実際に投資を始めるには証券口座が必要です。証券口座はスロットのメダルサンドと同じく僕たちのお金と投資する市場とを繋いでくれるものです。
証券口座は店舗型の他にネット証券があり、手数料等の差を考えるとネット証券しか選択肢はないと言っていいでしょう。
株も債券も、ネット証券ならばいつでもどこでも、本当に3クリックくらい、1分で買えてしまいます。
店舗型のメリットは窓口で相談できる点ですが、手数料が高く(人件費がかかるので当たりまえ)、そもそも証券会社の方々は相場のプロではなく、投資者の手数料で儲けている人たちなので、結局店側にメリットの高い商品を勧めてくるだけ、と僕のようなひねくれ者は考えますし、この考えはビジネスの立場で考えれば大きくは外れているはずがないと思います。
一方ネット証券ですが、多数の比較サイトがあるので、詳しい比較はそちらを参考にして頂ければと思いますが、僕の使っているメインの証券口座は、マネックス証券です。たまたま友人が使っていたから操作方法とか教えてもらうのに便利というのが正直な理由で、フラットに見ると、業界最大手でもあるSBI証券が一番バランスが良さそうな気がします。
ただ、マネックスで口座を使っていて特に不満もなく、また明確な以下の理由で、乗り換えはしない予定です。面倒ですしね。
1.米国株の取引ができる
2.分析ツールが便利
3.IPO株の抽選が公平
米国株の取引ができる
ネット証券で米国株を取り扱っているのはマネックス証券の他は、SBI証券と楽天証券の2社だけです。楽天証券は手数料がマネックス、SBIよりかなり高いので、僕のように米国株を投資対象に含めるならば、この時点で実質2択になります。手数料が少し前まではマネックスが1番安かったですが、SBIも同額まで下げてきました。
取り扱い銘柄はマネックスの方がSBIより多いですが、アメリカの小型株とかまで手を出すつもりはないので、ここの評価はイーブンと言っていいでしょう。
ただマネックスは米国株取引の先駆けだけあって、取引条件とかも細かに設定できるようになっているので、米国株だけで見ればマネックスに軍配が上がるでしょう。
分析ツールが便利
これはSBIの口座を持ってないため比較していないので何ともいえませんが、マネックスの株の条件検索とか画面表示の見易さは慣れの問題かもしれませんが、よく出来ていると思います。
IPO株の抽選が公平
IPO株は非常に魅力があります。ただ、IPO株とはで書いたとおり、みんな欲しがります。この申し込みに対する抽選が平等なのが、マネックス証券とSMBC日興証券くらいだった思います。SBI証券は申し込み数が多い程当たる確率が高くなるシステムなので、お金持ちしか当たらないシステムです。一応、抽選に外れる度にポイントが加算され、たまったポイントを使うとIPO抽選に当たりやすくなるシステムがあります。昔あったパチンコ店の来店ポイントためれば設定6が打てます、みたいなもんかなと。
ただ、IPOの扱いは各社変わったりしてきてるみたいなので、IPO重視の方は各社の最新情報をチェックした方がよいと思います。
まとめると、米国株に興味があって、IPOも平等に抽選して欲しいという方にはマネックス証券、米国株は興味あるけどけどIPOは興味ないもしくは逆にポイント貯め続ける根気のある人にはSBI証券が最適解と思います。両方興味の無い方は、好きにして下さい。
逆にマネックスがSBIに劣っている点は、取引が高額になった時(30万以上くらい)の国内株の売買手数料です。国内株は最小売買金額が30万円を越えるものも多数あり、最初にSBIがバランスがいいかなといったのはこのためです。
ただ、手数料の差以上に値動きが支配的ですので、デイトレーダーのように1日に何回も取引するような人でなければあまり気になる差ではないかなと個人的には思います。
あっ、最後に、証券口座の開設は「特定口座」を指定しましょう。他に「一般口座」も選べますが、一般口座の場合、株で利益が出たら自分で確定申告しないといけません(しないと犯罪になっちゃいます)。特定口座の場合は証券会社がやってくれます。僕が申し込みのときに、えっ、何これどっち?と思ったのでねんのため。