「KEI」でクロキデニムのオーダーシャツを作った感想と評価|ネット通販専門だが安いだけじゃなく随所にこだわりを感じるメーカー

僕はスーツ、ワイシャツはオーダーものしか着ないと決めています。こう書くと高いものを買ってるように思われるかもしれませんが、僕はコスパ重視の人間なので、品質と価格のバランスを常に追い求めています。そんな僕が先日ネット販売限定の「KEI」でオーダーシャツを作りました。今日はその出来栄えなどの評価をお伝えします。

スーツ姿の印象はシャツで決まるといっても過言ではありません。

身の回りでも見た目に気を使っている人はシャツにこだわりがある人が多い気がします。

そこそこのブランドスーツ、ブランド靴などを身につけていても、シャツのサイズが合ってなかったり、安っぽい生地だとスーツ姿がどこかだらしなく見えてしまいます。

特に日本の夏は長く、年の1/3くらいはスーツの上着を着ないので、このように感じる機会が多いですね。

僕は過去麻布テーラーとグローバルスタイルでオーダーシャツを作ったことがあるのですが、今回新たに「KEI」で1着作ってみました。

オーダーシャツ「KEI」とは

Ke-i

KEIというお店はもしかするとまだ一般の認知度は高くないかもしれません。

なぜならネット通販専門のオーダーシャツメーカーであるため、街中で店舗を目にすることがないからです。

店舗を持つことは固定コストに繋がり、これは商品に上乗せされることになります。

商品価格を抑えるための同社の差別化ですね。

これ以外にも、材料調達から縫製までを自社で一貫して対応することで、中間マージンをカットするなど、低コスト化のためのあらゆる施策を行っています。

実際メインのラインナップが4,980円からと、生地の質に対して価格はかなり安いです。

同社のホームページには以下のようにあります。

「褻(ケ)」の日に着る最上の「衣(イ)」でありたいという想いから、オーダーシャツKEIは誕生しました。

「褻(ケ)」とは日常という意味ですので、気取らない普段使いの場面において高品質なシャツを届けたいという同社の企業理念がうかがえますね。

KEIのオーダーシャツの価格

KEI価格
KEIのオーダーシャツは1着4,980円からと価格も手頃なのが特徴です。

しかも基本コットン100%というから驚きです。普通は1万円以上しますからね。

プレミアムラインやスペシャルラインは国産の高級生地を使用していますが、それでも一番高いものが1万円ちょっととコスパは抜群ですね。

後述のとおり僕はKUROKIデニムで1着作りましたが、既製品とは質が違うのが分かります。

消費税還元セールに対応

KEIは経済産業省が実施するキャッシュレス還元事業の適用業者なので、クレジットカードで決済すると購入金額の5%が戻ってきます。

2020年6月末までなら、4,980円からさらに5%オフでオーダーシャツを買うことができます。

これに限らずたまにセールしているのでメルマガ登録しておくのも良いでしょう。

KEIの注文方法、サイズの決め方

品質の良い生地をより安く提供するというコンセプトは分かったのですが、オーダーシャツなので、サイズ感が大事です。

ネットで一体どうやって注文するのかが問題ですが、同社では以下の4通りの注文方法が用意されています。

ネット注文の一般的な方法は自己採寸です。HP内に詳しく測定箇所が載っています。

また、自分のお気に入りのシャツを送るという方法と他社で作った採寸データを送るという方法もあります。

以前別でオーダーシャツを作ったことがあるという人はこれらの方法がおすすめですね。

オート採寸


KEIの採寸で特徴的なのが、このオート採寸です。

「身長」「体重」「生まれ年」の3つだけを入力すると、5,000人以上のデータから自動で体型データを推測してくれます。

ビッグデータの活用ということですね。IT化も取り入れています。

他では見たことないシステムですが、いちいち測るの面倒くさいという人には良いですね。

上のように計算されます。さらにこれに自分の特徴を加味してカスタムが可能です。

例えば僕の場合、同じくらいの身長の人より1cm程度腕が長く、昔スポーツしてたので胸囲が少し大きいのですが、これらを微調整することが可能です。

KEIのこだわり

実際に注文するにあたり、同社のHPを見ていて気付いたことがいくつかあります。

国産素材を使用


KEIは標準ラインナップ以外に国内の織物メーカーから直接仕入れた高品質な生地を使ったシャツも作っています。

今回僕が作ったシャツもこのラインのクロキデニムです。

岡山県がデニム産地として有名なのはのご承知のとおりですが、その中でもクロキは、染色・織布・整理加工というデニム製造工程を自社一貫で行うこだわりの生地メーカーで、ルイヴィトンなどの有名ブランドにも使用される知る人ぞ知る高級生地です。

もともとは格安の4,980円の生地で作ろうとしていましたが、1万円ちょっとでクロキならこっちの方がコスパが高いと考えました。

ボタンは高瀬貝が標準


既製品のYシャツのボタンはプラスチックが基本です。

これに対し同社は高級シャツに使われる淡水貝、高瀬貝が標準で、プラスチックは使わない、としています。

さらにボタンとしては最高級の茶蝶貝、高瀬貝、白蝶貝もオプションで選べます(これらは有料)。

ただ安くするだけでなく、こだわるところは徹底的にこだわる姿勢がうかがえます。

納期は長め

KEIのオーダーシャツは注文してから約40日の納期がかかります。

他より若干長めですね。手作業なども多いからでしょう。計画的に購入されることをおすすめします。

実際に作ってみた感想、評価|随所に物作りへのこだわり

ここからは実際に僕が作ってみたシャツの感想と評価です。

上のとおり僕はクロキデニムでシャツを作りました。

パッケージには同社のモチーフの八咫烏(ヤタガラス)が印字されています。

自分が着ている写真がうまいこと撮れなかったので、右の写真は同社のホームページからの引用ですが、懸念していたサイズ感もぴったりでした。

生地は高品質、ボタンサイズまでこだわる

やはり生地は高品質ですね。写真では伝わらないと思いますがクロキデニムの独特の風合いが良いです。

左の写真のとおり生地が透けたりしません。僕は肌着がYシャツから透けるのが好きではありません。

また、見ていて気付いたのですが、一番上のボタンサイズが小さいですね。こんな細かいところにもこだわりがでています。

縫製がすごい

KEIのオーダーシャツは縫製も良いです。

襟の裏が補強してあります。たしかにくたびれたシャツは襟がふにゃっと曲がったりしますね。

さらに脇の部分にはガゼットが施されています。

これらは既製品のシャツはもちろん、オーダーシャツでもやってないところが多いです。

まとめ

今日は「KEI」で新たに1着のオーダーシャツを作ってみて、その感想と評価をお伝えしました。

生地の質に対するコスパの良さはもちろんですが、細部に至る物作りへの真摯な姿勢を感じるメーカーです。

一番安い物は5千円を切りますので、初めてオーダーシャツ作ってみようと思われる方に特におすすめします。

同社のメールマガジンに登録するとお得な情報が送られてきますので、購入前に登録されるのが良いでしょう。

多分時期によって内容は変わると思いますが、最近では高級生地+通常ラインナップの2着セットで1万円というセールをしていました。

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