ギャンブルは分かるけど投資はイマイチよく分からない、そんな方に向けて投資の市場をギャンブル、主にパチンコ・パチスロで表してみたいと思います。
僕と同じくギャンブル好きの方でこれから投資の世界に足を踏み入れようとされる方に、僕の経験から直感的に市場のイメージを持ってもらえればと思います。
この記事はギャンブルやらない人には意味不明だと思いますので、読み飛ばして下さい。
目次
投資の世界をパチンコ店と見立てると
まずはホールの種類です。
投資の世界にどのようなホールがあるかとかというと、大きく分類すると株式市場と債券市場という2種類のホールに分類されます。
また、それぞれが、国内、先進国、新興国の3つの島に分かれています(不動産やコモディティなどは今回は触れません)。
投資と言うと「日本の株」をイメージされる方が多いですが、実際に個人投資家と呼ばれる人たちのほとんどは、国内の株式市場に生息していて、株で勝った負けたという話が耳に入りやすいのもそのためです。
これらのリターン(=リスク)は、一般には、株式市場がハイリスク・ハイリターン、債券市場がローリスク・ローリターン、またそれぞれは新興国>先進国>国内の順にリスク・リターンが大きいと言われています。
リスク・リターンは表裏一体なので、リターンだけ高いというおいしい話はありません。
これは一般論ですが、それぞれの市場に対する僕の体感をギャンブルで表してみたいと思います。
日本株=低〜中間設定のAT・ARTスロット機
日本株はその値動きの荒さから、スロットのAT・ART機という表現が一番しっくりきます。そして残念ながら低設定〜よくて中間設定という印象です。
波にのったら爆発しますが、逆にハマる時はとことんハマります。
近年投資で1億円の資産を築いた人などが注目されていますが、間違いなく日本株によるものだと思います。そしてその裏に何倍も負けた人たちがいるのも事実です。
先進国株(アメリカ)=たまにハマる高設定のジャグラー
米国株は高設定のジャグラーです。下図は過去10年のダウ平均です。
リーマンショックの時に大きく凹みましたが、その後10年かけて3倍くらいまで上がっています。
米国株も個別銘柄は変動が大きいですが、ETFであればほぼダウと同じような値動きをします。
・関連記事です。
投資初心者が選ぶべき米国ETFは
新興国株=ストックを溜め込んでる期待があるがゲーム数不明のストック機
新興国はその潜在的な成長性から、ストック機を連想します。
ただし、新興国は通貨の価値が不安定であったり、投資の法整備が未成熟であったりしますので、値動きは荒く、日本株と同じようにボラティリティは高いといえます。
なお、一部の証券口座、銘柄を除き個人投資家が直接新興国の企業の株を買えるケースは少ないため、投資信託か米国のETFを経由しての保有になります。
僕は米国ETFのVWOを少しだけ保有しています。
日本債券=ボーダーぴったりの甘デジ・遊パチ
日本国債はリスクもリターンも控えめなボーダーぴったりの甘デジです。
日本はここ数年の超低金利政策により国債利回りはほぼゼロです。非常に安定した投資先と言えば聞こえが良いですが、これなら定期預金の方がまだましで、日本の国債は買う理由が見当たりません(定期預金も0.2%とかなので僕はしませんが)。
先進国債券=ボーダーちょっと越えてるライトミドル台
先進国の再建は日本の再建よりちょっとリスク、リターンが高いライトミドルのパチンコ台という感じです。
こちらも投資信託経由で買うケースが多いですが、各国の政府等が発行しているソブリン債などは比較的安定した値動きを期待することができます。
新興国債券=釘がぐらぐらしてるパチンコ台
新興国の債券はよりリスク・リターンが大きい商品です。ハイイールド債と呼ばれる高金利の債券などが利回りも高く人気があるようです。
ただ、金利が高いということは新興国は信用リスクが高いということとイコールであり、仮にその国がデフォルトのような事態になれば債券価格が大幅に下落することになります。
ちなみに僕が持っている新興国債券の投資信託は10万円が1年ちょっとで10万5千円になりました。
世界経済は比較的安定していてこのくらいの感覚のものです。
株の1日の値動きと比べると、ギャンブル好きには債券は物足りないと思われるかもしれません。
まとめ
僕の感覚をまとめると以下のとおりとなりました。
・日本株=低〜中間設定のAT・ARTスロット機
・米国株=たまにハマる高設定のジャグラー
・新興国株=ストックを溜め込んでる期待があるがゲーム数不明のストック機
・日本債券=ボーダーぴったりの甘デジ・遊パチ
・先進国債券=ボーダーちょっと越えてるライトミドル台
・新興国債券=釘がぐらぐらしてるパチンコ台
あなたはどの台がお好みですか。
投資はギャンブルと違い複数の対象に同時にお金を賭けることができます。自分の資産をどこにどのくらいの割合で賭けるのかを決めることを、アセットアロケーションとかポートフォリオとか言ったりします。
投資先を分散することでリスクを分散させることにもなります。
—-2018年5月追記———
・関連記事です。
もし僕が投資信託だけで5百万円を投資信託だけで資産運用するなら
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