デジカメデビューを考えている方が最初に悩むのが、一眼レフカメラにするかミラーレスにするかではないでしょうか。僕がおすすめするのはミラーレスカメラです。今日はなぜミラーレスが良いと思うのかと、周りと差をつけるおすすめのセッティングを紹介したいと思います。
僕はカメラ好きだと公言できない程度のカメラ好きです。
僕は学生時代からずっとNIKON派で、今は一眼レフのD7000を持っています。
そして去年かねてから欲しかったミラーレス一眼を購入しました。機種はオリンパスのPEN PL7です。
目次
一眼レフとミラーレス一眼、どっちがおすすめ
一眼カメラデビューを考えている方の多くが、一眼レフにするかミラーレス一眼にするかで悩まれているのではないかと思います。
上記のとおり僕は両方持っていますが、その経験から、これからカメラデビューされる方にはミラーレスカメラをおすすめします。
一眼レフカメラとミラーレス一眼のメリット・デメリット
一眼レフとミラーレスの比較にスマホも追加してみます。
一眼レフ | ミラーレス一眼 | スマホ | |
画質 (センササイズ) |
⚪︎ | △ | × |
取り扱い (大きさ・重さ) |
× | △ | ⚪︎ |
シャッタースピード | ⚪︎ | △ | × |
画像加工の手軽さ | × | △ | ⚪︎ |
交換レンズ種類 | ⚪︎ | △ | × |
背景ボケ | ⚪︎ | ⚪︎ | × |
すごく荒っぽいですが簡単にまとめるとこんなところでしょうか。
これだけ見るとミラーレスは中途半端に見えますが、実際は、上の△は全て⚪︎よりで「ちょうど良い」のです。
僕がミラーレス一眼カメラを勧める理由
コンパクト・軽量だから、これに尽きます。
一眼レフカメラを持ち歩くということは、だいたいペットボトル2個持ち歩くことと同じくらいのインパクトです。
軽い気持ちで始めたカメラであれば、最初は嬉々として持ち歩いていても、しだいにちょっとしたお出かけには持ち歩かなくなる、ついには旅行にも持ち歩かなくなる、というパターンになりがちです。
なぜなら、カメラが主役になってしまうからです。
一眼レフカメラを持って出掛けるということは、写真を撮ることが目的という心境にどうしてもなってしまいます。
特にスペックに拘りがちな男性は、一眼レフに目がいきがちですが(僕もそうですが)、軽い気持ちだとカメラの面白さに気がつく前に挫折してしまうでしょう。
画質云々よりも構図が大事です。
シャッタースピードも飛ぶ鳥や走る動物を撮りたいという場面以外は特に問題になりません。
ファインダーを覗いて撮影するという優越感もすぐにどうでもよくなります。
標準キットを買うよりも、ボディ+広角単焦点レンズがおすすめ|実際の写真で比較(M.ZUIKO 17mm f1.8)
僕はオリンパスのPEN PL7を使っていますが、多くの人がカメラを買うときに標準キットを購入されると思います。
僕もそうでした。もし人と少し違う写真を撮りたいのであれば、レンズを変えることをおすすめします。
僕が使っているのはM.ZUIKO 17mm f1.8というレンズです。
細かい特徴は他のサイトで詳しく取り上げられているため、ここではこのレンズで実際に撮った写真を比較していきたいと思います。(なお、写真は圧縮してますので、画質はあまり参考にしないでください)
画角が広い|広角レンズの強み
自分が撮った写真を見て、なんかイメージと違うなぁ、狭いなぁ、と思ったことがないでしょうか。
デジカメで一般的とされる50mmレンズの画角は人間の普通の視野よりも遥かに狭いためこのように感じてしまいます。
広角レンズは風景を広く切り取ることができます。
焦点距離が云々という説明は他の方にお任せするとして、実際の写真で比較してみましょう。






同じ地点で撮影していますが、ご覧のとおり広く写っているのが分かると思います。これは狭い屋内にもかなり効果を発揮します。






右のカメラ+レンズも良い組合せだと思ってますが、画角という観点では、これだけの違いが出ます。
背景がちゃんとぼける|単焦点レンズの強み
背景ボケは一眼カメラの一番重要なポイントといっても過言ではないでしょう。
カメラに詳しい人はレンズに対してゴーストがどうとか歪みが云々、キレッキレだとか何言ってるか分らない批評をしますが、これは「あっ、すごいボケてる〜」と効果が実感できます。
言ったでしょう?僕はカメラ好きとは公言できない程度のカメラ好きです。






ご覧のとおり僕はお酒に関しては雑食です。ではなく、比較のとおりスマホではできないのがこのボケです。
わざわざ一眼で撮った写真を携帯に送ってSNSやInstagramにあげる人も結構いたりします。
逆光にも強いです。






また、自撮りにも良いです。






自撮りの画角はスマホの方が広いですが、被写体を際立たせることができます。
PENシリーズはPL-7以降Wi-fiで携帯に画像を送ることも可能だそうです。
これであなたもインスタ映えから逃れられない!かもしれません。
ちなみに標準レンズでもそこそこボケますが、単焦点レンズの方がよりボケます。
これは単焦点特有のレンズの明るさによるもので、f値が低いほど明るいレンズとなります。
この辺の説明も省きますが、f1.8というのはかなり明るいレンズに部類されます。広角による背景の広さも手伝って立体感がでます。
僕のセッティング
僕はコスパ重視の人間です。一般的に単焦点レンズ、広角レンズは高価なものが多く、それぞれ個別に買うのはためらいました。
そこで行き着いたのが、上のサンプルにも使用した以下のセッティングです。
OLYMPUS PENシリーズ + M.ZUIKO 17mm f1.8
上のとおりM.ZUIKO 17mm f1.8のレンズは広角単焦点のレンズです。広角な画角と単焦点による明るさという2つの特性を兼ね揃えたレンズです。
右に標準レンズを置いていますが、サイズはほぼ一緒です。
このセッティングの良いところは、万能なところです。
例えば旅先でどこに来たかを記録するよな風景写真には広角が活きますし、友達や家族などとの日常のひとこまをアップでとれば背景ボケが被写体を際立たせて特別な1枚に仕上げてくれます。
2018年時点最新のPEN PL-9の標準レンズキットは8万くらいなので、+2万くらいになります。個人的にはブラックボディにシルバーレンズがかっこいいと思ってます。
より安く入手したければ、中古市場を探すことをおすすめします。
僕と同じPL7のbodyであれば3万、レンズも3万くらいで出回っています。
僕はレンズを変えてから一度も標準レンズに付け直したことがありません。
ですので、標準レンズキットは確かにお得感がありますが、レンズを交換するつもりであれば最初からボディとレンズを別々に購入した方が割安となります。
まとめ
カメラはレンズを変えることで驚くほど写真の表情を変えてくれます。
どこのメーカのミラーレスカメラを選ぶかより、どんなレンズを付けるかということの方が仕上がりに影響が大きく、レンズを変えることによって他の人と差を付けることができます。
デジカメデビューを検討されている方で、一丸レフとミラーレスのどちらにしようか悩まれている方の参考になれば幸いです。