今日は僕が保有している米国株をご紹介したいと思います。日本株ではさんざんな成績の僕ですが、米国株に関しては今のところ利益が出ています。といっても積極的に売買している訳ではなく、実は投資を始めたころに買ってからそのまま放置しているだけです。
2019年度が始まり、年号ももうすぐ変わりますので僕の保有する米国株を一度振り返り、今後の投資方針を改めて考えてみたいと考えます。
振り返ってみて改めて米国株は長期保有に向いていると思います。
今日は実に半年振りくらいにマネックスの米国株口座にログインしました。
2年前に買った株がほとんどそのまま放置されている状況ですが、その後の株価推移を整理しつつ、当時の購入の動機などを僕自身の頭の整理をかねてまとめてみます。
なお、この記事で引用する株価推移は全てマネックスのトレードステーションが提供するものを使用しており、左端が2016年になるように揃えています。
目次
前書き|僕の銘柄選定の考え方
個別の銘柄をご紹介する前に、大前提の僕の投資方針をお伝えします。
業績が良い大型株に投資する。
これだけです。この考え方は日本株でも同じです。
米国株はストップ安やストップ高の制限が無いから日本株より値動きが荒いとか、リスクが大きいという評価をよく聞きますが、僕が主に投資している大型株に関して言えば当てはまりません。
よっぽど日本株の方がリスクが高いです。
今年は投資(株)で大損しましたでも書きましたが、日本株は例え超優良企業であろうと売られる時は株価が半分とかに平気でなります。
これに対し米国の優良株の値動きは安定しています。これは後ほど実例でご紹介します。
VISA(ビザ)
みなさんご存知VISAカードのVISA(ティッカー:V)です。
これは僕の保有する銘柄で購入してからの値上がりが最も大きい銘柄です。
VISAは米国株投資を始めた最初から持っています。上のとおり株価は絶好調です。
VISAを買ったきっかけは単純にこれからもクレジットカード市場が伸び、その分野の先駆者である同社がその恩恵を一番教授できるECビジネスの本命銘柄だと考えたからです。
この考えは今も変わっていません。
先進国の日本でもまだ現金決済が多い状況ですが、今後カード社会が当たり前になるのは間違いありません。
アメリカンエキスプレスなどもありますが、どう考えてもVISAの方が知名度が高く、市場を席巻できると考えています。
また、僕はVISAのビジネスモデルを詳しくは知りませんが、誰かがクレジット決済すればその一部が同社の利益になるであろうことが想像できます。
このようなECビジネスは収益性が高いです。
ユーザーが増えるほどそのマージンというか手数料が利益につながるビジネスモデルは魅力的です。
日本だと業種は違いますが、ZOZOなんかが近いような気がします。
ちなみに将来ライバルとなり得るのはアマゾンじゃないかと考えていて、アマゾンが本格的にこの業界に乗り込んでくるまでは放置する予定です。
P&G
P&G(PG)は一般消費財世界1位のメーカーです。
P&Gの分析は、関連記事の優良割安米国株|P&Gに押し目買いのチャンス到来!?に書いています。
日用品の売り上げ世界1位かつ非常に高い利益率を誇っています。
さらに配当金が魅力で、50年以上連続増配をしています。
ファブリーズやプリングルスなど、僕たちの身近な商品で良いものを販売していると僕自身が感じたため購入しました。
P&Gをはじめ米国株には高配当な銘柄が多く、株価の値上がりを期待して保有するのには向きませんが、こちらはちょうど凹んだタイミングで追加投資できたため、今のところキャピタルゲインも結構得られています。
RDS.b(ロイヤルダッチシェル)
ロイヤルダッチシェルは石油メジャーの一角です。
原油関連株で一番有名なのはエクソンモービルでしょう。
僕が投資を始めた数年前は原油価格がすごく下がっていて、もうこれ以上下がらんだろうと思い購入したのがきっかけです。
石油関連企業の株価は原油価格に連動します。
大きく見ると株価は横ばいですが、RDS.bは超高配当です。配当利回りが6%近くありますので、横ばいなら御の字です。
資源はいつか尽きるものですし、再エネブームもあり、石油業界に正直将来性は感じませんので、いつか売ろうと思いつつすっかり忘れていました。
この銘柄は配当という投資の面白さの1つを教えてくれた思い出深い銘柄ですが、利益が出ているうちに売ろうと考えています。
RDS.bについては昔記事にしています。
・僕が選んだのは高配当で有名なロイヤルダッチシェル(RDS.B)
Disney(ディズニー)
ディズニー(DIS)はその圧倒的なブランド力に惹かれて購入した銘柄です。
