一流のサラリーマンの視点|二流、三流との違いとは

 今日は僕が会社生活の中で常日頃感じている、一流のサラリーマンの持っている資質とは何かについて感じているところを書きたいと思います。今日のテーマは一流サラリーマンの「視点」です。

 僕は一流とは程遠い月並みのサラリーマンですが、回りには一流と思える、尊敬に値する人達がいます。彼らは皆仕事に一生懸命に仕事に取り組んでいるのはあたり前ですが、その中でもやはり頭一つ二つ抜きん出ている人がいます。これは以前記事にしたような出世する人に共通する場合もありますが、必ずしも出世には結びついていない人でも一流だと感じる人はいます。

・出世する人の特徴をまとめてみました。

一流の定義


 そもそも一流のサラリーマンって何なのよって疑問もあろうかと思います。仕事ができる人が一流なのか出世した人が一流なのか、あえてここではその定義にはふれません。完全な僕の主観です。そう、好き勝手に書いています。
 ただ今回は「視点」という漠然としたテーマとすることで逆にある程度業種等を問わず共通的に通じる素養としてまとめることを心がけました。

三流の視点|何事も自分が中心

 三流の人は全てにおいて物事を「自分視点」で考えます。これは会社組織に勤めるサラリーマンとして致命的な発想です。このような人によくある特徴に下記のようなものが挙げられます。

自分の考えを押し付ける、人の話を聞かない

 この傾向は少し年配の方によくみられます。今まで自分がやってきたこと、経験だけが物事の判断基準となってしまうタイプの人です。自分の中の成功体験が全て正しいと考え、後輩や周りにそのやり方を押し付け、周囲の意見に耳をかそうとしません。頭の中で結論ありきになってしまっているため、これらの方々との折衝にはいつも骨を折ります。
 ビジネスの環境は日々変化しており、従来のやり方がいつまでも通用するはずはありません。将来自分も老害と言われないためにも、常に先入観を排除してフラットに周りの意見を聞くということを心がけたいです。

自分の意見と組織の意見の区別がない

 上とは逆にこれはどちらかというと若手で、少し自分の仕事に自信が付き始めた人によくある傾向です。
 個人的な相談に対して自分の意見を言うのは問題ありませんが、客先や目上の人への対応、会議の場でこれでは困ります。逆に若いうちから自分の意見と組織の意見をしっかり区別して会話をできる人は、そういう視点が備わっていることが分かり、周囲や上からの信頼を集めます。

相手を自分の土俵に引きづり込む

 専門職の人にありがちなパターンです。専門的な知見はどの会社でも重宝されますし、その人の努力の成果ですので専門分野を持つことはとても大切です。専門職には純粋な人が多いような気がしますが、これがひねくれてしまうと、手のつけられないタイプに変貌します。
 会話の相手を自分の土俵に引きずり込み、知識をひけらかしてその分野に明るくない相手を貶める、相手を論破する、自分を優位に立たせる、ということが目的となってしまい、建設的な会話が成り立たなくなるパターンです。

発言のバランスを考えない

 これは残念なおしゃべりタイプの方です。周りの雰囲気を無視して、自分の思ったことをそのまま口に出します。で、結局何が言いいたいの?と思われるような発言は控えた方が無難です。
 1対1の会話であればまだ良いですが、会議や打合せの場合、主催の意図、参加する人数、役職の立場、設定時間、等々から、席についた瞬間に自分に割り当てられる発言時間をおおよそ感じ取らないといけません。自分の上司等が参加している場合は気を付けましょう。こういう所でその人の資質が見られています。
 時には沈黙を耐えられる能力も大事です。

 これらはほんの一例ですが、三流と思われないためには、会社組織において「個人」でいられる場所はないということの自覚が必要です。

二流の視点|お客様視点

 「お客様視点」はよく一流の素質として言われることが多くその通りだと思います。ここであえて二流としたのは、お客様視点「だけ」になっている人がいるためです。

お客の言いなりになる人

 これはイケイケ系の営業職の方にあてはまるケースが比較的多いです。ビジネスの場では客先から、価格をもっと安くしろ、納期を短くしろ、スペックを変えろというような要求を受けることは多々あります。これに対しお客様の要望だと言ってただただ応じるのは一流とは言えません。
 無理を聞いてくれると、客先には好かれますが、その裏で社内では、あいつは無茶苦茶な仕事を取ってくるという悪評をたてかねません。製品もしくはサービスのQ,C,Dに対する変更は会社組織のあらゆる部門に影響を与えるという意識が低いとこの傾向に陥ります。
 お客様目線だけで物事を進めようとすると、意外な所から反発を受けることがありますので注意が必要です。

ビジネスとしての観点が抜けている人

 これは企画職の方に当てはまることがあります。客先の要望に応えるため、もしくは潜在的なニーズを引き出すため、新たな製品やシステムの提案の立案など、物事を発想する能力には長けているのですが、それがどのようにして会社に利益をもたらすか、という視点が欠如している場合があります。
 絶対に客先にとっていい提案なのに上司や会社は分かってない!と飲み屋でくだを巻く前に、データや数字などで客観的にどう会社に利益をもたらすかということを説明することを心がける必要があります。
 このタイプは自分の内から溢れ出るアイデアに自分で陶酔し、マクロな視点が欠如しているがため周りの同意を得られず、独りよがりに映る場合があります。

 お客様視点はとても大切なことですが、もう一歩踏み込んだ客先視点が必要です。

一流の視点|会社の未来に立った視点

 一流の人は上で書いた二流、三流には当てはまらないのは当たり前で、組織の目線、客先の目線を兼ね揃えた上で、「会社の未来にたった視点」を持っているように思います。常に5年後、10年後の会社の姿を思い描いています。
 僕のような二流以下のサラリーマンは、目の前の仕事に追われて数年先まで考える余裕がありません。これらの人と話をすると視点が違いすぎて会話が噛み合わないというようなことも多々あります。
 これはビジョンと言い換えてもいいかもしれません。未来から逆算して今すべきことは何かという目線で仕事を見ています。これらの人はビジョンの違いや目の前の仕事への取り組み方針の違いから組織内に敵も多かったりします。もしかするとそのビジョンは間違っているのかもしれません。それでも会社組織を率いていく一流のサラリーマンは常に将来の会社の姿という視点を持っている必要があるように思います。

まとめ

 今日の内容はあくまで僕の主観であり、さらに会社という組織での話ですので、例えば起業する人やフリーランスで活躍する人には全くもってあてはまりません。むしろ個人で成功する人は尖っている人の方が多いように思います。
 ただ、多くの方がなんらかの組織に属すると思いますので、10年そこそこサラリーマンしている人にこのような見方をされるんだなっていう参考になれば幸いです。