僕が投資を始めたのは2016年9月ですが、当時僕はどの業界が今後成長余地があるだろうかと、今よりよほど純粋に考えていました。
その時考えた1つが婚活業界です。晩婚化が進む現在の日本ですが、ネット調査やニュースでも、皆結婚したくない訳ではないというのが透けて見えますし、実際そうだろうと思います。婚活パーティを企画、主催する会社は多数ありますが、上場企業となると、ほとんどありません。その1つがIBJです。
男性も女性も30歳を過ぎると出会いの機会がめっきり減ります。気軽に合コンに参加できる年齢ではありませんし、そもそもお誘いがありません。オシャレなカフェで一人小説を読んでるふりしても誰も声なんかかけてくれる訳もありません。そんな状況の中で婚活に辿り着く方は多いと思います。
IBJの婚活パーティ|パーティパーティ
婚活パーティで有名なところでは、エクシオやシャンクレール、パーティパーティ、ホワイトキーなどがあります。IBJは、パーティパーティを主催する会社です。婚活パーティ以外にも合コンセッティングサービスなどもやっています。
IBJ株を買った理由
婚活・結婚に関連する企業はたくさんあります。例えば、以前記事を書いたリクルートはゼクシィを運営しています。ただ僕が注目していたのは、婚活をその企業のサービスの一部として扱っている企業ではなく、出会いの場の提供に特化した企業でした。
出会いから結婚式までトータルに、川上から川下までを一貫に提供する会社もありますが、所得がなかなか増えない中、地味婚やナシ婚などの流行から分かるように、結婚式という行事でひと昔前のような利益は得られないと思います。写真撮影追加に10万円という価値を感じなくなった人が増えている時代において、「結婚」をビジネスの主力と置く会社はジリ貧になっていくのではいかと思いました。さらに少子高齢化の進行は進む中、今後10年以上に渡って、絶対的に結婚式の数は減っていくという事実があります。
このような思考過程から、僕は出会いの場の提供に注力している会社に投資しようと考えました。
そしてたどり着いたのがIBJです。冒頭にも書きましたが、婚活パーティ主催会社で1部上場企業は僕の調べた限りIBJだけでした。
IBJの株価
IBJのここ2年の株価推移をマネックスさんから引用します。
一見きれいな右肩上がりに見えますが、僕が購入したのは2016年10月14日の株価661円の時です。ご存知のとおり11月からトランプラリーが始まりますが、IBJはトランプラリーに反して半年間ひたすら逆行安で500円ちょっとまで落ち込みました。さすがに一時は同じような株価推移をした九電工と一緒に手放そうかとも考えました。
IBJ株は100株から購入できます。今の価格でも10万せずに株主になれます。僕は一点集中投資はしませんので、100株のみしか持っていませんでしたので、気長に見てやろうと放っておきましたが、一点集中の投資をしていたら株価が500円くらいになった時点で耐え切れなくて売っていたと思います。
婚活中の独身男子にはすごくお得な株主優待
IBJは株主優待として同社の提供する婚活パーティへの無料ご招待券を提供しています。しかもこれを3月と6月の年2回です。男性が同社が主催する婚活パーティへの参加費用は5,000円くらいですので、年間1万円相当となります。株価は現在でも9万円しませんので、これはリターンで考えるとかなり大きいです。東証1部上場ですのでよっぽどのことがない限り数年で倒産という心配もありませんし、僕は株価もまだ上がるのではないかとみています。
ちなみに女性の参加費は2,000円前後ですので、リターンでみると目減りします。そもそも既婚者の方には意味のない株主優待のようですが、「ご家族、ご友人、知人でも使用可」との記載がありましたので、例えば適齢期のお子さんがいらっしゃる方は、株主優待もったいないから使ってみたら?と勧めてみられるのもいいかもしれません。
——–2018年5月追記———
2017年度の決算発表時に、上記の婚活パーティへの参加券の株主優待制度は2018年6月をもって終了するとのアナウンスがありました。有名投資家の桐谷さんがテレビ番組で同株主優待を利用したそうですね。知名度が上がって売り上げにならない優待での参加者が増えすぎたのかもしれません。
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まとめ
今日は婚活業界に注目して、僕が投資初期から保有しているIBJについて紹介しました。僕は婚活業界(結婚業界ではないですよ)はまだ伸び代があると思っています。使ったことはないですがpairsなどに代表されるネットでの出会いが増えているのは同社の脅威と思いますが、やはり対面の安心感のニーズはなくならないと思います。
10万以下で始められる株でかつ(婚活男子には)リターンも大きく、投資のとっかかりにおすすめしたい株の1つです。