僕は同じ理由で日本株のオリエンタルランドを購入しました(こちらは割安性がなくなったので売りました)。
直近というか、つい数日前に株価が急騰しています。気になって調べたところ、動画配信サービスへの期待とのことです。
決算でもなく、これほどの大型株が1日でこんなに上がることはそうそうありません。これは売り時かもしれませんね。
他に真似できないコンテンツは、安定した財源と見ることができます。
僕にはミッキーの顔がお金に見えます。投資の弊害ですね。
ボーイング、レイセオン
これらはいわゆる軍事関連銘柄です。
ボーイング(BA)はP&G追加投資のために手放しましたので、レイセオン(RTN)の株価推移です。
直近は大きく株価を下げていますが、2016年のトランプラリーで一時は株価が倍近くまで上がりました。
僕が株を購入したきっかけは、米国が軍事大国であるからです。
アメリカが世界経済の中心であることは間違いないですが、そうたらしめている本質的な理由は、世界で一番軍事力が強いからだと僕は理解しています。
中国、ロシアが様々な政治的な局面でアメリカに譲歩する理由は、戦争になったら勝てないからです。
いざとなったら、文句言うなら潰すぞ?という最終交渉手段がとれます。
特にトランプ大統領になってからは、北朝鮮のミサイル事案もあり、軍事関連銘柄の株価が好調で、トランプラリーを牽引しました。
2019年に入り世界情勢も落ち着いてきて、軍事関連銘柄は軒並み株価を下げています。
因果な業界ですね。
米国の軍事増強は続くでしょうから、しばらくは保有することにします。
コカコーラ・ペプシコ
これらも世界的に超有名な企業です。
コーラ、ペプシと主要製品は競合していますし、株価推移もよく似ています。
・コカコーラ(KO)
・ププシコ(PEP)
購入の動機は、どちらもどう考えても利益率が良いと思ったからです。
調べたことはありませんが、僕らが100円で買うコーラの原価なんてきっと数円じゃないでしょうか?
また、経済が豊かになればコーラが売れる、などの言葉もあるくらいですし、特に新興国での需要が増えるんじゃないかと期待しました。
以前コカコーラとペプシコの比較をした関連記事です。
・高配当米国株のコカ・コーラ(KO)とペプシコ(PEP)を比較
株価推移、配当性向ともに似てますので、分散投資という観点では両方保有している意味はなく、どちらかは売却しようかなと考えています。
viasat(ヴァイアサット)
この銘柄は僕の保有する銘柄で唯一大型株とは呼べない銘柄で、米国株四季報にも掲載されていません。
この銘柄の購入の動機は、宇宙開発関連銘柄ということです。
僕は今後一番の成長産業は宇宙開発だと考えています。
気まぐれで衛星を開発しているメーカーを探していて目に止まった程度の理由だったと記憶しています。
株価は方向性が無いという感じですが、直近大きく値を上げています。
ただ、アメリカの中小型株は情報が入ってこ無いため、理由は分かりません。
一口7万円で最小単位しか持っていませんので、特に売ることも考えていませんが、大化けしてくれたらうれしいな、と思って宝くじ感覚で持っています。
宇宙関連銘柄についての関連記事です。
・宇宙開発関連銘柄をちょっと真面目に考えてみた
・米国株viasat(VSAT)を買ってみた
その他
僕はこの他にもジョンソンアンドジョンソン(JNJ)、スリーエム(MMM)などを保有していますが、ちょっと購入した理由を思い出せません。
多分決算が良かったとか、直近の株価が上がってたとかの理由だと思います。
これら保有する根拠が思い出せない銘柄は早々に売却しようと思います。
まとめ
今日は僕が現在保有している米国株をご紹介しました。
僕が米国株投資を始めたのがちょうどトランプラリー到来の数ヶ月前だったこともあり、幸いにも現在はプラスをキープできています。
為替は114円と今より円安の頃にドルに替えたので、為替差損だけで2%くらいは減ってるはずなのですが、株価の値上がりがそれを補ってくれています。
さらに配当も年10万以上は入っています(日本株の損失が全体の評価額を押し下げているので実感はないですが)。
第二のリーマンショックが来るかもしれませんが、それでも米国株は本当に長期保有に向いていると思います。
なお、僕は米国の個別株の他にもVTIやVOOといったETFも保有しており、これらについてもご紹介したかったのですが、ちょっと長くなったので別の機会にお伝えしたいと思います。
僕の最近考える投資方針についての関連記事です。
・もし僕が退職金2,000万円を投資で資産運用するなら
今は株に偏重しすぎているので、少しづつポートフォリオを見直していく予定です。具体的には、BNDやAGGといった債券系ETFを購入予定です。