僕は日本株、投資信託、米国株と米国ETFに投資していますが、今日も前回に引き続き僕の保有する日本株の銘柄紹介です。日本株は基本大型株を中心に分散投資しており、このやり方は間違いだと感じ始めています。それも踏まえそれぞれの銘柄の現在の株価推移、今後の方針などを書き留めたいと思います。
今日の記事は僕が保有している日本株の紹介とその購入のきっかけ、株価推移と今後の方針の続きです。
2018年6月時点の保有株はこれで全てです。僕が保有している日本株の銘柄紹介(1/2)で書いたものよりも比較的最近購入した銘柄が多いです。
億り人にはなれないと自覚する僕の保有する銘柄そのものは参考にならないと思いますので、保有期間の教訓等の考え方の部分で少しでも参考になれば幸いです。
スタートトゥデイ
ファッション系ECを手掛けています。ZOZOTOWNの会社と言えば皆さん分かると思います。ZOZOTOWNで服を買ったことがある人も多いのではないでしょうか。
ファッションブランドと消費者を(主に)ネット媒体で繋ぎ、出品者からの手数料を収益の中心としています。
このようなElectric Commerceのビジネスモデルは利益率が非常によく、同社のROEは驚愕の57%です。
ZOZOTOWNはファッション系のECとしてのブランドを確立しています。
ここ最近は非常に好調ですが、チキンレース感が出てきました。割安感は薄れてますが上がってる最中は売りづらいですね。
ファッション好きで応援したいと言い訳してもうしばらく保有します。
エニグモ
スタートトゥデイと同じくファッション系ECの会社です。こちらはbuymaを運営しています。我ながら分散投資になってませんね。
この銘柄は僕の持つ唯一のマザーズ銘柄であり、昨年の中間決算を機に大きく売られました。
最近は戻ってきましたが、エニグモを通して感じた株式市場で書いたように、数ヶ月で株価が実に半分になるという、中小型株の怖さを教えてくれた銘柄です。
メルカリも上場しましたし、ファッション系はパイの広がりも期待できないので、こちらはそろそろ売ります。
日東電工
グローバルニッチを目指すNITTOのCMでお馴染みの日東電工は、今僕が期待している銘柄のひとつで、化学素材系のメーカーです。
化学素材は日本が世界に誇る業種のひとつだと思っていて、同社のフィルムはスマホの液晶などに使われています。
日東電工(6988)の株価が急落|決算の失望売りが濃厚にも書いたとおり、化学素材系の企業の株価はここのところ奮いません。
業績も悪くないのに売り込まれている感じがします。これは次の東ソーなども同じです。僕は同社の企業方針に好感を持っていますので、しばらくホールドです。
東ソー
日東電工と同じく化学素材系のメーカーです。塩ビのシェアが高く、中国での売り上げが伸びています。
最近の株価はご覧のとおり奮いません。
買い時として遅すぎたということでしょう。こちらも反転期待で保有します。
僕はこのような技術に裏付けられた企業が足元がしっかりしていて好きです。こういう考えは日本株市場ではあまり通用しません。
ローツェ
半導体・液晶製造装置などを製造しています。半導体製造用ウエハ搬送装置では世界シェアも高いです。
投資を始めた当初になんとなく買ったというのが正直なところですが、下の株価推移のとおり、数ヶ月で倍になったと思ったら一気に下がるという、これまた日本株の値動きの荒さを教えてくれた銘柄です。
こんな教訓ばっかりです。
この銘柄はNISA枠で保有しています。NISAで買うと売り時を逃します。日本の個別株はNISAで購入しない方が良いでしょう。
小松製作所
コマツは世界シェア2位の建機メーカーです。
1位は米国株のキャタピラーです。なぜかキャタピラーが売られるとコマツも売られるという、米国株と日本株の業種も含めた相関関係の存在に気付かせてくれた銘柄です。
建機メーカー世界2位のコマツの株価は今が買い時?|キャタピラーと比較しながら分析してみたで書いたとおり、割高感の強いキャタピラーとの株価連動性はマイナスポイントですが、コマツには期待しています。
最近の高値掴みをしてしまいましたが、こちらは決算も期待できると思っていて、追加投資(ナンピン買い)を検討中です。
下がってる株を追加購入することで、取得単価が下がりますが、株で儲けてる人の多くはこういうことはあまりしないそうです。
ダイヘン
こちらはいわゆるロボット関連銘柄の1つです。
ロボット関連銘柄はFANUCをはじめ、2017年に大きく株価を上げましたが、2018年に入り大きく下げています。
これは反動するだろと思って買ったら、さらに2段底という感じです。素人の考えは読まれてるなとつくづく感じました。
この銘柄も売り時を考えています。同時期に買った同じくロボット関連銘柄の不二越は泣く泣く損切りしました。
ロボット関連銘柄はロボット関連銘柄のダイヘン、第一四半期決算を受けて株価急落!やロボット関連銘柄|不二越(6474)でまたやらかしたに書いたとおり大きな損失を出しました。
まとめ
今日は前回に引き続き僕の保有する日本株をご紹介しました。
最近は(この記事を書いているのは2018年7月4日)貿易戦争への懸念から日本株は大きく下げています。
世界景気敏感市場と言われるだけあってトランプの一言やダウの値動きに右往左往し、2018年1月には24,000円だった日経平均もとうとう22,000円を切ってしまいました。
僕もここ数日は毎日10万円以上の評価損が累積していっているといった状況です。
大型株中心、言い換えればインデックス投資のような株の持ち方をしている以上、日経平均が下がれば損がでます。
このような投資の仕方では株で大きく儲けることはできませんし、日本経済そのものを信じれない僕は自己矛盾しているということになることにこうして整理してみて改めて気付きました(結構前から薄々は気づいてましたが)。
2回にわたってご紹介した日本株銘柄ですが、われながらちょっと多すぎだと思いますので、整理を進めたいと思います。
ただ、僕は日東電工とコマツはきっと上がると信じて、相場を支配する黒い力に負けずにしばらく持ち続ける予定です。