スーツはサラリーマンの戦闘服。仕立ての良いスーツをビシッと着こなし颯爽と街を歩きたいものです。本ブログの趣旨とずれますが、先日オーダーしていたスーツが仕上がってテンションが上がったこともあり、オーダースーツの魅力について書きたいと思います。
ひと昔前は敷居が高かったオーダースーツですが、近年は僕たち一般庶民にも十分手の届く手頃な価格帯のものも増え、馴染みが出てきたように思います。
とは言え、僕の会社でオーダスーツを着ている人はほとんどいません。50人に1人いるかいないかです。何故分かるのかというと、見れば分かるからです。
学生時代は私服でいくらでもオシャレを楽しめましたが、社会人になって皆同じようなスーツを着ることをつまらなく感じている人にとって、オーダースーツは会社に文句を言われずオシャレを楽しめる素晴らしいツールです。
ファッションに興味のない上司には普通のスーツに見え、オシャレに心得のある若い人や女子たちには、おっ、スーツ姿きまってるね、と言われるオーダースーツの魅力をお伝え出来ればと思います。
目次
オーダースーツの魅力
自分の体型にフィットした形=スーツが似合って見える
採寸して個人の体型に合わせて作られますので、体にフィットします。
これにはスタイルを良く見せる効果があります。もう少しかんたんに言うと少し足が長く見えます。
既製品のスーツは細身、標準、太め、くらいのパターンは用意されていますが、やはりどれも着てみて違和感がある部位がないでしょうか。
僕の場合は太ももがそうでした。学生時代体育会系の部活に所属していたこともあってかか、他の部位に比較して太ももが太めです。ですので既製品のスーツを購入する際は、ここがネックになります。
ジーンズを買う時も同じですが、ウエストは合うけど太ももがパツパツになるため1サイズ上を選ぶことがよくあります。
そしてそうやって選んだジーンズはなんとなくお蔵入りになることが多いです。
スーツの場合も太もも基準で選ぶと背広がイメージより1サイズ上になり、丈が長くなるのが気になりました。
逆に、例えば身長180cm、体重65kg、股下90cmとか恵まれた体格の持ち主で、何気なく買ったリクルートスーツがMen’s Nonnoのモデルばりに似合ったりしてしまう人は、オーダースーツより、同価格帯のブランドスーツを買った方が間違いなくコストパフォーマンスがいいです。
基本はウール100%生地であるため質感がよく、着心地もいい
オーダースーツは基本、ウール100%のものが多いです。既製品のほとんどはポリエステル混合で、ウール50%,ポリ50%が一般的です。
最近はオーダースーツでもポリ混合の生地も選べるようになってきました。
これはオーダースーツを身近にするよい試みだと思いますが、質感、着心地という観点ではウール100%のものが断然に良いです。
ポリ混合の生地は耐朽性に優れる反面、生地が固く艶もありません。
スーツ量販店で見るとおり、明るい色目の生地はなく、触った感じもゴワゴワします。
撥水性がいい反面、汗が内側にとどまり、夏場は蒸れます。ウール100%でも夏場は辛いですが、内に籠る感は少ないように思います。
生地を選んで自分専用の一着を作るという満足感
オーダースーツの真髄はここです。
生地から自分で選んで自分専用のスーツを作る、この自己満足です。
特に生地選びはオーダースーツの醍醐味です。生地についてはもっと詳しく次回書きたいと思います。
気付いてもらえる喜び、優越感
ついさっき自己満足と書いたばかりですが、やっぱり誰かに気付いて欲しいのです。
いいスーツ着てるねって言って欲しいのです。
冒頭書いたとおり会社の同僚にしろ上司にしろ男性のほとんどはスーツに興味がありません。
ただ、意外と女性は見ています。
たまに話す女性社員はそこそこの確率で気付いてくれました。
やはり女性の方がオシャレへの感度が高いです。
合コンとかにオーダースーツで行くと少しポイントアップすると思いますよー。
自分から自慢したらダメですけど、ネタにもなると思います。
オーダースーツに最低必要な予算
ポリ混合のオーダースーツ
ポリ混合のオーダースーツは最低3,4万くらいです。
僕の知る限りGlobal Styleのオーダースーツの2着4万8千円(1着2万4千円)、Hanabishiの初回限定割引の3万9千円などがそうです。麻布テーラーは僕が買った4万9千ラインは国産ウール100%だったので、その下の3万7千ラインは多分ポリ混合です(麻布のこのラインは実物未確認です)。
ウール100%のオーダースーツ
ウール100%でオーダースーツを作る場合、一般的には5万円から、という感じです。
ただし、ウール100%の生地は値幅が凄く大きいです。例えばロロピアーナやゼニアと言った生地であれば、10万どころじゃ済みません。スーツの価格は生地で決まります。
次回に詳しく書きますが、僕の経験上、5万台の生地は全て国産の生地です。
イギリス、イタリアといった海外製の生地は選べません。
そして見栄っ張りな方にはここが重要なのですが、はっきり言ってぱっと見でいいスーツと分るのは、海外生地です。
国産生地にも良いブランドが出てきていますので少し荒っぽい表現ですが、一般的にはこう思ってもらって問題ないでしょう。
これはお店で実際に生地を手に取ってもらえば分ると思います。
まとめ
今日はオーダースーツの魅力と値段について書きました。
次回は一番大事な「生地」についてもう少し掘り下げたいと思います。
スーツに、これはオーダースーツですって書いてある訳ではありませんし、それに気付いてくれる人も少ないので、やはり自己満足だと思います。この自己満足にどれだけ投資できるかということです(無理やり投資に絡めて〆てみました)。