僕は基本的にゲームはほとんどしませんが、ただひとつだけ例外があります。モンハンです。3DS LLでモンハンをやり続けた結果、スライドパッドとABXYボタンがダメになってしまいました。修理に出すのも面倒くさいなと思い自分で直すことにしました。今日はその修理手順をお伝えします。
僕の3DS LLの状況
モンハンのやりすぎで上の写真のとおりスライドパッドのゴムがボロボロ、というかほぼ無くなってます。またAボタンが10回に一回くらい効かないという状況でした。
普通のゲームをする分には問題はありません。ただ、僕の3DSはモンハン専用機です。
僕はプロハンとは程遠いですが、それでもモンハン4GではLv140のシャガルマガラのギルクエを20分くらいかけてソロで狩るのを寝る前の日課としていました。
モンハンする人ならお気づきでしょう。10回に1回もAボタンが効かないのは絶望的です。
僕はチャージアックス使いですので、ガードの基本はX+Aの斧変形ガードポイントを使います。
AがきかないとただのX、縦切りになります。これは致命的です。
画像はMHXXのものですが、Lv140のシャガルさんのヘッドバッドは即死です。
すみません。話が逸れに逸れてますね。
カバーの取り外し
赤枠の2つのネジを取り外します。
なお、3DSの分解には「+00」のドライバが必要です。3DSのネジは全て+00です。「+0」のドライバは家の中を探せば出てくるかもしれませんが、「+00」は腕時計の電池交換などに使うような極細のものなので、普通の家にはおいてない可能性が高いです。
これはホームセンターやネットショップ等で数百円で購入できます。
カバーを取り外しバッテリーを取ると下の写真のようになります。
赤枠のネジ4つを外します。このとき青丸のメモリーカードを抜き取るのを忘れないで下さい。メモリーカードは中の基板側に接続されていますので、これを忘れるとケースを分解できません。
ケースの分解
ケースを分解するまでにあとネジは3つです。下の図の赤枠のところはゴムで覆われています。これを爪で剥がします。僕は綺麗にとれなかったので上の+00ドライバでほじくりました。
ここまで来ると後には引けません。もう保証はきかないということです。
任天堂も自分で修理しようとして壊したものが返送されるのを見破るためにわざとここをゴムで塞いでいるのだと思います。
青印のところにもネジがあります。これは他のところより短いネジですので、分けて保管しましょう。
これでケースを分解できます。このとき下の図の青で示しているLRボタンの配線を傷つけないようにに注意します。上に開く感じで外すと良いでしょう。赤枠の部分は後々基板の取り外しに必要なネジの場所を示しています。
スライドパッドの取り外し
次にスライドパッドの基板側を取り外す作業です。
その前にLRボタンのフレキケーブルを外して上のケースを分離しましょう。下の図の赤枠のところを垂直に上に引き抜きます。爪でもいけますが、ピンセットなどを使う方がよいでしょう。反対側も同様に外します。
スライドパッドを外すにはフレキケーブルが固定されているストッパーを引き上げます。下図の矢印方向にストッパーを上げるとスライドパッドを基板から取り外すことができます。
スライドパッドの交換
スライドパッドの交換のみであれば基板は取り外す必要はありません。
下図のようにスライドパッドの切れ目のところから取り外します。この手順の前に間にゴムが入ってますがこれはピンセットなどで簡単に取り外せます。
ゴムがボロボロになったスライドパッドを取り外して新しいスライドパッドを取り付けます。
これはネットショップ等で300円くらいです。
なんとか取り付けられました。後は上の手順を逆に辿ればスライドパッドの交換修理は完了です。
ABXYボタンの取り替え
ABXYボタンの修理には基板の取り外しが必要となります。上で示した基板側のネジを全て外します。
次にフレキケーブルを外すのですが、全部で4箇所あります。下図の矢印の方向にストッパーを引き上げると外すことができます。青丸の部品は固定されていないですが忘れずに外しておきましょう。
これで基板が筐体から外れます。
ABXYボタンはボタンそのものを変えるのではなくて、下図の赤枠のボタンと基板の間のゴムを変えます。ただ僕の場合このゴムが特に傷んでいるようには見えませんでした。少し気になったのが青枠のボタンの基板側が少し汚れていたところです。もしかするとこの汚れで接触不良をおこしていたのかもしれません。一応きれいに拭き取っておきました。
はたして電源は入るのか
分解より組立ての方が何倍も難しく、本当に大丈夫かと不安になりましたがなんとか無事に電源が入りました。
操作も大丈夫そうです。
まとめ
3DS LLのスライドパッドとABXYボタンを自力で修理してみましたので、その修理方法をお伝えしました。
注意点として覚えておいてほしいのが、力任せに作業するところは一切ないということです。なぜかカバーが外れないなどの状況があればネジやフレキケーブルの取り外しに見落としがないかを十分に確認しましょう。
なお、一度分解したら保証はききませんので作業は全て自己責任でお願いします。
まぁ結構雑な僕でもなんとかなったので丁寧に作業すれば問題なく自分で修理できると思います。