僕のパソコンはかなり古めのMACbookAirなのですが、ハードディスクの容量が「その他」でいっぱいになってしまいました。今回はsafariのキャッシュを削除することで解決したのですが、MACのストレージの「その他」が異常に多いという方に試して欲しいことをお伝えします。
ある日、またしても僕のMACに「お使いの起動ディスクはほとんどいっぱいです」が現れました。
季節の変わり目の挨拶かってくらいに定期的に出てきます。
MACのストレージが「その他」にほとんど占有されている状態は過去にもあり、その時はセーフブートで空き容量が増えたのですが、今回はその方法では解決しませんでした。
ちなみに以前対処した内容を記事にしています。
上の内容はざっくり以下のとおりで、こっちが当たるケースの方が多いと思います。
・ゴミ箱を完全に空にする
・Spotlightのインデックス再作成
・サイズの大きいファイルを外付けHDへ移動
・再起動
・セーフブート <- 前回はこれで治った
上でダメならこの記事を参考にしてみてください。
目次
またしても「その他」でストレージが占有された
ある日何かのファイルをダウンロードしようとした際に、またしても「お使いの起動ディスクはほとんどいっぱいです」というMACの警告がでました。
調べてみると予想とおり「その他」でハードディスクの空き容量がほとんどなくなっています。
(MACの空き容量の調べ方は上の関連記事に書いてますのでここでは省略します)
はいはい分かりましたと、過去3回と同じくセーフブートを数回試してみましたが、治らず。
テレビ見ながら30回くらい試してみてもダメ。
今日はここからハードディスクの空き容量を増やすために過去記事から追加で試したことをお伝えします。
結論としては、safariの初期化(キャッシュの削除)で解決したのですが、それまで試したことも影響あったかもしれないので、合わせてお伝えします。
ディスクユーティリティでハードウェアを検証
今までやったやり方で解決しなかったので、僕はまずハードディスクが壊れている可能性を疑いました。
ハードディスクを検証するやり方をお伝えします。
まず、下のようにfinderから アプリケーション -> ユーティリティ -> ディスクユーティリティ で起動します。
ディスクユーティリティを起動したら、First Aidのタブから右下の「ディスクを検証」をクリックします。
ディスクに問題が検出されず、またはディスクが修復されれば完了です。
僕の場合は何も検出されず正常でしたが、もしこれがひっかかったらそちらが問題の可能性が大です。
ここで異常が出た場合の対処はここでは詳しく書きません(というか僕も分からない)ので、下記アップルの公式サイトを参照ください。
・Macのディスクユーティリティでストレージデバイスを修復する
NVRAM/PRAMをリセット
NVRAM (不揮発性ランダムアクセスメモリ)、PRAM (パラメータ RAM) はMACの設定情報などを記憶しているメモリ領域です。
これをリセットしてみました。
起動時に「ボーン」ってなりますので、数回鳴ってから手を話しましょう。押し続けている限りずっと続きます。
NVRAMもPRAMもハードディスクじゃなくてメモリなのでこれでは解決はしないだろうとは思っていましたが、やはりダメでした。
ただ、なんかMACの調子が悪いとか動作が重い、とかの場合には効く可能性があるので是非試してみてください。
インターネットでMACを診断
MACはインターネット経由で故障の診断ができるそうで、今回初めて試してみました。やり方は簡単です。
普段使っているネットワークのパスいれるとこんな感じで診断がはじまります。
で、異常がなければ、検出されませんでした、で終わりです。
電源ケーブル抜いてるとそこが異常として出るので気をつけてください。
僕は異常なしでしたが、これはApple Hardware Test(2013年以降のものはApple Diagnosticsというらしい)らしく、詳しくは下記の公式サイトにのっています。
・Mac で Apple Hardware Test を使う方法
ターミナルでフォルダのサイズを確認
ここまでで、僕のMACはやっぱり故障している訳ではなさそうだと考え、次に実際にどのフォルダが大きいのかを調べました。
前回はとりあえずのセーフブートという力技でなんとかなってたのですが、今回は仕方なく論理的に順を追って課題に取り組みました。
ターミナルを起動
ターミナルの起動方法がわからないという方もいるかもしれませんので一応書いておきます。
検索に直接「ターミナル」と入力したり、Launchpadのその他から起動したりと方法はいくつもありますが、finderから起動する場合以下のように アプリケーション -> ユーティリティ -> ターミナルでたどり着けます。
フォルダの容量を確認する
ターミナルを起動したらフォルダの容量を確認するコマンド(duコマンド)を打ちます。
とりあえず以下のとおりにターミナルに入力してみてください。
見やすくするようにコマンドオプションつけてますが気にしなくていいです。
すると以下のようにMAC内のルートディレクトリ以下、すなわち全フォルダの容量が一覧されます。
なお、このコマンドの実行には数分かかる場合もあるので、固まった、と焦らないでください。
ここで僕の場合「Library」がとても大きなサイズを占めていることが分かりました。
ライブラリの容量を確認
続いて上と同じ duコマンドを使って、容量の大きなLibraryフォルダの中を見ていきます。
ここでは容量順に並び替える sort -nr というオプションをつけています。
すると下のように表示されました。
他のフォルダより2桁も大きい「Safari」。。。
こいつだ。間違いない。
僕の場合はSafariでしたが、上のやり方でご自身のストレージを圧迫している原因を追いかけられます。
Safariのキャッシュを削除する方法
ここまでで、僕のストレージをいっぱいにしている犯人がSafariだと特定することができました。
もちろん原因はそれぞれのユーザーで異なると思いますが、ここからは参考にSafariのキャッシュをクリアする手順をお伝えします。
safariの環境設定から「開発」タブを有効化
まずはSafariの環境設定を開きます。
開いたら続いて、「詳細」タブに移動し、一番下にある、メニューバーに「開発」メニューを表示、にチェックを入れます。
safariのキャッシュを削除
上で追加したメニューバーの「開発」から下のとおりSafariのキャッシュを削除し初期化します。
この操作の直後に、僕のMACのストレージは以下のとおり70GB近く解放されました。
これでうまくいかなければSafariの再インストールとかが次の手順になるのですが、大変そうだしもういっそのこと新しいMACを買おうかと思っていたところです。
まだしばらくこのマシンを使っていけそうで安心しています。
でも、こう頻繁に問題出るようだとそろそろ買い替え時かも。
まとめ
今日はMACのストレージが異常に少ない場合の対処方についてお伝えしました。
僕のようにPCに大きなファイルがそんなに無いはずなのに、なぜかハードディスクの空き容量が少なかったり、「お使いの起動ディスクはほとんどいっぱいです」という警告が出る人は参考にしてみてください。
冒頭で紹介した過去記事に書いた内容と合わせて試せば、壊れてなければ「その他」が削除されて正常に戻ると思います。
また、僕の場合はSafariが原因でしたが、今日お伝えしたコマンドは動作が不安定だったりする時に問題の切り分けに有効可能性ですので、MACの調子が悪かったら試してみてください。
それにしてもSafariのキャッシュで70GBってどうなってるんですかね。
MACの標準ブラウザはSafariですが、こういう問題もありますし、個人的にはChromeにすることをおすすめします。