのモンキー125です。

かなりお気に入りで、レビューなども書きたいと思ってますが、今日は購入の際に値引き交渉した結果について書きたいと思います。

中古車の場合は買取価格と売値の差分が大きいので交渉しやすいですが、新車を値切るのは厳しいという印象です。

ただ、それでも値引き交渉は絶対にやった方がいいと思いますので、そう思う理由や値引き交渉のポイントなどをお伝えします。

バイク値引き

新車バイクの値引きが難しい理由

まず最初に新車バイクの値引き交渉が難しいとされる理由ですが、これは業者の販売価格の時点ですでにメーカー希望小売価格から値引かれているからです。

近年はバイクも下火で、ピークの1980年代には300万人いたと言われるバイカーは1/10程度まで減少しました。

こんな中、バイク業界の価格競争は激化の一途をたどっています。

さらに近年はネットの普及にともない、家でちゃちゃっと価格を調べられるため、簡単に他社と比較されてしまいます。

みなさんもバイクを買おうと思ったらまず価格.comやグーバイクなどで調べられることでしょう。

一例ですが、僕が買ったモンキー125の検索結果です。

バイク新車値引き

下の業者は何をトチ狂ってか、メーカー希望小売価格まんまで勝負してきています。

すぐ上に10万くらい安い同じ新車が表示されてるのに、店に足を運ぶどころか見積り依頼さえする気がしませんよね。

一般的に車両価格は10%から、人気の無い車種であれば20%近く値引きされた状態がスタートです。

ここからの値引きですので、かなりの難航が予想されます。

念のためですが、まさか正規ディーラーで定価でバイク買おうとしてないですよね?

止めはしませんが、価格が高い正規ディーラーでなければならない理由を明確にしておきましょう。

たとえば、手厚いサービスが受けられると考えられるなら、それは具体的にどんなサービスで、自分の用途と照らし、それが車体の価格差に対して妥当かどうか、と考えてみることをおすすめします。

新車の値引き交渉をするための準備

新車バイクの値引き交渉にあたって以下の準備は必須です。

値引き交渉の準備
・市場価格の調査
・複数社の見積り取得
・オプションの確認

 

それぞれ簡単に理由を説明します。

市場価格の調査


まずは市場価格の調査です。

この時最安値ばかり探されるケースが多いですが、実際は店舗が近くになかったり注文販売だったりと、その価格で手に入れるのは難しいです。

また、バイクは整備のことを考えると、できるだけ近場の販売店で自前の工場があるところが望ましいことは言うまでもありません。

ですので、最安価格で手に入れるというのは一度諦めて、価格帯のボリュームゾーンをおさえておきましょう

最安値にこだわると価格交渉は絶対にうまくいきません。

だいたいこの付近だな、という価格を理解し、いくらまでなら出せる、というのを決めましょう。

見積りは複数社取っておく

相見積り
いくつか候補の販売店を見つけたら見積りを依頼しましょう。

あとの交渉でも使いますので、相見積りは必ず行ってください

また、相見積もりを取る理由は、車体価格以外にかかる諸経費が結構業者で違うからです。

自賠責保険などは当然同じですが、登録、届出、代行費用や納車のための整備費用は結構差があります

車両価格で1万安くても整備費用が2万高ければ意味がないですからね。

オプションを確認しておく


あらかじめその車体固有のオプションを調べておくことをおすすめします。

値引きは無理だけど、無料でパーツやオプションをつけてくれる場合があるからです。

車体価格は上のとおりギリギリのコストなため値引きできなくても、例えば、リアキャリア付けてもらえませんか?などには乗ってくれる可能性があります。

オプション以外でもヘルメットやグローブなど、単価が安いものを付けてくれないか、と最後に言ってみるのも手です。

値引き交渉のポイント

値引き交渉
さてここからが本題の値引き交渉についてですが、ポイントは以下の3つかなと思います。

新車値引きのポイント
・値引き交渉は指値ですべし
・買いたい姿勢を見せるべし
・最後にオプションをねだってみるべし

 

