エニグモを通して感じた株式市場(その1)

 僕は日本の個別株式への投資に関しては基本大型株、言い換えると東証1部上場企業を中心に投資しています。
 エニグモは僕の持つ現在唯一の東証マザーズ上場の会社です。今日はエニグモ株を購入するに至った考えとその後の株価推移から学んだことなどを書きたいと思います。

エニグモとは

 エニグモという会社をご存知ない方も多いかと思いますので、簡単に説明します。
同社はファッション系のEC(Electronic Commerce)を手掛けており、バイマという通販サイトの運営を事業の主軸としています。バイマは同社HPに以下のように紹介されています。
「445万人以上が利用する、海外ファッション通販NO.1サイト」
 2012年から東証マザーズに上場しており、近年は海外展開に積極的に取り組んでいるようです。
 バイマという言葉は聞いたことがある方も多いと思いますが、例えば同じファッション通販サイトのZOZOTOWNや今はやりのメルカリと何が違うのかを簡単に整理しておきましょう。
 ZOZOTOWNは、日本の大手ブランドを中心に取り扱っており、BEAMSやJournal standardといった有名なショップの商品を購入することができます。いわばB to Cの仲介を行うビジネスです。
 メルカリは国内の消費者同士の売買、C to Cのビジネスモデルです。
 ではバイマはと言うと、海外に在住するバイヤーから国内の消費者が直接購入するB to CもしくはC to Cの形態であり、取扱い商品は当然、海外ブランドが中心となります。
 このように同じファッション系ECではありますが、その事業の中身は異なっています。いずれも売り手と買い手を繋ぐというサービスに対する手数料収入を収益源としており、手数料ビジネスは収益性が高いビジネスモデルだと考えます。

 ちなみにZOZOTOWNは東証1部のスタートトゥディが運営しており、メルカリはこの記事を書いている2017年10月現在未上場です。

僕がエニグモ株を買った訳

 僕は大学時代ファッションにはまりました。一時期は学生時代の行動拠点となっていた神戸三ノ宮のガード下の古着屋や元町トアウエストあたりを毎週末ウィンドウショッピングし、バイト代のほとんどを洋服代に使っていてました。卒業するころには三ノ宮周辺でどこにどのブランドを扱っているショップがあるかほぼ全て記憶していたほどです。
 その頃ぼんやりと思っていたのが、ネットの世界に現実に近いようなファッションショップがあったらいいな、ということでした。特に田舎に住んでいて気軽に大都市に行けない人でファッションに興味があ人には便利だろうと思いました。
 これを具現化しているのがZOZOTOWNやバイマです。投資をするようになって、自分が好きだった分野ということもあり、同社の株を買おうと思いました。もちろんECという収益性が高いビジネスモデルも魅力です。
 学生期間含めて10年以上毎月かかさずMens’s NONNOを買っていた僕も、東京転勤を機に平日はスーツオンリーなため、私服でオシャレをする機会がめっきり減りましたが、当時の僕がそうであったように(主に)若者のオシャレへの興味はなくなることはないと思い、エニグモの株を購入しました。

僕の思うエニグモの強み

 海外ブランド製品を安く購入できることです。
 例えば、MONCLERのダウンジャケットはブランド認知が進み、国内のセレクトショップの大多数で扱われるようになりました。僕も大学時代に1着購入しましたが、忘れません。8万8千円でした。僕が学生時代に買った服の最高額です。ちなみに次点はSOPH.のジャケット7万円です。今は更にブランド力がついたのか分かりませんが、当時以上の価格で取り扱われています。こんな価格で取引されているのは日本だけではないかと思います。僕を含め日本人はブランドに弱いです。
 バイマは海外のバイヤーから直接購入するので、日本のセレクトショップの相場よりも安い価格設定が多いです。当然バイマ出品者同士の価格競争もあります。世界市場における適正価格で海外製品を購入できるというのが、同社のサービスの強みと思います。COACHのバッグとかも百貨店価格の2/3くらいは当たり前です。
 「MONCLER・通販」とかで検索すると、格安の怪しいサイトもでてきます。バイマは自身の信頼性のためにも当然偽物業者を厳しくチェックしていますので、購入者にとっての安心感というのも大きなメリットの1つと思います。

まとめ

 今日は僕がエニグモ株を購入した経緯等について書きました。

 本当は9月中旬に大きく下落した同社株から中小型株の値動きに関して思ったところまで書きたかったのですが、エニグモに関する導入部分で一回区切りたいと思います。計画性のないブログですみません。

 目に見えた景気改善がなかなか感じられない中、個人的にはファッション業界自体は苦しい時代だと思っていますが、ECサービスの仲介料によって利益を得るというビジネスモデルは利益率も高く、確固とした地位を得たブランドは強いと思います。
 エニグモへの懸念は、円安が進むほど相対的に海外製品は国内の消費者には高くなるということ、国内のファッション市場全体は大きくならないだろうことから、事業形態は違えど、同じマスの中でパイを取り合うZOZOやメルカリといった同業他社や新たにEC事業へ参入してくる企業と熾烈な競争が強いられること、です。
 同社もそのことが分かっていて海外の消費者を取り込むことに力を入れていると思いますので、更なる成長を信じて保有し続けようと思います。ZOZOと業務提携とかあると一気に上がったりするかも、とかやましい思いもありつつ。