それぞれ説明します。

値引き交渉は指値ですべし


ここが一番大切です。

間違っても「いくらくらい安くなります?」なんて聞かないようにしましょう。

ただでさえ利益の出にくい新車販売でこれを言われる側の気持ちになれば分かると思います。

こういった客は仮に1万安くしますと言えば、もう少し、もう少し、と食い下がるタイプだというのは店も分かってますので、相手にされない可能性が高いでしょう。

かといって、1円も安くならないのかというとそうではありません。

ここで準備した市場価格の把握が必要となります。

「○○万円なら買います」とはっきり指値で言うのが良いです。

この時、あまりに市場価格と乖離していると、上と同じことになりますが、いい線で打診すれば、

「○○万円は無理ですが、○△万5千円にします。」

などと言ってくる可能性があります。

御社で買いたいという姿勢を見せるべし


当たり前ですが、メーカー側はバイクを売りたいです。

一番気になるのが、こいつは本当に買う気があるのか?というところですので、一番の候補とした業者に対しては本当に買う寸前だという姿勢を見せるのが大切です。

上で準備した相見積りをもって、本当は家の近い御社で買いたいのだけど、2駅となりの他社の方が安くて迷ってる、と具体的に言いましょう。

本当に自分のところで買いたいんだ、という気持ちが伝われば引き出せなかった価格が出てくる可能性があります。

オプションをねだってみるべし


最後となりますが、値引き交渉が失敗したら最後にオプションを打診してみましょう。

ヘルメットやグローブ、U字ロックなど比較的安いものであれば付けてくれる可能性があります。

ガソリン満タンで引き渡し、くらいの条件はまず間違いなくとおります。これでも千円お得です。

これらも込みで、自分が決心する価格というのを事前に決めておき、スパッと決断する準備をしておきましょう。

こういう交渉は粘っても見苦しいですので、引く時はさわやかに引きましょう。

僕の交渉結果


最後に僕の交渉の流れを一応お伝えします。

上に書いたとおりですが、こんな感じってことで。

僕「この前見積り頂いたモンキーの件ですが、まだ有効ですか?」

店「はい。乗り出しで41万8千円です」

僕「相見積りの他社が40万なんですが、家が近い御社で買いたいんです。41万になりませんか?

店「苦しいです。41万5千円ならなんとか。。」

僕「そうですか。。(思案)」

店「U字ロックとグローブをお付けすることは可能ですが、いかがでしょうか。」

僕「分かりました。それでお願いします!」

こんな感じで1分で商談を終えました。

僕の希望価格はとおりませんでしたが、U字ロックもグローブもどうせ買う必要があったので、トータルで納得しています。

粘りが足りんと思われるかもしれませんが、今後も付き合っていく販売店とはいい関係でいたいのでサクッと決めました。

あとでもらったオプション調べたのですが、グローブもロックもコスパのいい国産ブランドのやつだったので得した気分です。

結論、値引き交渉はするべき

正直、たいした値引き交渉もできてないじゃん、って思われると思いますし、実際、バイクの新車の値引きはかなり難しいです。

それでも、上のような交渉はやってみるべきです。

もちろんちょっとでも安く手に入れるというのはありますが、僕が値引き交渉すべきと考える一番の理由は「納得感」が得られるためです。

バイクは高い買い物なので、「本当にここでよかっただろうか?」「もっと安くなったんじゃないだろうか?」と購入後も考えるものです。

上の交渉で、お店の最安値を引き出した、という納得感が得られるというのが精神的に大きいです。

納得感を得るためには上で書いたような準備が必要ですので、交渉するならしっかり下調べをすることをおすすめします。

おまけ|おすすめのバイク販売店

オススメのバイク販売店
僕はバイクを購入するにあたり、ネットでかなり調べましたし、実際の店舗にも5件以上足を運びました

そこで得た各販売店の特徴を僕の経験の限りでお伝えします。

どこで買うか迷ってる方は参考にしてください。

レッドバロンはサポートが手厚いが全体的に高い

実は僕の1台目と2台目のバイクはレッドバロンで購入しました。

その時はたいして調べなかったのですが、改めてみるとレッドバロンは全体的に新車販売価格は高めですね。

ベースが高すぎて値引き交渉する気もおきませんでした

ただ、扱っている車体の数はかなり多いですし、ロードサービスなどの付帯サービスが充実しています。

それを差し引いても新車買うならレッドバロンである必要はないかな、というのが正直な印象です。

バイク王は下取りあればかなり安い

バイク王

バイク王は中古車専門ですが、下取りする車両があれば、かなり安くておすすめですね。

バイクを乗り継ぐ人も多いので、特に新古車などは、かなり狙い目な感じがします。

バイク王は買取利用者数が業界No.1なので、乗り換えを考えている人は現在のバイクをお試し査定してもらうとのがよいでしょう。

 

正直、上のとおり新車バイクの値引きはかなり難しいので、下取りするバイクがあるなら、バイク王で新古か中古狙うのが一番コスパは高いと思いますね。

SOXも結構安い

バイク販売といえばレッドバロンとバイク王が有名ですが、SOXも最近かなり勢いがありますね。

販売店も多いですので、比較として検討されるのが良いでしょう。

電動バイクという選択肢

アクセスオンラインショップ

僕が最近興味があるのが電動バイクです。

アクセスは国内メーカーとしてはマイナーですが個性的なデザインが特徴ですね。

オンライン専門なのでホンダやヤマハなどに比べて同等スペックが安いです。
>>【公式】アクセスオンライン

時代はエコなので僕も次の乗り換えでは電動バイクという選択肢も考えていきたいです。

まとめ

今日は僕がバイクを新車購入した際に値切ってみた経験をもとに、値引き交渉のポイントをお伝えしました。

新車販売は価格競争が激しいため、そこからの値引きはかなり難しいですが、ダメもとでも言うだけ言ってみた方が絶対いいです。

個人的には値引きできたかどうかより、納得感につながるのが一番のメリットだと思います。

バイクを新車で安く手に入れたい、という方の参考になれば幸いです。